ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

映画「7つの会議」を観て

2019-04-15 09:01:22 | 映画
お知らせ NEW!

    オルゴナイトセラピー モニター様募集!

    4/25(木)~  初回1回に限り

   オルゴナイトを使った「オルゴナイトセラピー」をリリースします。
   それに先立ちまして、モニター様を募集いたします。
   詳しくはこちらをご覧ください。  
     ↓
    https://peraichi.com/landing_pages/view/w51w1
   
   レギュラーリリースにあたって  1セッション(60分予定)・・・・¥11000
          を、
                   1セッション(60分予定)・・・・¥ 3000
           にてご提供いたします!

   「オルゴナイトセラピー」でわかることは、

      *あなたを取り巻く今の状態(仕事、恋愛、人間関係etc.などの現状がどうなっているか)
      *あなたの将来は?
      *自分の潜在的可能性のチェック

              などです。

   <お申込み・お問い合わせは>

         chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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お知らせ NEW!

    オルゴナイト展示即売会開催!

  オルゴナイトセラピーをリリースします。(予告)
  それにあたって先立ち、オルゴナイト展示即売会を実施いたします。

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  オルゴナイトとは----
   浄化のみならずネガティブエネルギーをポジティブエネルギーに変換する生命エネルギー
    を発するものです。
    水晶を銅線コイルで巻いたものを樹脂で固め、金属(無機物)と天然石(有機物)からの
    「オルゴンパワー」を発生するものです。
    お部屋に置いておけばパワフルなエネルギーとともにインテリアとしてもとてもきれいです。

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  日時:  第一弾 4月 3日(水)~ 7日(日)
       第二弾 4月15日(月)~19日(金)

       それぞれ10:30~17:00 お気軽に立ち寄っていただけたらと思いますが、
       いらっしゃる場合はご予約を入れていただけると助かります。(この間、絶対に居るとは確約
       できないので)
       期間中、気まぐれに「エンジェル風水」のミニ講座開催。(それもありまして、
       なおのこと事前にご予約をいれていただけると助かります)
       風水的に見るとこの部屋にこういう色のものを置くとよい、などのお話しをさせていただきます。
      (無料)

  オルゴナイト予定: ピラミッド、鉱石タイプ、ドームタイプ、ペンデュラム、ボールペン、ペンダント
            価格帯は ¥1200~¥8000               

         ※第一弾と第二弾では若干オルゴナイト商品が変わる可能性があります。
         ※第二弾では作家さん登場!
            18日に作家さん来岐が濃厚になりました!        
            製作のお話しなど聞きたい方は是非この日を狙って来てね。
           そのときには、おいしいお茶とケーキをふるまってくださる予定! 乞うご期待
         

   <ご予約・お問い合わせ>は、 chakra@aura-soma.name 坪内恵津子 まで

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映画「7つの会議」を観ました。
なにね、岐阜地方は先日の日曜日が雨予報でしたので、ゴルフやアウトドア的な外出を避けたため、まぁ、いわば暇つぶしぐらいのつもりでした。
でもね、なかなか面白かったです。
池井戸潤作品ですから、大きなハズレはないと思っていましたが。
キャストも超豪華。
ここまでこれでもか、といぶし銀のような人たちを起用する必要があるのか、と思うくらい。
特に半沢直樹でおなじみの香川照之さんの演技はもうあれ1つでお腹いっぱいになってますよね、みなさん。
あそこまでアクの強い演技をされるとなかなか柳の下にどじょうが2匹、3匹はいらないってっていう感じになります。
それから野村萬斎さんの演技はいつも大向こうをうならせますが、私はどうしてもあまり好きになれないんです。
なんでかっていうと、これは野村さんのせいじゃなくて、この方の持ち味を生かそうとする演出側の問題なのかもしれませんが、何をやっても大仰になってしまっている気がして。
私はオペラも狂言も歌舞伎もイマイチ、好きになれないんです。
なんで道端の1円拾うことを人生の歓喜これに極まれり、というように10億円ぐらい拾った演技が絶賛されるのがよいのかよくわからん、というのがオペラや狂言のような気がしてね。
映画のように毛穴までわかるんですけど、というメディアに対して、3階席の向うからも何をやっているのかわかるような演技をするための舞台というものを日常努めている人たちにはどうしようもなく、少しオーバーアクション気味に演じたり、発声したりするのが身についちゃってるんでしょうね。



