ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

認知症サポーター講座を受けて 2

2019-07-27 09:01:52 | 健康・病気
<neW 告知!>

    1か月以内に
      「太陽の自分エクササイズ 凝縮ヴァージョン」
                          をリリースします!

  「太陽の自分エクササイズ」はこちら→

   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、凝縮版は徹底的に自己受容について深く落とし込みます。
   

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<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
追加! 7/29(月)   10:00~13:30 残席1名様参加費:¥15000(税込)
[内容]
 ・色からのメッセージ
 ・色の性質
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます)
8/3(土)   13:00~17:00   満席
8/7(水)   13:00~17:00   満席

 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

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 オルゴナイトセラピー モニター様募集!

 
 4/25(木)~  初回1回に限り

   オルゴナイトを使った「オルゴナイトセラピー」をリリースします。
   それに先立ちまして、モニター様を募集いたします。
   詳しくはこちらをご覧ください。  
     ↓
    https://peraichi.com/landing_pages/view/w51w1
   
   レギュラーリリースにあたって  1セッション(60分予定)・・・・¥11000
          を、
                   1セッション(60分予定)・・・・¥ 3000
           にてご提供いたします!

   「オルゴナイトセラピー」でわかることは、

      *あなたを取り巻く今の状態(仕事、恋愛、人間関係etc.などの現状がどうなっているか)
      *あなたの将来は?
      *自分の潜在的可能性のチェック

              などです。

   <お申込み・お問い合わせは>

         chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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昨日の「認知症サポーター講座」を受けてきました、という記事に1つ訂正というか、補足したいことがあります。
私が「認知症サポーター講座」に出たのには、認知症の人が陥る症状の基本のキを知ることにより、
「あぁ、こういうことを言うのはこういう気持ちから来ていることなんだろうなぁ」
とこちらが推し量れるようになるためでした。
そしてそれでいくと、寸劇1で行われた、
「私の財布がなくなった! 嫁が盗んだに違いない!」
というものについての解決策が劇中では、こちらが先に見つけ出しても、本人が見つけるように画策してやる、というものだったのですが、それについては、では、自分で見つけても、
「こんなところに私が入れておくはずがない。やっぱりお前がやったんだろう!」とか、
「嫁や娘に矛先がいくうちはまだいいが、近所の人が盗んだとか言い出したらどうしたらいいんだろう?」
ということについてはわからなかった、と書きました。
それがわからなかったというのは、「認知症になるとやたら人を疑うようになる」という症状がどういう奥底の気持ちからきているのか、という説明がなされなかったからです。



しかし、寸劇2のここが自分の家なのにもかかわらず、
「自分の家に帰りたい」
とダダをこねだす、という症状についてはよくわかりました。
これが今日は言いたい。
どうしてこういうことを言いだすか、というと、昨日も書きましたが、認知症患者は自分が“以前の自分ではないということをちゃんと認識している”ので、これからどうなっていってしまうんだろう・・?という不安を常に抱えており、いつもそんな想いがぬぐいきれないがゆえに、夕方になりあたりが薄暗くなってくると郷愁の想いに駆られ、寂しくなってきてしまうんだそうです。
だから、記憶の境目もあいまいになってきていることと相まって
「自分の家に帰りたい」
と言い出すんですね。



このように大元がどこから来ているのか、という本人の気持ちがわかれば、もし寸劇のとおりにならなくてもある程度、自分でこうしたらいいのでは・・?というバリエーションが効きます。
寸劇では、タクシーを呼ぶふりをして、そしてそのタクシーの配車に1時間以上もかかるんだって、今日はもう遅いからうちへ泊っていけば? という持っていき方でしたが、もし、
「じゃあ、タクシーじゃなくて歩いて帰るからいい」
などと本人が言ったとしても、
“何が何でも帰りたい、という気持ちから少しでも気持ちをそらす”
“寂しい思いをさせない”
“とにかく朝を迎えさせてやれば、多少気持ちもまた晴れやかになり、自分の家へ帰りたいと言ったことも忘れている”
のだろうなぁ、という推測が成り立ちますので、
「あ、○○子(認知症患者の孫とか)がおばあちゃんともう少し遊びたいって言ってたよ」とか、
「おばあちゃん、ちょっとどうしてもぬか漬けがうまく漬からないんだけど、教えてくれない?」
とか、本人のプライドを傷つけないようにして、時間をやり過ごす手を考えればいいということになりますよね。
・・・まぁ、こうは言ったとて、みんな忙しいからなぁ。
なかなかかかりっきりになれないんでしょうねぇ。



