福島に戻る

　昨日、一日がかりで福島まで戻ってきたら、宮崎で大地震が起きていた。発生が午後4時半頃で、東海道新幹線も一時停止したという。僕が東海道新幹線を利用し東京駅に到着したのが午後4時10分頃。危うく混乱に巻き込まれるところだったのだ。ギリギリセーフだった。そもそも朝は九州の日豊本線を利用して小倉駅まで行ったので、その時点で地震がきていたら、チケット自体が全部使えなくなるところだった。

　さて、福島に戻って来たら、早速アンがすり寄ってくる。テオは相変わらず「お前は誰」みたいな顔で逃げ回る。そろそろ6歳になるのに、いつになったら飼い主を覚えるんだ。いい加減にしなさい。

　さすがに九州の夜と違って福島の夜は涼しく、久しぶりに熟睡することができた。朝の散歩は畑に寄ることにする。タミちゃんは畑に行く前から「草がすごいことになっている。草むしりしたんだけど、ひとりじゃ追いつかなくって」と、言い訳している。



　おお、3週間前にしっかり草刈りと草むしりをして草ひとつないくらいにしていたのに、畑に近寄るのが大変なほど伸びているではないか。



　それでも野菜たちはしっかりと実ってくれている。これからは野菜を消費するために、せっせと料理をしなければならない。



　野菜を収穫している間、テオはおとなしく待っている。子供の頃は逃げて行こうとジタバタしていただけに、成長の跡が見える。



　それにしても、どこもかしこも草だらけだ。僕がいない間、近所のお年寄りが草刈りをしてもらえないからとヤキモキしていたらしい。今日は早速草刈りをしてあげることにしょう。



　アンは日中の暑さが堪えるのか、ぐったりと横になっている。そんなにヤワじゃ、九州じゃ暮らせないぞ。