日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

夏の昼の夢

2012-08-04 | ギャラリー
映画を見終って、外へでたら雨のにおいがした。

雨の香り。


ひと雨降ったようで道路は黒々として湿気がたちのぼる。
それでも熱気がすこし薄れるようで夏の通り雨はキライではない。

その映画はまるで印象派の絵画のような機械仕掛けの時計の姿からはじまる。
ジョルジュ・スーラの点描のようでポール・セザンヌのような色使い
そして人を惹き付ける圧倒さはゴーギャンであろうか。


まるで白昼夢をみるかのように短編の夢を3話見る。
『魔法の時計の物語』 
監督・脚本 : ラディスラス・スタレヴィッチ
歌うたいの少女



かわいいパレード
魔法の時計



ストップモーション・アニメーションの先駆者で解説にあったように
ティム・バートン、ピーター・ロードやテリー・ギリアムなどに大きな影響を与えていることが
色濃く見て取れる。
技術はきっとアイデアで補われているのだろう。
粗削りなはずの表現方法であるはずなのに(人形を操り糸が見えたり)それでいて
ポエティックでフォトジェニックなのである。


暑い夏の昼に見る夢。
それはきっとこんなモノクロで時にカラフルな夢うつつな世界に違いない。



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