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中国脅威論の大嘘  文科系

2014年08月01日 15時53分03秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 標記のこと、その例をお一つ。そして、この例から今後のこういう「大嘘論」の見分け方を少々。

 ロケット兵器や飛行機、艦船や核兵器、兵力などなどの数だけをいくら数え上げてみても、相対的脅威、戦争を仕掛けられる現実性などは、分かるわけがありません。これは暴力団がとてもよく知っていること。一例ですが、近距離しか使えないピストルを30丁持っていたって、機関銃1丁が敵にあると分かれば、大騒ぎになるでしょう。拳銃百丁のヤクザが、機関銃3丁のそれとの白兵戦に持ち込まれれば、多分射程距離とその正確さから言って、後者か絶対に勝利する。これを、「(中国)脅威論」などの、これからの判断材料にお使い願いたいと言うわけです。脅威論があまりに作為的にして、嘘だらけ、金儲け商売から来る誇大宣伝のようなもんだから、ついこちらも馬鹿にした口調になってしまいますが、対するに一つ、今世界の空母比較を。これはまー、ピストルに対する究極の機関銃のようなものだから。

 アメリカには、超巨大な原子力空母が11艘。対して、他国でこれを持っているのはフランスの1艘だけ。他の空母保有国は8国で、合計9艘です。日本マスコミが大騒ぎしている中国の14年就役1艘とは、旧ソ連ウクライナから、ディーゼルエンジン駆動の旧型空母ワリャーグ(約6万トン)を買い取っただけのこと。
 ここで一つ、日本自衛隊戦力の特記事項を。満杯で2万トン近くになる「空母」を、空母とは名のらずに持っているのだ。ヘリ搭載護衛艦と名乗り、全通甲板構造であり、小型空母よりも大きくって、戦闘力が優れているとあっては、相手国から見れば完全な空母だろう。ヘリと言っても最近は超強力なヘリもあることだし。このこと、軍隊を自国では自衛隊というような言葉のすり替えである。そこの所を防衛省自身も大いに心配するらしく、ウィキペディアにはこんな事が書いてある。問題の護衛艦は、09年と11年就役の「ひゅうが」と「いせ」なのだが、前者の説明にこんな文章があった。

『 なお、従来の軽空母や強襲揚陸艦の一部をも上回るほど巨大な船体を備えていることから、ハリアーのようなSTOVL型の戦闘機を運用する軽空母と比較されることも多いが、防衛省は本型での固定翼機の運用については公式にいかなる発表もしておらず、また、自衛艦隊司令官経験者からも、空母とはまったく本質を異にする艦であると指摘されている』
コメント (7)
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