おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

腕時計の変遷

2024-05-24 11:24:57 | ランニング
 長い間、腕時計といえばアナログ表示で皮のベルトと決めていた。デジタルは安っぽいし、金属のバンドは成金趣味だと感じていた。

 が、山登りをするようになると、皮のベルトは物凄く不都合になった。雨だの雪だの過酷な状況で使用すると、あっという間にベルトがダメになってしまうのである。買い換えるとしたら、どんなのがいいかなとネットで探していたら、サッカーのJリーグの審判のする腕時計が格安で売りに出ていた。価格はそれなりにしたが、耐久性は絶対だろうとすぐに購入することにした。

 バンドはゴムかシリコンだ。穴がたくさん開いているから、通気性は抜群だ。表示はデジタルで、おまけにガラスの部分が凸レンズみたいになっているから、表示される文字が物凄く大きく見える。試合中に何度も確認する審判にとって、視認性は最も重要なところだろう。アナログオンリーだった僕だったが、すっかり気に入り、ベルトが切れるまでしていた。

 次に買ったのは、同じようにデジタルだったが方位磁針がついているものにした。山登りをするようになって、地図とコンパスは必需品になったが、方位を確認するのにいちいちリュックから取り出すのは面倒だ。その点方位磁針がついている時計は便利だろうと買ってみたが、実際使う場面というのは滅多になく、あまり活用しないままに終わった。

 その次に買ったのは高度計がついた腕時計だ。山登りをしていて、今どのくらいまで登ったかがわかるというのは、頂上まであとどのくらいかという指針にもなる。そう思って購入したが、実際の高度計というのは気圧の差で測っているので、同じ高度にいても低気圧で天気が悪かったりすると高度が変わってくる。それではあまり意味はないのだ。

 山登りの次にランニングを始めると、必需品となったのはストップウォッチだ。そこでランニング用にとなるべく軽く小さい腕時計を買った。ところが、表示される文字が小さすぎで、老眼の入った目では走りながらでは数字が読み取れず、その度に立ち止まって腕時計を目に近づけるということを繰り返した。

 で、それからはなるべく文字が大きくデジタル表示されるもの、黒地に白抜きは明るい場所では見にくいので、白地に黒文字のものを買うようにした。あとはストップウォッチがあれば十分だ。

 ある時ウルトラマラソンを走っているランナーが、心拍数が140を超えると乳酸が溜まるので、気をつけて走っていると言っていたので、心拍数が測れるものにした。実際は走りながら心拍数がわかっても、それで走り方を変えるわけにも行かないので、これまたあまり重要ではなくなった。今はスマホを持って出ると、歩数や距離も出るので、腕時計に求めているのは時刻とストップウォッチくらいだ。

 そう思っていたけれども、腕時計をなくしたので新調しようとしたら、80%引きで心拍数が測れる腕時計が売りに出ていた。約3万円のものが5,500円である。さらに別売りで10,000円出すと、走る速度と距離がわかる装置も付けることができる。不必要になるかもしれないが、試してみる価値があるかもと、早速買ってみることにした。

 というわけで、今日は早速試しにランニングに出かけた。心拍数は胸に専用のベルトを巻くようになっている。速度と距離のオプションはまだ購入していない。





 心拍数が150を超えないようにと思いスタートしたが、ずっと170前後だった。45分走り5分休憩したら、やっと150台まで下がった。うーん、心臓を鍛えないと、乳酸出まくりのランニングになっているなと痛感するのであった。
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