映画の内容は、池井戸さんお得意の企業ものです。
日本でも本当に偽装やデータの改ざんが相次いだときがありましたが、ああいったことを絵に描いたようなお話です。
普通、映画だと
「映画だからちょっと大げさに描いているよなぁ。実際にはここまでのことはないだろう」
と思うのが普通かもしれませんが、私たちはもう「えっ、あの大企業が!」という企業が実はこんな実態でした、というものを見せられても何にも驚きませんよね。
ですので、そういう意味では映画でも企業の不正の実態という点においては何ら驚きはしませんでしたし、むしろ、「ありそう、ありそう」と思って見ていました。



映画の1番最後、もうエンドロールが流れながら、不正を告発した野村萬斎さん演じる八角が特捜部に、
「後学のためにお伺いしたいのですが、あなたは今回の一連のことについてどう思われていますか?」
と尋ねられます。
そこで、
「ほぅ、言っていいんですか? じゃあ、言いましょう」
と言って八角が話し出すことが結局、原作者が一番言いたいことではなかったのかなぁ、という気がします。
八角はこう言いました。
「こういう不正というものは、今後も絶対になくならないでしょうね」と。
“絶対に”というところを特に「ぜ・っ・た・い、に!」と強調して。
その理由として八角が言ったことは、私にもそういうことだろうな、と頷けました。
一言で言うならば、
「それは我々日本人に深く根付いているサムライ精神だからだ」
ということなのです。
自分の私欲を肥やしたいから不正に手を出すのではない。
自分の出世のためにどうしても上司のいうことが断りきれなかったのでもない。
むしろ、「それは法に触れることでは・・」とか、「それは露顕したら大変なことになる・・」ということであっても、組織の判断に殉じるということの方が“美しい”“実際の法より義侠心だ”という観念のほうが日本人は強いからだ、という意味のことを八角は言いました。
「これは欧米の人々には絶対わからない感覚でしょうね。だって、サムライ精神なんだから」
と言ったかと思います。



この「サムライ精神」というのは、別に先祖を辿ったら武士の出自だから、とか男だから、という事ではないと思います。
たとえ先祖代々農民であろうと、女であろうと、日本人だったらその考え方の根っこにどうしようもなく深く根ざしていることのように思えます。
では、そんな「サムライ精神」とはいったいどんな精神のことを指すのか? といったら、
「たとえ自分を犠牲にしてでも、組織や他人を生かす」とか、
「間違っているとかいないとかそんな基準で物事を考えることを避け、とにかく自分が属しているグループが破滅しないためだけに動く」とかそういうことだと思います。
私たちはどうしても勧善懲悪というものがテーマの小説やドラマや映画を読んだり見たりすると、たいていは主人公であるその不正を暴く下っ端の人の気持ちになっていて、
「あ~、スカッとするなぁ!」
なんて思っていますが、実際にもし自分がそういう会社や組織に居た場合を考えると、なかなかにそう簡単には行かないと思います。



それは先述しましたが、自分の保身のためではないんです。
自分の保身のためだけだったら、
「この会社やめたって、またどこかで職を見つければいいさ」
と考えれば、そんな不正、すぐにリークしたり告発したりできそうに思います。
けれど、実際にはコトはもっと㎜単位で進むのですよね。
いったいどの時点でそれを決断すればよかったのだろう、と考えたら、その発芽の1番最初のときに毅然としたきっぱりした態度で、
「それはいけないことでしょーが!」
なんて声をあげられるだろうか?と考えると難しいような気がします。
それが特にすぐにでも人命にかかわるようなことだったらともかく、今の所、すぐに危険があるわけでもなさそうだぞ・・ということになったら、会社の上部が
「これはとりあえず社内だけのこととして納めて、とにかくまずは実態を把握し、穏便に回収することの方が大切だ。」
と言えば、まぁ、そうかもしれないな、なんて思ってしまいそうです。
そういう意味では、私はこの映画、見ている間よりも見終わってからのほうがあれこれ考えさせられる映画だったな、と思いました。