日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

美と陶酔のボルドーワイン

2015-09-23 | ギャラリー
酒に陶酔したいあたしと、美に陶酔したいあたしが、これは行かねばと思っていて、
会期終了間際、シルバーウィークまっただ中に上野へ出かける。
美と陶酔の都へと銘打たれた「ボルドー展」@上野 西洋美術館


思いの外、展覧会自体は空いててホッとするも、お茶するにも、ご飯食べようにも
あちこちワサワサとしており、酒、つまり本日は酒=ボルドーワインなのであるがそれを堪能できる場所がないのである。
美に酔いしれるだけでもボルドー展ではなく、
美とボルドーワインに陶酔してこそのボルドー展なのである。

太古の遺物はボルドー色=赤ワイン色の什器に収まり
18世紀のワインクーラーやワインのエチケットが展示され
ボルドーで花開いたドラクロワの大作とモンテスキュー(学校で習いましたよね?)の直筆をみてボルドーの美に酔えても、肝心なワイン酔えないなんて・・・。


およよよよ・・



飲める場所がないのなら、すたこらと家に帰れば、
我が家にはボルドーワインがないのである。


およよよよ  よよよ


帰路をとって返し、近所のスーパーではお高めのボルドーワインを選んでお買い上げ2000円。



既に、この値段で察していただけようが、全然、うまくないワインでして、
輸入元はENOTECAで五大シャトーのひとつムートン・ロスチャイルド所有のほにゃららと書いてあったから期待したのだけど赤ワインは高いのに限る!
ああ、生殺しのボルドー展。陶酔ではなく悪酔い。


ああ、甘美と繁栄の杯を我が身にも一杯。
この一杯のワインの後、麦茶を飲んで床につくという悪夢。
さすが美と陶酔のボルドーは遠い。








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