ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

カサンドラ症候群

2019-04-12 09:01:26 | テレビ番組
お知らせ NEW!

    オルゴナイトセラピー モニター様募集!

    4/25(木)~  初回1回に限り

   オルゴナイトを使った(オルゴナイトって何? って方は、ぜひ下記の展示会にいらしてくださいね)
   「オルゴナイトセラピー」をリリースします。
   それに先立ちまして、モニター様を募集いたします。
   
   レギュラーリリースにあたって  1セッション(60分予定)・・・・¥11000
          を、
                   1セッション(60分予定)・・・・¥ 3000
           にてご提供いたします!

   「オルゴナイトセラピー」でわかることは、

      *あなたを取り巻く今の状態(仕事、恋愛、人間関係etc.などの現状がどうなっているか)
      *あなたの将来は?
      *自分の潜在的可能性のチェック

              などです。

   <お申込み・お問い合わせは>

         chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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お知らせ NEW!

    オルゴナイト展示即売会開催!

  オルゴナイトセラピーをリリースします。(予告)
  それにあたって先立ち、オルゴナイト展示即売会を実施いたします。

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  オルゴナイトとは----
   浄化のみならずネガティブエネルギーをポジティブエネルギーに変換する生命エネルギー
    を発するものです。
    水晶を銅線コイルで巻いたものを樹脂で固め、金属(無機物)と天然石(有機物)からの
    「オルゴンパワー」を発生するものです。
    お部屋に置いておけばパワフルなエネルギーとともにインテリアとしてもとてもきれいです。

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  日時:  第一弾 4月 3日(水)~ 7日(日)
       第二弾 4月15日(月)~19日(金)

       それぞれ10:30~17:00 お気軽に立ち寄っていただけたらと思いますが、
       いらっしゃる場合はご予約を入れていただけると助かります。(この間、絶対に居るとは確約
       できないので)
       期間中、気まぐれに「エンジェル風水」のミニ講座開催。(それもありまして、
       なおのこと事前にご予約をいれていただけると助かります)
       風水的に見るとこの部屋にこういう色のものを置くとよい、などのお話しをさせていただきます。
      (無料)

  オルゴナイト予定: ピラミッド、鉱石タイプ、ドームタイプ、ペンデュラム、ボールペン、ペンダント
            価格帯は ¥1200~¥8000               

         ※第一弾と第二弾では若干オルゴナイト商品が変わる可能性があります。
         ※第二弾では作家さん登場!
            18日に作家さん来岐が濃厚になりました!        
            製作のお話しなど聞きたい方は是非この日を狙って来てね。
           そのときには、おいしいお茶とケーキをふるまってくださる予定! 乞うご期待
         

   <ご予約・お問い合わせ>は、 chakra@aura-soma.name 坪内恵津子 まで

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私はこのブログで2,3回、発達障害の人との付き合い方にはほんと、戸惑うことが多い、ということを書いたことがあります。
それは世の中に「発達障害」という言葉が一般化し、しかも意外にも「大人の発達障害」も多いんだよ、ということが理解されるようになってから、それでもまだそういう人たちに対する理解が足りないんじゃないか、という視点でマスコミの特集が組まれることに対して歯噛みをするような思いで見ているからでもあります。
そりゃ、どれだけ理解しようとしたって理解は足りないんでしょう。
けれど、発達障害の人が、
“空気を読めずに、自分自身のことばかりに興味が集中する”傾向があることや、
“片づけや整理整頓が苦手”であることや、
反面、“自分が興味深いことは格別に集中してしまう”ことなどは、だいたいもう誰もが知ってる、って。
で、知ったうえでそういう人たちには優しい目で見守ってあげましょう、って言ったって、健常者が発達障害が抱える、人の気持ちなんて全くわからないという人のために逆に傷つけられてしまうこともあるってことについてはどこも特集してくれない、こういう問題も起きていますよ、ということについては誰も語ってくれない、そこが片手落ちだ、とずっと思っていました。



けれど、昨日より3日前に遡って朝のワイドショー「スッキリ!」で、発達障害について特集を組んでいました。
1日目と2日目は、これまでにもほかの番組でも何度も取り上げたことがあるでしょうという焼き直しのようなもので、何にも感心しませんでしたが、3日目の昨日、「カサンドラ症候群の妻たち」というタイトルで放映されたものについては、
「これよ、これ! こういう実態についてやってほしかったのよ」
と思わず身を乗り出しました。
まず、私自身、「カサンドラ症候群」という言葉は初耳でした。
カサンドラ症候群とは、「パートナーや家族がアスペルガー症候群であるために情緒的な相互関係を築くことが難しく、不安や抑うつといった症状が出る状態のこと」だそうです。



番組では、ある2組の夫婦の実態を実例のエピソードをもとに詳しく紹介していました。
知れば知るほど、う~ん、これは難しい問題だな・・と頭を抱え込むことになりそうな実例でした。
例えば、仮にAさんとしておきます。
Aさんのご主人は発達障害で、それがわかってからは、Aさんが働き、御主人は家事のすべてをこなすという役割分担にしました。
そんなある日、事件が起こります。
Aさんが娘さんの大学費用のために、と貯めていたお金をご主人がごっそり使ってしまうのです。
「あれは娘の進学のためのものだったのよ!」
とAさんがご主人をなじっても、御主人は、
「あのお金は俺にとって必要だった。ボクに非があると言われることがわからない」
と繰り返すばかりでまったく反省の色はありませんでした。
ご主人にとっては、「自分にとって必要だった」という正当性しか見えておらず、娘さんがそのお金がないと進学できなくなるじゃないか、ということについては全く考えが及ばないのですね。
だからすべての事情を俯瞰できたうえで、「それでも俺は反省しない」と開き直っているわけではなく、まったく自分側の事情しかわからない、ということなんですよね。
これをふつうの人は、
「あぁ、しょうがないよね。だってそこがわからないんだもん。本人のせいじゃないもん。病気がなせることだからね」
とニコニコと笑って許せるでしょうか。
よもやなんとか呑み込んだにせよ、私は次のエピソードで
「あぁ、こういうこと、こういうこと! これは私には耐えられない」
と思ってしまいました。



