おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

水をかぶって

2024-08-04 12:17:46 | ランニング
 家の中の温度計が、朝から36度を指している。習字をしていても、半紙の上に汗がポタポタと落ちてしまい、全然集中できない。こういう時は、思いっきり汗をかいたほうがスッキリするのだ。

 で、早速ランニングに出る準備をする。出発すると、すぐに田んぼの脇で呼び止められた。何かと思えば、田んぼの周囲の草刈りに来たら、あぜ道から車が出せなくなったという。この暑さで、あぜ道の土が砂みたいになってタイヤが空転しているのだ。

 最初は僕が運転席に座り、押してもらいながらバックで上がろうとするが、なかなかうまくいかない。この暑さなので途中で選手交代して、僕が車を押す側になって何度も力を振り絞る。

 が、結局ふたりで大汗をかいただけで車は出せそうにないので、応援の人間を呼ぶことになり、そこで僕はお役御免になった。
「役に立てなくて申し訳ない」
「いえいえ、ランニング途中呼び止めちゃって」

 というわけで出発わずか15分にして、大量の汗をかいた。とにかくランニングを続けることにし、目指す場所を市の運動場に変更した。そこまで行けば、水道が自由に使えるので、頭から水をかぶることができるのだ。



 出発からいろいろあったおかげで、運動場到着に1時間かかってしまった。リュックに入れた500ミリのペットボトル2本のうち、すでに1本が空になっている。とにかく、顔を洗い、頭から水をかぶり、近くの自販機で炭酸飲料も買って休むことにした。



 今日はランニングというより、猛暑の中で暑熱順化をするつもりなので、のんびり運動場を見学して回る。かつての大横綱双葉山の出身地でもあるので、相撲場だけは立派なのが作られている。まるで国技館みたいに屋根まであるのだ。ときどき相撲の全国大会が開かれているが、ここまでの相撲場を備えている自治体は少ないかもしれない。



 再び走り始めると、すぐに大量の汗が吹き出す。さっきこそ頭から水をかぶったのに、体温の上昇がハンパないのだ。仕方ない。水をもとめて行き先を決めていく。



 あった〜。命の水道。普段は全然ありがたみを感じない水道が、今日ほどかけがえがない存在に見える。ここで再び顔を洗い、頭から水をかぶり、空になったペットボトルに水を補給する。



 というわけで、2時間以上あちこちブラブラして帰宅する。持参した水は1リットルだったが、途中で2度補給したので3リットルは使っただろう。そのうち半分は頭からかぶったが。

 ちなみに戻ってくるときに、あぜ道にはまった車が気になったが、すでに影も形もなくなっていた。

コメント
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