七五三ぜよ!
史上初、4人のドライバーに(アロンソ、ウェバー、ベッテル、ハミルトン)チャンピオン獲得の可能性がある最終戦。
泣いても笑っても、ここでタイトルが決まります。
決勝は夕方スタートのトワイライトレースです。
スタートで、アロンソは4位にポジションを落とします。
しかし、ウェバーが5番手なので、このままフィニッシュすればチャンピオンになれます。
オープニングラップで、シューマッハーとリウッツィがクラッシュ。
早くもセーフティーカー(SC)が入ります。
12/55 ウェバーはタイヤの消耗が早く、ペースが落ちます。
レッドブルは早めのピットインを選択。
しかし、ちょっと前がつかえているところへ戻ってしまいます。
16/56 アロンソも早めもピットインを選択。
ウェバーの前でコースに戻りますが、やはり前がつっかえています。
23/55 ハミルトンがピットイン。
24/55 ベッテルがピットイン。
32/55 サーキットは夕方から夜へかわってゆきます
アロンソはペトロフに前をふさがれて順位を上げられません
このペトロフという選手、可夢偉のような派手なオーバーテイクはしませんが、とにかくディフェンスが上手いんです。
すごいドライバーが後ろから迫ってきてもブロックしてしまう新人らしからなぬテクニックを持っています。
ペトロフを抜きあぐねているうちに、ロズベルグがピットインし、ペトロフの前で戻ります。
このままでは、クビサもその前に戻ってきそうです。
ポールポジションからスタートしたベッテルがトップを快走しているので、このままベッテルが優勝すると、アロンソの今の順位では逆転でタイトルを奪われてしまいます。
何とか4位まで順位を上げないと。
懸命にペトロフをかわそうとするアロンソ。しかし、ペトロフも譲りません。
クビサにも前に戻られ、アロンソの順位は7位。
たしか、アロンソはシーズン序盤にもペトロフを抜きあぐねて、そのまま後ろでフィニッシュしたことがあったように思います。
わたしの記憶が正しければ、アロンソは、
「ま~た~おまんかぁ~ わしの前から消えてくれ~」
と、叫びたかったかも
ベッテルはトップで順調に周回を重ねます。
今シーズンは、こういう展開で終盤にマシントラブルが起きるというパターンが多かったので、ピットも祈っています
ついに、ベッテルが無事フィニッシュ。
他のドライバーの結果を待ちます。
アロンソ7位、ウェバー8位。
ベッテルが逆転で2010年チャンピオンに輝きました
これは最年少王者になります
リザルト
1 ベッテル(レッドブル)
2 ハミルトン(マクラーレン)
3 バトン(マクラーレン)
4 ロズベルグ(メルセデスGP)
5 クビサ(ルノー)
6 ペトロフ(ルノー)
7 アロンソ(フェラーリ)
8 ウェバー(レッドブル)
9 アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)
10 マッサ(フェラーリ)
11 ハイドフェルド(BMWザウバー)
12 バリチェロ(ウィリアムズ)
13 スーティル(フォース・インディア)
14 小林可夢偉(BMWザウバー)
15 ブエミ(トロ・ロッソ)
16 ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)
17 コバライネン(ロータス)
18 ディ・グラッシ(ヴァージン・レーシング)
19 ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)
20 クリエン(ヒスパニア・レーシング)
21 トゥルーリ(ロータス)
※ リタイア…グロック(ヴァージン・レーシング)、シューマッハ(メルセデスGP)、リウッツィ(フォース・インディア)
ファステスト:1分41秒274 /ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
各ドライバーのチャンピオン獲得条件をみたら、ハミルトンよりはましだけどベッテルもかなり無理っぽそうだったので、「アロンソがタイトルとるとこ見ても面白くないし、寝ちゃおうかな~」と思いましたが、見てて良かった
アロンソが嫌いなわけではありませんが、今年は給油禁止でピット戦略の幅が狭まった分、マシンの性能がものをいうようになりました。そんなシーズンに「フェラーリのアロンソ」がチャンピオンでは、また決まり切った人ばかりが勝つF1に回帰するようでつまんない気がします。
プライベーターのレッドブル勢にタイトルをとってほしい、特にベッテルは逆境でも最後まであきらめずにひたむきに走るメンタリティが好きなので応援していました。
でも、マシントラブルで勝てていたレースをいくつも落とし、ベッテル自身も「タイトルをとるために、何がなんでも優勝しなければ」と焦ってしまったのか、コース上で無理をして自滅するレースもありました。
ツキにも恵まれないし、今年は無理かな~と思っていましたが、最終戦で見事な逆転劇を見せてくれました
