蟹が食べたい。
時期ではないけど、無性に。
蟹より美味しいものは世の中にあふれているけれど、「カニ」という言葉には何か回復呪文要素が含まれていてうっとりと思うだけで人を幸福にさせるなにかがある。
きっとそれは幸福な時間と結びついているから、、、、、なんて感傷にひたれるぐらいだもの。
高いけど、思い出も想像ですら美味しいのならばちーんと大枚を叩く価値があるのではなかろうか、蟹旅に行きたいとカニ調べをしていたら出てきたのは
古いトランヴェール。
何と2021年の12月。
トランヴェール 2021/12 特集 文士が求めた北陸の蟹 🦀
今だからいえますが粛々と国内旅行に勤しんでいた頃のもの
おかげさまでコロナが猛威を奮っていた頃は風邪すらひかずなんとかのりきったものの、自己負担になった頃にかかってみたり、ここにきて3年越しの疲れがどっとでできてるような気がするのはなんでかな、年かなー。
やっぱり蟹パワー注入が必要なのかなーとページを繰れば、蟹のドアップ。
誌面からは蟹愛があふれんばかり。
蟹文士といえば開高健である。
蟹の特集にちゃんと開高健が出てくることに、この記事は間違いないと確信して読み進めれば徳田秋声の蟹蟹式紙や芥川龍之介が蟹ありがとうの短歌(←いまでいうところの蟹もらいましたツイートみたいなものか)まで紹介されていて蟹三昧な誌面構成。
そりゃあ握りしめて帰ってくるわけで。
その時食べた蟹はこんなんでありました。
蟹は娯楽。
今年の夏は蟹を食べに行ったきたので旅録はそのうち、年内にはUpしたいと思っております。
しかし、一年たつのが早くて早くてですね、夏休みなんて瞬殺ですよ。
月曜日からは蟹は蟹でも蟹工船の日々。
いいさ、いいさ蟹旅に行くための日々だとおもえば!
オーパ!まだ読んでないんです。
開高健はもう新刊が出ないので著作を読み切ってしまうのがもったいなくて。
絶対、面白いからここぞという時に読みはじめたいと思って早幾年、、、、。
蟹話🦀心に留めておきます。
その中に、アマゾンかどこだかの干潟に棲む蟹を食べる話で、干潟の泥を見ただけで唾が湧いてくるというようなくだりがあったのを思い出しました。40年も前のことなのでうろ覚えですが。栄養に満ちた泥を見て、そこに棲む蟹の身の旨味を想像したということなのでしょう。
そんな事を思い出しました。