F1最終戦、ブラジルGP。
女神様から勝利の果実を受け取るドライバーは、アロンソ? ベッテル?
このサーキットは雨が多いのですが、今年も決勝スタート直前に小雨が降り始めました
全車、路面は濡れているけれど、タイヤはドライという難しいコンディションでスタート。
スタートが良かったのはフェラーリ勢。マッサが2番手に浮上し、アロンソも5番手に上がります
一方、ベッテルは7番手に落ちた上、スピンを喫してしまいます
可夢偉選手、あやうく巻き込まれるところでしたが、上手くかわしました。
ベッテルはセナにも追突されてしまい、ふんだりけったりです
1 ハミルトン ←2 バトン ←3 アロンソ ←4 ヒュルケンベルグ ←5 ウェバー ←6 マッサ ←7 ディ・レスタ ←8 ライコネン ←9 可夢偉 ←10 ロズベルグ
6/71 今度はアロンソがコースオフ。かなり、足下が危ないようです。
このあたりから、各車次々とピットイン。インターミディエイトという、浅溝のレインタイヤに履き替えます。
8/71 バトンがハミルトンを抜いてトップに立ちます。バトンは雨のレース強いですねえ。
バトンはその後もインターミディエイトに履き替えずに走り続けます。
バトンはこういうお天気の読みが抜群。今回も、雨脚が弱まって、ドライタイヤで持ちこたえたクルマに有利なコンディションになります。
各車、今度はドライタイヤに履き替えるためにピットイン。
23/71 とうとうセーフティーカーが出ます。マクラーレン勢がそれぞれ築いた大きなギャップがこれでなくなってしまいます。
29/71 セーフティーカーが戻り、バトル再開。
可夢偉がベッテルをパスします
雨は降り続き、再びドライでは厳しくなってきたようです。
キミ様はコースを外れて変なところに入り込み、Uターンしてコースに戻ります
みんな、どのタイヤがいいのかわからず、試行錯誤。
結局、最後は全員雨用タイヤに落ち着きました
62/71 マッサがアロンソに順位を譲ります。
雨は強まり、クルマの後ろに水しぶきが上がるようになります。
ベッテルはこの中でシューマッハーをオーバーテイク。
「4位以上でチャンピオン」とかいう時は、とかく守りにいきがちですが、どのスポーツも守りに入るとすごく苦戦したり、思いがけないところで逆転されたりすることが多いです。いつも通りに攻めていいんじゃないかな、ベッテル。
終盤、ディ・レスタのクラッシュでまたもセーフティーカー出動。
そのままの順位でフィニッシュとなります。
リザルト
1 バトン(マクラーレン)
2 アロンソ(フェラーリ)
3 マッサ(フェラーリ)
4 ウェバー(レッドブル)
5 ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
6 ベッテル(レッドブル)
7 シューマッハ(メルセデスAMG)
8 ベルニュ(トロ・ロッソ)
9 小林可夢偉(ザウバー)
10 ライコネン(ロータス)
11 ペトロフ(ケータハム)
12 ピック(マルシャ)
13 リカルド(トロ・ロッソ)
14 コバライネン(ケータハム)
15 ロズベルグ(メルセデスAMG)
16 グロック(マルシャ)
17 デ・ラ・ロサ(HRT)
18 カーティケヤン(HRT)
19 ディ・レスタ(フォース・インディア)
リタイア…ハミルトン(マクラーレン)、グロージャン(ロータス)、マルドナド(ウィリアムズ)、セナ(ウィリアムズ)、ペレス(ザウバー)
ファステストラップ:1分18秒064 / ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
優勝はバトン、ファステストラップはハミルトンと、マクラーレンが決勝でも意地を見せました
バトンは本当にお天気読むのが上手いですね
アロンソは2位と健闘しましたが、ベッテルに3ポイント及ばず、チャンピオンはベッテル。
ベッテルは史上最年少の3連覇達成となりました
今年引退のシューマッハーは7位でフィニッシュ。最後にポイントをとりました。
可夢偉も9位入賞。有終の美といえるでしょう
キミ様も1ポイントを獲得し、ドライバーズランキング3位。
レース後、「忙しいレースだった」と言っていたキミ様。うんうん('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)
マルシャのピック、12位は大健闘でしたね。
マルシャはいつもHRTと最下位争いしているチームなので、ピックにとっても、チームにとっても嬉しい結果だったのではないでしょうか。
「チェー、やっぱりベッテルかよ~」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、ベッテルはスタート直後にミスはあるは、追突はされるわ、結構逆境のレースだったと思います。
そこで気持ちを切らさずに、最後まで前向きに走り続けたからこその戴冠だったと思います。
心から、おめでとう、ベッテル
キミ様も総合3位、おめでとうございます