上部がグリーン、下部がレッド（この写真ではちょっとマゼンタっぽく写ってしまっていますが、実際には純粋なレッドです。）のこのボトルの名前は、「メイド・マリアン」です。
私はオーラソーマに携わるようになって初めてメイド・マリアンがロビン・フッドの恋人だということを知りました。
・・・とはいっても、そこどまり。
オーラソーマでは、男女が対になったボトルはこのほかに、Ｂ８５「タイタニア」とＢ８６「オベロン」、Ｂ９２「グレーテル」とＢ９３「ヘンゼル」がありますが、この2組はどちらも女性が先に来ています。
Ｂ９２とＢ９３に至ってはグリム童話のタイトルが「ヘンゼルとグレーテル」であるにもかかわらず、わざわざそれをひっくり返してまで、グレーテルとヘンゼルの順番。
これはタイタニアとオベロンの場合も、グレーテルとヘンゼルの場合も、どちらもそのお話のなかで女性の女性らしい勇敢さが際立っている、ということで一般の評価はともかくオーラソーマ的には女性のほうがえらい！ということで女性のボトルのほうが先に来ている、といってもいいようなことみたいです。
けれど、このメイド・マリアンはＢ２７のロビンフッドのあとに来ている・・
名前のとおり、「メイド」として裏方のようにロビンフッドの言う通りにしずしずと仕えただけの人だったのかしら・・？ そんなことを思いながら、メイド・マリアンを少し調べてみました。
ご存知のようにロビンフッドは今でもイギリスで人気のある義賊です。（Ｂ２７「ロビンフッド」については以前ブログでもＵＰしましたので、興味のある方はそちらをご参照ください。）
まぁ、早い話がお金持ちの悪人から金を奪い取って、善人の貧乏人に分け与えた人、って感じですよね。
で、このロビンフッドに対して、メイドマリアンの資料の少ないこと！
調べても大したものは出てきやしない。
というのも、ロビンフッドにも諸説はあるけれど、舞台などでは脚色されていたり、だいぶん色をつけて伝わった部分はあるのではないか、ということはあっても、実在した人物には違いないのではないか、という説が強力であるのに対し、どうもメイドマリアンのほうは実在しなかったのではないか、という説の方が有力のようです。
それは色んな方が文献を調べてみると、16世紀になって突如メイドマリアンの記載が見つかったことなどからそう言われています。
というわけで、以前に映画化されたラッセル・クロウ主演の「ロビン・フッド」ではケイト・ブランシェット演じるメイド・マリアンがどう描かれていたのかをちょっと調べてみました。（ちなみに私はこの映画を見ていません。）
この映画ではケイト・ブランシェット扮するメイドマリアンは一言で言うならば、「気品があって、逆境をことごとく乗り越える芯の強い女性」という描かれ方のようです。
メイドマリアンはあるお金持ちの地主の男性と結婚するのですが、結婚して10日目に夫が十字軍に駆りだされてしまい、夫の父親、つまり義父と領民たちの世話をしながら夫の帰りを待つこと、なんと10年！
そしてそこへ、夫の死亡を告げにやってきたのがロビンフッド。
映画ではこの出会いによってふたりが恋に落ちる、というのではなく、義父のすすめによって、メイドマリアンにその気はなかったけれど、無理無理結婚させられてしまう、という感じに描かれているようです。
けれど、ロビンフッドの人となり、行いを見ているうちに徐々に彼に惹かれていき・・という感じみたいです。
そしてすっかりロビンに気を許したところでまたも戦いが勃発し、それからは自らが兜をつけて戦いに出陣するような男まさりな女性として描かれているようですね。
史実をたどったところで出てきたもうひとつの説としては、土地を統治する金持ちの地主と結婚する、というところまでは一緒なのですが、その夫がいるにもかかわらず、ロビンフッドと関係を持ってしまう女性、というプロフィールです。
そして夫が妻とロビンフッドの関係に気付き、妻をお城に幽閉してしまいます。
メイドマリアンは、心からロビンフッドの協力者として彼とその仲間達と一緒にシャーウッドの森で共同生活をすることをのぞんでいたのだけれど、それゆえにその願いがかなわなかった、ということになっています。
私には、メイドマリアンが単なる勇猛果敢な女性だったというよりも、この後のほうのプロフィールに感じ入るものがあります。
というのは、このＢ２８「メイドマリアン」のアファメーションが、「私は自分自身のスペースに立つために内なる力を見つけます。」というものだからです。
