BE HAPPY!

大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

F1 ベルギーGP

2010-08-30 16:06:47 | モータースポーツ


 フリー走行からお天気が悪かったスパ・フランコルシャン。
決勝も今にも雨が降りそうな空模様。
難しいコンディションになりそうです。

 ポールスタートのウェバーが、スタートに失敗、7番手まで順位を落とします。

1 ハミルトン ←2 クビサ ←3 バトン ←4 ベッテル

アロンソは8位。
17番手スタートの可夢偉選手は、14位にポジションを上げています。

オープニングラップで、早くも雨が降り出しました。
みなドライタイヤでスタートしているので、ツルツル滑ってコースアウト。
アロンソとバリチェロが接触してしまいます。
何とかコースに戻ったアロンソ、ピットに戻り、浅溝のレインタイヤに履き替えます。
このまま雨が強くなればアロンソ有利、雨がやむと不利になります。

2/44 ドライタイヤで雨の中を走っている状況が危険と見て、セーフティーカー(SC)が出ます。
     可夢偉選手がピットインして、ドライタイヤに変更。
     アロンソは雨に賭けましたが、可夢偉はやむ方にかけました。
     ピットに入った時にタイヤが用意されていなかったので、可夢偉の独自判断のようです。

4/44 SCが戻ります。
     雨がやんだようです。ということは、可夢偉有利。
     タイヤ交換義務もこれで終えたので、上手くタイヤを最後までもたせれば、ライバルがピットインする間に順位を上げることができます。

5/44 雨に賭けたアロンソは失敗。ピットインしてドライタイヤにはきかえます。

17/44 ベッテルとバトンが接触。バトンはリタイア。ベッテルはコースに戻りますが、ドライブスルーペナルティになります。

27/44 ベッテルが今度はリウッツィと接触してスローダウン。
      このコースは1周が長いので、ピットが遠い。それでも、何とかレースを続けます。

35/44 雨が強くなってきます。先頭を行くハミルトンがコースアウト。
      可夢偉はすかさずピットインして、深溝のレインタイヤに履き替えます。
      浅溝のタイヤは長持ちせず、雨が強くなると排水がそれほどできないので、思い切って深溝です。
      このまま雨が強くなれば可夢偉が有利になります。

38/44 ベッテルも深溝に交換。
      アロンソがスピンし、リタイア。

雨のためにグリップを失ったマシンが続出しているので、二度目のSC出動。
ピットレーンに近づいていたマシンは次々タイヤ交換。
可夢偉は7位まで順位を上げています。
このピットインで、ウェバーが2位に上がります。



 リザルト

 1 ハミルトン(マクラーレン)
 2 ウェバー(レッドブル)
 3 クビサ(ルノー)
 4 マッサ(フェラーリ)
 5 スーティル(フォース・インディア)
 6 ロズベルグ(メルセデスGP)
 7 シューマッハ(メルセデスGP)
 8 小林可夢偉(BMWザウバー)
 9 ペトロフ(ルノー)
10 アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)
11 リウッツィ(フォース・インディア)
12 デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)
13 ブエミ(トロ・ロッソ)
14 ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)
15 ベッテル(レッドブル)
16 コバライネン(ロータス)
17 ディ・グラッシ(ヴァージン・レーシング)
18 グロック(ヴァージン・レーシング)
19 トゥルーリ(ロータス)
20  山本左近(ヒスパニア・レーシング)

※ リタイア…アロンソ(フェラーリ)、バトン(マクラーレン)、ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)、バリチェロ(ウィリアムズ)

ファステスト:1分49秒069 /ルイス・ハミルトン(マクラーレン)



ヒヤッとする場面もありましたが、ハミルトンがトップを守って優勝。
再びポイントリーダーに返り咲きました。

ベッテルは今季、負けん気が空回りしていることが多いように見えます。
昨年までは、チームも弱小と思われていたので、比較的無心に走っていたけれど、今年は、タイトルを意識しすぎてしまっているかも。
序盤、マシントラブルで勝てるレースを落としてしまったことから、「何が何でも優勝しなければ」という気持ちが強くなってしまい、コース上で無理をしてしまう。それがクラッシュにつながり、かえって結果を悪くしてしまい、それで、ますます精神的に余裕がなくなってしまうという悪循環に陥っているような気がします。
このレースでも、スタートで失敗しても淡々と走っていたウェバーは2位表彰台でしたが、熱くなってアタックしたベッテルはノーポイントに終わってしまいました。
いったん気持ちを切り替えて、冷静なレース運びをするようにしないと、二年前のハミルトンのような「困ったちゃんドライバー」になってしまいそうで心配です
本来、ベッテルは辛抱強くてクレバーなドライバーのはず。タイトルとか、優勝とか、ひとまず脇に置いて、「結果は後からついてくる」という気持ちで走った方がいいんじゃないかな。

可夢偉選手は、お天気の読みが見事でしたね
タイヤ戦略がズバリ当たって、8位入賞。
予選の順位は、彼にはあまり関係ありませんね。
ガッツと頭脳を兼ね備えた可夢偉選手に、期待が高まります