おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

自然災害を前にして

2024-08-17 11:51:13 | 福島
 一昨日盆踊りがあり、昨日の朝は櫓の解体と片付けが待っていた。が、あいにく台風が接近しているので、とりあえず午前8時に集合し、その日やるかやらないかを決めようということになった。

 早朝のテオの散歩では青空も見えているので、これだったら大丈夫かなと考えていたら、集合時間が近づくとポツポツと雨が落ちて来た。でも、このくらいならさっさと終わらせられれば、なんとかなりそうだ。

 が、集合場所に行くと、主催者の人たちが検討した結果、片付けは後日にしようということになった。テントやビニールシートなど、湿気たままではコンテナの中に入れっぱなしにできない。よく乾かしてから片付けようという結論になり、明日は台風が接近するから、1日おいて日曜日の片付けに延期された。

 となると、片付けをする人間は少しずつ減って行くのである。用事があって片付けに来れなかった人は、まさか二日も延期になったとは知らない。日曜日を過ぎると平日となり、仕事をしている人はほぼ出てこれないのである。

 それにしても、地震に台風と今年の夏は予定が狂いっぱなしだ。僕の場合は、宮崎の地震の時には、日豊本線、山陽新幹線、東海道新幹線と乗り継いで東京駅に到着し、東北新幹線を待つ間に大地震が起こった。その直後東海道新幹線が運行を停止したので、あと1本遅かったら、車内に閉じ込められるところだったのである。

 僕に妹が現在結婚して静岡にいるが、この夏仕事の休みを利用して、旦那と九州旅行を企てていた。予定では16日に新幹線で静岡から九州まで行く予定でチケットを取っていたが、台風接近に伴い、終日東海道新幹線は運行を中止した。新大阪まで行けば通常運転しているから、熱海から名古屋あたりまで在来線の特急に乗り、名古屋からこだまで新大阪まで、それからのぞみに乗り継げば行けないことはない。どうするのかと思ったら、結局予定を一日延長し、三泊四日の旅行を二泊三日に短縮するという。

 コロナ禍で海水浴場なんかはまったく営業できずにいたが、今年の夏は南海トラフ地震警戒予報だの、台風接近に伴う海水浴場の閉鎖など、踏んだり蹴ったりである。こういう年が続けば、そのうち海の家はなくなり、夏に海で泳ぐという行事自体がなくなってしまうかもしれない。

 最近、川遊びや海水浴で溺れる人が頻繁にニュースになっているが、泳げない人が増えればそれだけ事故も増えるだろう。韓国で修学旅行生を乗せたセオル号の沈没で大勢の被害者が出たが、韓国では水泳の授業がないため、高校生ばかりか救助する側にも泳げない人間がたくさんいたという。

 危険には近づかないのが一番かもしれないが、自然災害が増えている現状では、危険に対処する行動を身につけておくことも、必要なことになって行くに違いない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする