韓国旅行の出発前日にNHKドラマ「大仏開眼」をみる。
そして旅行のお供には
夢枕 獏著 「沙門空海 唐の国にて鬼と宴す」
そして韓国の国立中央博物館で出会ったのは
半跏思惟像(はんかしいぞう)。
なんとなくつながっているようで面白い。
半跏思惟像を目の前にすると広隆寺に弥勒菩薩が朝鮮半島からやってきたことがものすごくよく分かる。
もちろん何処で作られたかは今尚、論題になるがいづれにせよその作り手、デザインともに大陸からやってきたことに間違いはないだろう。
日本という国の文化の基は大陸を通してやってきたのだということを再認識する。
しかし印度の仏像はとっても色っぽいものが多いのだがそれがだんだん普段、目にする仏像になっていくのも面白かったな。
民族の好みの問題なのでしょうか?
そして話は「開眼」へ
大仏の目に瞳が入り(開眼して)魂を宿す。
そして小説の中の空海は唐にわたりそこで密に開眼す。
そう開眼という言葉には仏道の心理を悟る意から学芸・技能の大事なやり方やコツを悟る事の意をもつ。
そう、視界がクリアーになって物事をしっかり見極める事を指すのだね。
最近、なんとなく視界がはっきりしないことが多くて見えないことも多い。
もちろん不確的な要素も多いからよけいに迷う。
そんな状況にあってなかなか開眼することは難しい。
視界の悪さに追い討ちをかけるかの如く、自分の瞳も雲ってしまっては
物事はさらに五里霧中。
先は見えなくてもルーツはたどる事ができる。
そして足元の位置もわかる。
そして踏み出したその1歩目も。
TVをみて本を読んで異文化と触れてルーツに出会う。
しっかり眼をひらくと確かにいろいろなことに出会えます。
そしてそれをじっくり見るために
メガネ 買いました・・・・。
ああ、ここにたどり着くまでに長い道のり。
メガネ 買いました。
たった一文の為に長々と無駄に言葉を重ねます。
物欲には波があってちょっと前までは靴でした。
「ムカデか!」といわれていたのは今は昔。
只今のビックウエーブはメガネです。
ムカデの称号?を返上した今は「オームか!」といわれています。
ナウシカにでてきたダンゴ虫に目がいっぱいあるやつ。
確かにこれだけ目がありゃメガネかけ放題だもんね。
そうですよ、この先行き不透明な時代を乗り越えるには先見の目、物事の真実を見抜く目が必要です。
視界くっきり、メガネは必需品です!
ついでに韓国にいったらメガネでしょ。 ね。 ね。
これだ!とイキオイで買ったのですが、韓国の人にはすこぶる評判がよい。
Flairというドイツのメガネ。
赤いフレームにブルーがとても映えるおしゃれメガネですよ。
美人に見えるとか・・・カワイイとか・・大絶賛の嵐。
お世辞でもウレシイ。
しかし日本ではまったくもってウケません。
何故?
やはり民族の好みの問題か。
それとも店員のセールストークでしょうか?
メガネ屋のみならずあちこちで褒められたんだが・・・ジュースまでもらえたのにな。
ああ、こうやって韓国にはまっていくのか。
メガネのおかげで韓国の懐の深さにも出会う事ができましたとさ。
チャン チャン。