少し道に迷っただけ。
ごく普通の青年アダムは、ある日ガンを告知される。
はっきりと自覚ができずに、病院の他の患者を他人事の目でしか見られない。あまりに予想外で笑いすら浮かんでくる。
しかし周りから少しずつ明らかに変わり始める日常。
突然行き止まりとなった道。戸惑う彼に何が道標となるのか。
2011年の日本は、震災の年として歴史に刻まれることとなった。
一年の締め括りが行われる中で、震災の被害とともに大きくクローズアップされたのが、普段見えることのなかった人と人との絆であった。
情けないけれども、進む道が見えなくなって初めて分かる親子の絆。同様に、本当に支えとなってくれる人が誰だったかに気付くこととなったのは、本作のアダムも一緒だ。
穏やかな展開の中でもシアトルの空は雲が厚く立ち込め、映画の全体の雰囲気づくりに一役買っている。
ばたばたしながらも周りの助けを得つつ新しい道へ出たアダム。病気だからではない、あくまで人生の岐路を一つ越えた成長の記録である。
今回のJ.ゴードン・レヴィットは、あの堺雅人的な悲しみを湛えた微笑が印象的。
S.ローゲンは、ちょっと雑だけど友達思いの友人を好演。主役を食ったりすることもなく、安定感をもって観られた。
新米役がよく似合うA.ケンドリックは今回も前向きでまじめ。かわいい。
(75点)
ごく普通の青年アダムは、ある日ガンを告知される。
はっきりと自覚ができずに、病院の他の患者を他人事の目でしか見られない。あまりに予想外で笑いすら浮かんでくる。
しかし周りから少しずつ明らかに変わり始める日常。
突然行き止まりとなった道。戸惑う彼に何が道標となるのか。
2011年の日本は、震災の年として歴史に刻まれることとなった。
一年の締め括りが行われる中で、震災の被害とともに大きくクローズアップされたのが、普段見えることのなかった人と人との絆であった。
情けないけれども、進む道が見えなくなって初めて分かる親子の絆。同様に、本当に支えとなってくれる人が誰だったかに気付くこととなったのは、本作のアダムも一緒だ。
穏やかな展開の中でもシアトルの空は雲が厚く立ち込め、映画の全体の雰囲気づくりに一役買っている。
ばたばたしながらも周りの助けを得つつ新しい道へ出たアダム。病気だからではない、あくまで人生の岐路を一つ越えた成長の記録である。
今回のJ.ゴードン・レヴィットは、あの堺雅人的な悲しみを湛えた微笑が印象的。
S.ローゲンは、ちょっと雑だけど友達思いの友人を好演。主役を食ったりすることもなく、安定感をもって観られた。
新米役がよく似合うA.ケンドリックは今回も前向きでまじめ。かわいい。
(75点)
堺雅人説はあくまで本作限定なので・・・。
諦めのまじった笑顔、確かにそのとおりです。
個人的には、告知はしてほしくないと思っています。
話はずれますが、何でも情報公開すればいいというのは
必ずしも社会全体を幸福にするとは思えないんですよね。
エンディングノートや終活なんてものが注目を浴びていますが、
そういうことは病気云々にかかわらずとも準備しておけばいい話です。
最悪の場合を想定することは大切で、
健常な今もときどき思い描くよう心掛けているつもりです。
このような役柄を演じるレヴィットはたしかに
堺さんに笑顔が似てるかも・・・。
ちょっと諦めのまじったような笑顔ですよね。
最近は選択の余地もなく告知しそうな感じがしますね。
検査結果も包み隠さず・・・ですし,本人に。
告知された本人が家族にどう告知するか悩むことろかもしれません。
私も「大丈夫~~100%違うから」と
いちおう親には言ってます。心配させるからね。
で,自分は内心,最悪のバージョンもシュミレーションこっそりしてみたりしているわけです。
いざそんな立場になってみると・・・いろいろ調べたり準備したりで,案外忙しいもんだなと・・・。
告知は人をよく見て判断すべき難しい問題ですよね。
言われたことをくよくよ考えてしまうような性格なら絶対だめだと思うんです。
でも、そんな性格も、
何かふとしたきっかけで大きく変わることもあり得るから、
これはこれで安易な決めつけもできないという。
最近の自分は、済んでしまったことをすぱっと諦める術が
身についてきている気もするんですけどね。
まだ自身はありません。
映画の話から大きくズレてしまいましたが・・・
ラストのその後。
原作者がご健在というところから、
楽しく人生を謳歌していると勝手に想像してます。
今晩は☆彡
コメント遅くなりました。
クラムさんは告知されたくない方なんですね。
さて私は、、、、。う~んどうしょうかな?
なんていざ分かるとやっぱりドカンと落とされた
ような気持ちなるでしょうね。
選択を決めるためのある意味大きなきっかけに
なるかもしれませんね。でももう少し考えて
みようと思っています。
いずれは死を迎えるわけですから、やはり悔いのない人生を過ごしたいものです。
ラストのその後も少し気になりました。