苦労人のウェバーにとらせてあげたい気もしましたが、彼は「最年少」めざさなくてもいいので(笑)
こうなったら、「最年長王者」を目指してほしいです
アロンソは、スタートで思い切って前に行けなかったのが全てだったかも。
スポーツは不思議と、守りに入った試合というのは上手くいきません。
リスクを覚悟でガンガン攻めた方がいい結果が出るんですね。
そういう意味では、「優勝するしかない」という気持ちだったベッテルの方が思い切って走れたかもしれません。
ハミルトンは最後までよくがんばったと思います。
このレースでも、自分にできる最高のパフォーマンスをしたんじゃないでしょうか。
「銀河帝国の絶対エース」と呼ばれた彼ですが、昨年チャンピオンのバトンをチームメイトに迎え、その地位が揺らいだかに見える時期もありました。
しかし、最後までチャンピオン争いに踏みとどまったところに彼の実力を感じます。
バトンは、昨年もそうでしたが、序盤は快進撃なのに、中盤以降に失速してしまいました。
マシンのアドバンテージがなくなると勝てなくなる…とは思いたくないですが。
中盤以降は予選で前のグリッドをとれず、それが決勝に響いてしまうことが多かったように思います。
他のチームがアップデートして、マシンの性能差が縮まってきた時に、いかに一発の速さを出せるかが課題かもしれません。
それでも最後はハミルトンとW表彰台で意地を見せてくれました。
チャンピオン争い以上にF1に面白さを感じさせてくれたのが可夢偉選手。
彼は、自分のことだけではなく、自分が活躍することで後輩の日本人ドライバーにもチャンスが広がるよう道を切り開くという気持ちを持っていました。
今回はチャンピオン争いに配慮して(?)おとなしくしていましたが、国際映像をひきつけるオーバーテイクは日本のファンにも元気を与えてくれたと思います
ドライバーズランキングトップ10 & 可夢偉
ベッテル(レッドブル)
2 アロンソ(フェラーリ)
3 ウェバー(レッドブル)
4 ハミルトン(マクラーレン)
5 バトン(マクラーレン)
6 マッサ(フェラーリ)
7 ロズベルグ(メルセデスGP)
8 クビサ(ルノー)
9 シューマッハー(メルセデスGP)
10 バリチェロ(ウィリアムズ)
…
12 小林可夢偉(ザウバー)
コンストラクターズランキング
1 レッドブル
2 マクラーレン
3 フェラーリ
4 メルセデスGP
5 ルノー
6 ウィリアムズ
7 フォース・インディア
8 ザウバー
おめでとう ベッテル
史上初、4人のドライバーに(アロンソ、ウェバー、ベッテル、ハミルトン)チャンピオン獲得の可能性がある最終戦。
泣いても笑っても、ここでタイトルが決まります。
決勝は夕方スタートのトワイライトレースです。
スタートで、アロンソは4位にポジションを落とします。
しかし、ウェバーが5番手なので、このままフィニッシュすればチャンピオンになれます。
オープニングラップで、シューマッハーとリウッツィがクラッシュ。
早くもセーフティーカー(SC)が入ります。
12/55 ウェバーはタイヤの消耗が早く、ペースが落ちます。
レッドブルは早めのピットインを選択。
しかし、ちょっと前がつかえているところへ戻ってしまいます。
16/56 アロンソも早めもピットインを選択。
ウェバーの前でコースに戻りますが、やはり前がつっかえています。
23/55 ハミルトンがピットイン。
24/55 ベッテルがピットイン。
32/55 サーキットは夕方から夜へかわってゆきます
アロンソはペトロフに前をふさがれて順位を上げられません
このペトロフという選手、可夢偉のような派手なオーバーテイクはしませんが、とにかくディフェンスが上手いんです。
すごいドライバーが後ろから迫ってきてもブロックしてしまう新人らしからなぬテクニックを持っています。
ペトロフを抜きあぐねているうちに、ロズベルグがピットインし、ペトロフの前で戻ります。
このままでは、クビサもその前に戻ってきそうです。
ポールポジションからスタートしたベッテルがトップを快走しているので、このままベッテルが優勝すると、アロンソの今の順位では逆転でタイトルを奪われてしまいます。
何とか4位まで順位を上げないと。
懸命にペトロフをかわそうとするアロンソ。しかし、ペトロフも譲りません。
クビサにも前に戻られ、アロンソの順位は7位。
たしか、アロンソはシーズン序盤にもペトロフを抜きあぐねて、そのまま後ろでフィニッシュしたことがあったように思います。
わたしの記憶が正しければ、アロンソは、
「ま~た~おまんかぁ~ わしの前から消えてくれ~」
と、叫びたかったかも
ベッテルはトップで順調に周回を重ねます。
今シーズンは、こういう展開で終盤にマシントラブルが起きるというパターンが多かったので、ピットも祈っています
ついに、ベッテルが無事フィニッシュ。
他のドライバーの結果を待ちます。
アロンソ7位、ウェバー8位。
ベッテルが逆転で2010年チャンピオンに輝きました
これは最年少王者になります