このご主人は、結構な論客なのですね。
御自身でも
「俺は理屈っぽい。理論構築ができていない考えが認められない」
とおっしゃっていましたが、例えば、お子さんが小さい時に何かいけないことをしでかして、そういうことはしちゃいけないよ、と叱るとします。
子どもは泣いて謝り、
「ごめんなさい。もう次からはしません」
と言ったとします。
普通ならこれでシャンシャンじゃないですか。
それをこのご主人は、
「どうして、今回しでかしたことを次にはしない、って言えるんだ? 何も理論構築できていないことをいいかげんに約束するんじゃない!」
とさらに子どもを追いつめる、というのです。
・・・こんなこと言われたって小学生くらいの子どもが反論できるわけがありませんよね。
いや、小学生の子どもに限らず、いい年をした大人だって反論できないでしょう。



この1つのエピソードだけを取り上げるなら、
「ほほぉ、このお父さんは大層な理論武装派なのだな。これだけ一匹の蟻も逃さぬ、という不正を見逃すまい、ということをおっしゃるのだから、さぞや御自身は間違いを犯さない潔癖な立派な方なのだろう」
と思っていたら、本人は発達障害で、その子どもの進学資金を使っても「それがいけないってこと、わかんないから~」と平然とした顔をしている。
せっかく顔出しでテレビに出て症候群の実態を披露してくださった方にはほんと申し訳ないけれども、私には無理だわ・・ このギャップ。
私ならどうしても「これだけの理論武装ができる人なら、こういうときにもさぞや立派な持論を展開してくるであろう」ことをあらゆる場面で待ち構えてしまう。
そんなときに、
「あ、ここに関してはボク、子ども同然だから。だって病気だから」
と言われても納得できない。
納得できないっていうか、心がついていけず、いわば、発達障害の人に健常者の心が翻弄されて、健常者までもがおかしくなっていってしまう、そちらの世界に引きずられていってしまう感じがします。



私が以前に失敗したのもコレでした。
サロンにいらっしゃったお客様は最初から
「鬱で医者に通っています」
ということも開示くださったのですが、それがごく軽い状態であること、ごく普通の暮らしをするうえで何にも問題はない、と医者にも言われているということから受け入れたのですが、最初、
「ほほぉ! この人はなんて自分のことをわかっているんだろう」
とその分析能力に舌を巻くこともありましたが、そのうち、
「ん? あんなに分析能力のある人が、なんでこんな簡単なマナーや人の気持ちがわからないの?」
ということに私自身が翻弄されていくようになりました。
どこまでが本来のその人、ここからが病気のなさるワザ、ということがわかれば線引きもしやすいのですが、線引きは本人にもわからないのだそうです。



このテレビでのご夫婦の場合は、結局Aさんがご主人に離婚を申し立てました。
もう1組のご夫婦の場合もそうでした。
でもこれとて相当な長い期間、奥さんは我慢したんだろうなぁ、と思います。
「病気の人を放っぽいて白旗あげて降参、とばかりに逃げ出すのは妻として、というより人間としてわたし、失格なんじゃないかなぁ」
と自分で自分を責めてしまったのではないか、と思われました。
そして「カサンドラ症候群」の妻にとって1番辛いのは、
「相手が自分のことをどう思っているかがよくわからないこと」
だ、と言います。
どんなに重い病気であっても、私たちは愛し合って一生を添い遂げると誓って一緒になったんじゃないか、という気持ちが始終種火のようにちゃんと確認することができれば、人は辛いことでも我慢できるかもしれません。
けれど、1番肝心なそこがもはや瓦解し、
「自分自身のことをあの人は愛してくれているのか、どんな存在だと思っているのかさえよくわからない」
となっては、しょせんもともとが他人の夫婦では一緒にいることが難しくなってしまうのは当然のことでしょう。



Aさんの場合は、離婚を申し出たら、御主人のほうが
「気持ちとしてほんとうのところまで理解できたわけではないけれども、こうなったのは自分が悪いからだろう。だからこれからはすべて妻の言うとおりにする。自分の考えは一切ひっこめる」
と約束して、離婚を回避したそうです。
しかし、これとてこの決意がご主人にとって窮屈すぎると感じられたときにはまたどうなるかわかりません。
Aさんは、
「カサンドラにはハッピーエンドはない。相手が変わる気がないのだから(変わらなければならないのかも?という発想自体がないから)、私も自分のことは自分で守るしかない。来年になったら『去年、そんなこと言ったっけ?』と言い出すかもしれないので、明日のことはわからない」
とおっしゃっていました。



今回は発達障害の大人を1番身近で支え、対峙し、見守る役割の配偶者としての目線から描かれていたことがとても新鮮でした。
そして配偶者だから、1日中一緒にいるからこうなるのであって、ほかの人はそこまでにはならないはずだから、変わらず発達障害の人には優しくしていこうね、なんてきれいごとで終わらせることができる問題だとは到底思えませんでした。
誰もが急に発達障害の当人になるかもしれない恐ろしさ、その配偶者になるかもしれない恐ろしさ、永遠にかみ合わない愛情と会話・・・。
そんなものをひっさげてこれからどうしていけばいいのか、という模索はますます大きなものとなっていくことでしょう。