日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

遅ればせながらで鬼滅の刃

2020-10-28 | Weblog
荒んだ精神にとどくのはいつも馬鹿にしているはずの真っ直ぐさだったり、愚直さだったり、カッコ悪いと思っていた熱さみたいなもん。

自分では出来ないし、やりたくない事を彼らは当然の顔をしてさらりとやってのけつつも「ツライ」という。「苦しい」という。「逃げたい」という。
やらされていると嘆息するのか、運命だから逃げられないと思うのか。
言い訳をして、逃げ出す事を許されているはずなのに日々を自分らしく生きてゆく。
ツライ、苦しい、逃げたいと思いながらも。


この自分らしくというのがクセモノなのである。
自分らしくを突き詰めれば、自分が一番、天上天下唯我独尊の鬼舞辻無残だしさー。



自我から逃げ出しても殺られ、口をひらけば殺られ、黙っても勘繰られて結局、殺られる下弦の鬼
折り合いをつけるためには「俺は今までよくやってきた!! 俺はできる奴だ!」と心に竈門炭治郎を飼うしか方法はなく、
全身全霊のプイッと禰豆子よろしく態度で示すしかないもの。




こんなに荒んだ鬼すむ世界、コロナ禍で生きる希望の「鬼滅の刃」
興行収入もすごいことになり、タイアップした企業の商品は軒並み売上が好調というまさに最強の救世主。
世の中の踊らされっぷりに、最近ヒマな私も踊らされてみるかと見てみたら

あらあら

まさか、どっぷり。



海外の推理小説を読んでいるかのような覚えられない(読めない)人名と
韓流ドラマのように入り組んだ血縁関係に四苦八苦しているうちにズッポリですわ。
気持ち悪いはずの鬼の形相にも慣れてくれば、これは売れるべくして売れるコンテンツだということが判明。
ドラゴンボールとワンピース、ハリポタにるろうに剣心etc
いろんな漫画や小説のいいとこ取りになっている。
そりゃ面白いはずだわ。
ラスボスを倒して、人気の絶頂で幕を閉じたのも鬼滅人気を決定づけたに違いない。
BOØWY(ボウイ)と同じ戦略だね。
あっ、嵐と言ったほうがわかりやすかった・・・・・か。


色々と変化があって「自分らしさ」と格闘中の身としては、ストレートな頑張る宣言に身悶えし、勧善懲悪の水戸黄門型のストーリーであることに元気をもらってアニメをイッキ見。
でもさあ、アニメはストーリーが全然、完結してなくてビックリ。
めちゃくちゃ稼ぐ気マンマンのラストで、映画で続きを見たいと思うけどさらなる続編に突入することが確実だから映画 無限列車編は観ません。
観ませんてば!
その刃で断ち切りたいものは山ほどあるんだけどね。
切っても切っても切れない鬼のような現実からの逃避。
明日はヒマなんです。

映画、観ませんよ、観ませんてば、多分。


   







コメント
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