おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

贅沢な足

2018-09-29 11:06:19 | 日記

 車を車検に出した。外国の車に比べて性能が良く故障しにくいと言われている日本車なのに、なぜか車検だけはせっせと実施する。そんなに日本車は故障しやすいのだろうか。

 車検もだが、日本の自動車にかかる税金はどこの国よりも高いとニュースにあった。自動車を買うときには自動車取得税に消費税、車を持てば車検を受けるたびに自動車重量税を取られ、車を動かそうとすれば今度はガソリン税だ。おそらくこれら以外にも、あちこちに税金はかかっているだろうが、そもそもは日本中の道路を整備するための税金だったはずだ。

 民主党が政権を取った時、高速道路の無料化実験というのがあった。いつの間にやら消えてしまったが、高速道路は建造費を取り戻せば無料になるはずだった。ところが、高速道路を作り続けるための財源として利用されたため、必要のないところまで立派な道路が作られ、維持管理にまた金がかかるという構造になってしまった。

 今の若者は、車を所有すると金がかかりすぎるからと、車離れの傾向にあるらしい。国民の足として普及されなければならなかった自動車は、贅沢品へとなってしまった。国内で車が売れないとなると、メーカーはナビやら自動ブレーキアシスト装置やら、付加価値をつけて単価をあげようとする。ますます自動車は高級品となり、庶民にとっては贅沢な足になろうとしている。

 自動運転技術を磨くのも結構だが、今すべきことは、すべての車のアクセルとブレーキの踏み間違いをなくす装置や、一方通行の場所に侵入しようとしたら、大きな警告音とともに減速するような仕組みだろう。

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1 コメント

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日本中どこへでも! (kugel)
2018-10-03 14:17:37
私も軽自動車を一台持ってます。他にも趣味的なのが一台…
実用上は軽で充分です。アベさん同様、軽で日本中どこでも行きます。

イニシャルコスト、ランニングコスト、という言葉があり
ますが、もっと根本的な「保有コスト」というのがあります。
使わなくても所有しているだけで出ていく金の事です。端的に言えば税金保険代の事ですが、軽より上の車種だと本当に馬鹿になりません。
今、日本で売れる車だったか走っている車だったか、4割が軽だというのがうなづけます。

もっとも、軽を買った時のイニシャルコストは結構とんでもない額になりました。
ターボだ、ナビだ、LEDだ、と言っていたら最初の見積もりは200万超えましたからね。
かつての「軽便な自動車」だったはずの軽とは似ても似つかぬ贅沢品になってしまいました。
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