自分の切なる願いとは裏腹に、幽閉によってままならない身を嘆きながらも、自分の身の不運を嘆くだけでなく、それでも自分の内にひそむ情熱を見つめよう、と自分らしさを保とうと努力する女性。
そんな生きることに対して前向きで、真摯な姿勢を感じるからです。
すっくと背筋をのばし、たとえどんな状況に身を置かれようとも決してあきらめず、常に自分であり続けることによって精神の安定を得ようとひたむきに生きた女性・・・
精神の安定を保とうとするためには、自分の内に何モノにも犯されないスペースを持っていなくてはなりません。（グリーンのメッセージ）
それはとても静かでおかしがたい威厳に満ちた世界・・
それは自分ひとつのあり方で私たちの誰もが手に入れることのできるものです。
しかし、表面的には静かで安定しているように見える人が、その内でもただただ静かか、と言うと決してそうではない。
燃えるような情熱とありあまるほどのエネルギーを秘め、それを外に発散できない状況におかれているけれども、けっしてくすぶらせることなく、持ち続けている。（レッドのメッセージ）
それはまるで、たいまつのように人々を鼓舞するものではなく、屋敷の気持ちのよいリビングの奥でひそかに燃え続ける暖炉のようです。
一見、まったく相反するもののように見えるグリーンとレッドという要素。（実際、グリーンとレッドは補色の関係ですが）
静寂と情熱。
自分を空にするスペースと、大勢の先頭に立って皆を鼓舞するかのようなエネルギー。
落ち着きと狂おしいばかりのバイタリティ。
これらを同じひとりの人間のなかに併せ持ち、そして折り合いをつけ、統合された人格として表現するには並外れた自己統制能力が必要であろうことは想像に難くないことです。
それはロデオに登場するような暴れ馬を、貴族の式典で先導する白馬のようにてなづけるようなものでしょうから。
しかし、メイドマリアンのようにそれが出来たらほんとにステキだろうと思います。
というわけで、タイタニアやグレーテルのように、実際に目に見える行動で夫や兄や誰かほかの人の手助けをした、ということではないにせよ、メイドマリアンはその配慮と愛で、タイタニアやグレーテル以上にロビンフッドの手助けをしたことでしょう。
ロビンフッドが彼女の存在によってどれだけパワーを得たか、ということを考えたら、タイタニアやグレーテル以上かもしれません。
だから、ボトルの順番こそ、男性の次ですが、やはりメイドマリアンはすごいのだ。
Ｂ２８「メイドマリアン」。
「自分のスペースを見つけ出すエネルギー」
アファメーションは、「私は自分自身のスペースに立つために内なる力を見つけます。」
特項として、＊別離や離婚後の心の傷を緩和する。
＊ 性倒錯嗜好の悩みを緩和する。
＊ 免疫系の機能を高める助けをする。
＊ 女性が選んだ場合、男性に対する問題を抱えている。
あなたが今、もし不当な扱いをされていると感じ、そこから抜け出したいとうい葛藤でもがき苦しんでいるのなら、このボトルとワークすると良いかもしれません。自分を見失うことなく、そして自分の情熱を減らすことなく、静寂を得られるかもしれませんよ。
オーラソーマヒーリングサロン「些々羅」では、全国どこへでもボトル1本、ポマンダー1本、クイントエッセンス1本など製品ひとつから送料無料でお届けいたします。（エナジャイズドインセンススティックのみは、単独ではお届けできかねます。ほかの商品と組み合わせてなら承ることが可能です。）
お支払いに関しては、振込みをお願いしております。
振込みの際に必要となる手数料に関しては、申し訳ございませんが、お客様ご負担でお願いいたしております。
そのほかにお尋ねがありましたら、どうぞ何でもご遠慮なく、下記までメールを下さい。
chakra@aura-soma.name
オーラソーマヒーリングサロン「些々羅」では、メールにてコンサルテーションのご予約を受け付けております。営業受付時間は月～土（ＡＭ１０：００～ＰＭ１８：００）です。
刻々と予約状況が変わるため、まずはメールにてご希望の日時をお聞かせください。（現時点での詳しい予約状況をお知りになりたい方は、ブログ左肩の「オーラソーマヒーリングサロン 些々羅」に入っていただきますと、「２月の予約状況」を見ることが出来ます。）
場所は、市役所南庁舎「神田町２」交差点を東へ１００Mほど行った所です。（駐車場１台分有）
ご予約を頂いた方に詳しい地図を差し上げます。
まずは、
までメールをください。