おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

選手宣誓

2024-08-07 12:00:35 | 日記
 オリンピックも終盤に入り、マスコミはますます加熱している。おそらく日本国民は、温暖化で地球が過熱しているので、これ以上熱くなりようがないのである。新聞やテレビで「勇気をもらいました」発言を聞くたびに、ああまた便乗商法が始まったなと感じるだけである。

 もっとも、選手個人の努力や実力には、ただ舌を巻くばかりだ。高跳びで2メートルを軽々と超える。僕なんて地上から10センチ飛び上がるだけで結構大変なのに。100メートルを9秒台で走る。多くの人は途中で足がもつれて転ぶだろうに。

 高校野球も今日から始まった。すでに100年の歴史となる節目の大会らしい。最近は温暖化で昼間の開催から朝と夕方の開催に変更したり、9回の試合を7回へと短縮する案も出ているという。将来がある高校生が、体をぶっ壊して将来を台無しにする心配があるのだから、早く結論を出してもらいたい。全国一を目指すといって素人である。中にはプロを目指す子たちもいるのだから、無理をさせる必要はないのだ。そもそも高校野球は、教育の一環じゃなかったっけ。

 100回の記念大会の選手宣誓は、智弁和歌山の主将が努めた。その中の言葉、「努力したとしても報われるとは限らない。しかし努力しなければ報われることはない」というところは、かつて指導をしてもらった元大リーガーのイチローさんから伝えられた言葉だという。

 やはり一流アスリートの言葉は実感があり、重いのだ。僕を含め、これが一般人だとこうは行かない。「今更やったところで」とか「やるだけ無駄」とか「コスパに見合ってない」とか、そのくらいの言葉が関の山だろう。
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