だから、介護施設に預ける、という他人の手を借りるということになるんでしょう。
これも最近では、
「他人の手を借りることに罪悪感をおぼえる必要はなにもないのよ。どんどん他人の手を借りましょうよ」
という考えが根付いてきて、ご近所の目などもそれに対して批判的であるなんてことも無くなってきているとは思いますが、今朝、また悲しいニュースを目にしました。



ある介護施設に入居していた90代の認知症が入っている女性が、もう身体が弱ってきているので車いすから立ち上がっちゃいけないよ、と職員に言われているにもかかわらず、認知症のためそれを忘れてつい立ち上がってしまうんだそうです。
そうすると、その人に手がかかる。
人が足らないので、それにイラついた20代の職員が、その90代の女性を這いつくばらせその上に馬乗りになり、
「今度やったら、こういうことになるからな! もう2度とするなよ!」
と叱りつけた、と言うのです。
90代の女性はひたすら
「ごめんなさい。ごめんなさい。もうしません」
と謝っていました。
・・・刑務所でもこんなひどい仕打ちを受けることはないのじゃないか、と思いました。
ちょっとひどすぎる、と思った別の職員がその様子をこっそりと撮影したものを提出して明らかになった、ということです。



この90代の女性はその3日後に老衰で亡くなり、引き取りに来た家族はこういうことがありました、という事後報告を受けたそうですが、私はこの映像を見て、これがもし自分の母親だったら、と思うと耐えられないな、と思いました。
そしてやっぱり、
「あぁ、施設に預けなければこんなことにならなかったのに」
と自分を責めてしまうことでしょう。
きっとこの家族もそんな思いに今、胸がつぶれるような思いをなさっているに違いありません。
3日後に老衰、と言っていますが、ひょっとしたら20代の若い男性の力で馬乗りになられたことによって腰とかどこか骨折していたんではないのか、とか、骨折までではないかもしれないけれど筋を違えて、高齢のせいでそれが元で亡くなったのかも、とか思うと余計に耐えられない、と思いました。



もちろん、この20代の職員が悪いに決まっていますが、介護の問題は相変わらず根深いものがあって、全然解決する方向さえわからない混沌とした状況だと思います。
この20代の男性職員の勤務実態が明らかにされましたが、これまたひどい・・というようなものでした。
どうしても女性やパートの人が多いので、若い男性で体力がある人が夜勤や通しを請け負うことになる、というのです。
この男性も1か月で休みは3日、夜勤が多く、20時間連続勤務もざらだった、と言います。
だからと言って、イライラしたら誰もが入居者に当たるのか、と言ったら、そんなことはありませんし、もちろんこの件ではこの20代の男性職員が悪いのですが、もう少し介護の現場で働く人の処遇が改善されないと、利用者としても安心して家族を預けられないな、と思います。



まぁ、だから、というわけではありませんが、少しでも認知症の症状の理解が進めば、
「あぉ、このくらいのうちならまだ家で面倒みられる」とか、
「本人の意志を尊重してやれる」
ということになるかもしれませんから、こういう地域の行政がボランティアで開催してくださる講座はありがたい、と思いました。



なにせ、現在65歳以上の割合は岐阜市では28.45%で、これはまぁまぁ全国的な平均レベルだそうなのですが、私が住んでいる徹明地区ではなんと36.5%なのです。
3人に1人以上の割合で65歳以上!
もう少しでもポイントがあがれば2.5人に1人が65歳以上というとんでもなく高齢の地区。
確かにうちの町内でも私たち夫婦は還暦をすぎているというのに、町内では3番目くらいに若い家庭のようで、
「あんたんとこはまだいいわよ~ 若いから」
なんてご近所の方に言われたりします。
もちろん、「もうおたくも年だからねぇ」などと同情されるよりずっといいですから「そうですねぇ」なんてニコニコしておきますが、還暦過ぎて「若い」って言われるのもなぁ、と複雑な気持ちにはなります・・


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