11月27日竜神交流館で講習会を行った。竜神地域会議は自助・共助・公助の中で、自助意識が弱いことから2年間これに取り組み、防火ハンドブックを作成した。それを踏まえて今回の講習は、1部に南海地震による竜神地域の被害予測を、市の防災対策課に報告してもらった。理論上最大モデルで、揺れによる全壊201棟、火災138棟。建物による死者8人、火災6人である。1週間後の避難者は、避難所1441人、避難所外が1441人である。避難所が3.5か所で、1か所400人である。1人3㎡で竜神中学校にこれだけ入いれるだろうか。帰宅困難者は来ないか?第2体育館は危険である。水、食料はどうなる?運営管理はできるか。マニュアル通りに進むか、図上訓練が次の課題である。自治区や自主防災組織との役割分担が必要である。けが人はどこへ運ぶのか?救急車は来るのか?病院はどこ?などパニックになる。巨大地震は広域であり、支援の手が回らない。避難していない人も情報が欲しい、ガソリンがない、食料が切れたなど混乱が続くであろう。最悪の事態で想定する必要がある。特に、南部に被害が7割であり、支所や消防能力の機能強化も点検しなくてはならない。これらが次の課題となる。神戸、東北、熊本での経験者から実践的に学ぶべきである。地盤図、地形図など地区防災カルテの作成と地区防災計画の策定もすべきであろう。
2部は家具の転倒防止の話で、講師の被災地視察の事例からわかりやすかった。建築防災では直下率が熊本地震では問題になったと、テレビで報道していた。講師に聞いたが専門ではないようだった。
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