リザルト
1 ベッテル(レッドブル)
2 ハミルトン(マクラーレン)
3 バトン(マクラーレン)
4 ロズベルグ(メルセデスGP)
5 クビサ(ルノー)
6 ペトロフ(ルノー)
7 アロンソ(フェラーリ)
8 ウェバー(レッドブル)
9 アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)
10 マッサ(フェラーリ)
11 ハイドフェルド(BMWザウバー)
12 バリチェロ(ウィリアムズ)
13 スーティル(フォース・インディア)
14 小林可夢偉(BMWザウバー)
15 ブエミ(トロ・ロッソ)
16 ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)
17 コバライネン(ロータス)
18 ディ・グラッシ(ヴァージン・レーシング)
19 ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)
20 クリエン(ヒスパニア・レーシング)
21 トゥルーリ(ロータス)
※ リタイア…グロック(ヴァージン・レーシング)、シューマッハ(メルセデスGP)、リウッツィ(フォース・インディア)
ファステスト:1分41秒274 /ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
各ドライバーのチャンピオン獲得条件をみたら、ハミルトンよりはましだけどベッテルもかなり無理っぽそうだったので、「アロンソがタイトルとるとこ見ても面白くないし、寝ちゃおうかな~」と思いましたが、見てて良かった
アロンソが嫌いなわけではありませんが、今年は給油禁止でピット戦略の幅が狭まった分、マシンの性能がものをいうようになりました。そんなシーズンに「フェラーリのアロンソ」がチャンピオンでは、また決まり切った人ばかりが勝つF1に回帰するようでつまんない気がします。
プライベーターのレッドブル勢にタイトルをとってほしい、特にベッテルは逆境でも最後まであきらめずにひたむきに走るメンタリティが好きなので応援していました。
でも、マシントラブルで勝てていたレースをいくつも落とし、ベッテル自身も「タイトルをとるために、何がなんでも優勝しなければ」と焦ってしまったのか、コース上で無理をして自滅するレースもありました。
ツキにも恵まれないし、今年は無理かな~と思っていましたが、最終戦で見事な逆転劇を見せてくれました
苦労人のウェバーにとらせてあげたい気もしましたが、彼は「最年少」めざさなくてもいいので(笑)
こうなったら、「最年長王者」を目指してほしいです
アロンソは、スタートで思い切って前に行けなかったのが全てだったかも。
スポーツは不思議と、守りに入った試合というのは上手くいきません。
リスクを覚悟でガンガン攻めた方がいい結果が出るんですね。
そういう意味では、「優勝するしかない」という気持ちだったベッテルの方が思い切って走れたかもしれません。
ハミルトンは最後までよくがんばったと思います。
このレースでも、自分にできる最高のパフォーマンスをしたんじゃないでしょうか。
「銀河帝国の絶対エース」と呼ばれた彼ですが、昨年チャンピオンのバトンをチームメイトに迎え、その地位が揺らいだかに見える時期もありました。
しかし、最後までチャンピオン争いに踏みとどまったところに彼の実力を感じます。
バトンは、昨年もそうでしたが、序盤は快進撃なのに、中盤以降に失速してしまいました。
マシンのアドバンテージがなくなると勝てなくなる…とは思いたくないですが。
中盤以降は予選で前のグリッドをとれず、それが決勝に響いてしまうことが多かったように思います。
他のチームがアップデートして、マシンの性能差が縮まってきた時に、いかに一発の速さを出せるかが課題かもしれません。
それでも最後はハミルトンとW表彰台で意地を見せてくれました。
チャンピオン争い以上にF1に面白さを感じさせてくれたのが可夢偉選手。
彼は、自分のことだけではなく、自分が活躍することで後輩の日本人ドライバーにもチャンスが広がるよう道を切り開くという気持ちを持っていました。
今回はチャンピオン争いに配慮して(?)おとなしくしていましたが、国際映像をひきつけるオーバーテイクは日本のファンにも元気を与えてくれたと思います
ドライバーズランキングトップ10 & 可夢偉
ベッテル(レッドブル)
2 アロンソ(フェラーリ)
3 ウェバー(レッドブル)
4 ハミルトン(マクラーレン)
5 バトン(マクラーレン)
6 マッサ(フェラーリ)
7 ロズベルグ(メルセデスGP)
8 クビサ(ルノー)
9 シューマッハー(メルセデスGP)
10 バリチェロ(ウィリアムズ)
…
12 小林可夢偉(ザウバー)
コンストラクターズランキング
1 レッドブル
2 マクラーレン
3 フェラーリ
4 メルセデスGP
5 ルノー
6 ウィリアムズ
7 フォース・インディア
8 ザウバー
おめでとう ベッテル