日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

もしゃもしゃのつる

2023-03-27 | Weblog
青天の霹靂とはまさにこのことで一ヶ月ほどの長きにわたり
独居生活を謳歌?す。

おかげさまで仕事したい放題。
生活は荒むいっぽうで、外食につぐ外食であった。
自分に甘すぎる身としては独居生活は難しい。
お小言のひとつやふたつ、みっつよつとて・・・がきこえないと
日常生活もおくれない。


世の中、あたしのように自分のことだけで手一杯の人を当たり前のように
支えてくれている人がいるということを自覚してない人が多いから
家庭内不和とか、勝てない不和とかに発展してしまうのだろうということを
身をもって体感する日々であった。

寝間着に着替えることもせずテレビの前でおこた寝。
(こたつでそのまま寝てしまうこと。夜中に喉が渇いて起きる。風邪をひきやすい等、種々の問題が発生しがちな睡眠行動。)
一ヶ月の間、寝室で寝たのは一夜のみというありさまで体がバキバキになった。
自由とは福沢翁のいうように「自ら」があって由となすでないとダメなのだということを身をもって知る羽目に。
ですからね、仕事が忙しいを言い訳にしている皆様もどうぞ、つつがない日常に貢献をしてくださっている方々を敬い、感謝し、時にひれふせ!!と思った。
(もちろん自分を含む。)

そんな荒んだ独居生活。
自分以外の生体反応のない空間はよりダメダメ感が漂うから、いつもよりすこし多めに掃除をして
自分のことは自分でやり(←当たり前!)生活に潤いを求め久しぶりに観葉植物なんぞを買ってくる。
植物を枯らしてしまう原因は水をあげないより、あげ過ぎが多いから気を付けてとアドバイスをもらい買い求めたアイビー、一鉢。
アドバイスを思い返すにつけ、これはつまりイヌ、ネコに嫌われる大きな原因ともなっている「構いすぎ!」と同じ現象で
ついには植物にも鬱陶しがられるめんどくさい性格なのではなかろうかいうことに思い当ってしまった。ちょっと凹。

でもね、アイビーを正しく放置したら、超元気! アイビー、超元気、嫌われてない!



どんどん新しい葉がでてきてつるも長ーくなってきた。
縮れ葉っぱがもしゃもしゃと元気よく伸びていく様を見守っている。アイビーかわいいなコンニャロという心境である。
その伸びっぷりはまさに自由を謳歌していると正しく言い切れるのではないか。

与えられた環境下で生き生きと己を解放し、はつらつとした若さをもって伸び伸びと思うがままに成長していく。
自由とはかくありたいものである。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう一つの旅 台湾『路』をゆく、 高雄 無関実験書店へ

2020-12-22 | Weblog
高雄の強い日差し、白い棺、カーテンの先の漆黒の世界。


スポットライトをあびてステージに立つ、マイケル・ジャクソン。
孤高のマイケルを想う。
これからはじまる期待と興奮を具現化したマイケル・ジャクソン
歓声の中、微動だにしないのは自分の価値の尊さを見せつける最大の演出であり、作戦であり。
live会場の期待のボルテージが最高潮に達し、焦れたところではじまるイントロ。
究極の2分間ともいわれるMichael Jackson のdangerous tour in Bucharest
たっぷりと微動だにしない1分39秒、首だけ動かして10秒弱、サングラスを取るのに10秒強、Michaelが歌い出すまでにたっぷり2分以上が費やされている。
動かないだけで、観客の興奮と期待を増幅させる稀代のアイドル(偶像と呼ぼう)Michael Jacksonを彷彿とさせたのでした。


どこで?


本屋で!
台湾の第二の都市、高雄。
行く機会があるのなら、数多ある観光スポットをさしおいていくべき場所。

旅に行くのなら、
そこでしか出会えないアートに出会い、


夜の帳に沈める一杯を求め、


土地神様にご挨拶をして、


地元の本屋をマーキング。


地元食をいかに家で再現するかを考えて、名物にうまいものありと叫びたい。






高雄でも。

面白い本屋に出会った。
暗闇の本屋。
駁二藝術特區 無關 實驗書店
高雄の観光おすすめ スポット アート特区にある無関実験書店、まさに実験という名にふさわしい本屋なのである。
高雄の強い日差し、白い棺、白いカーテンの先の暗闇。本屋。








どうよ、孤高のマイケル・ジャクソンの居並ぶ漆黒の空間。



読めない本を買ってもと思うけど、本屋という場所はお国柄を色濃く出すから観光地にもなり得るのです。
入場料をとられますが、その金額がそっくり買い物に使えるというのも良心的。
高雄の粋とでも申しておきましょう。
読めない本を買ってもしかたないからと手ぶらでで帰ろうとしたら、本でなくてもいいし、なんでも選べるからと親切な店員さんが勧めてくれたのはフォーチュンクッキー。





読めないけど。


アートと本好きなら絶対にここ好き!
微動だにしないマイケル・ジャクソンを知る人にも薦めたい摩訶不思議な本屋。
旅先で自分の好きなものを色眼鏡を通してみるというも、特別な旅の体験である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう一つの旅、台湾『路』をゆく

2020-12-17 | Weblog
吉田修一の小説『路』(ルウ)。
大好きな小説を久しぶりにとりだした。
台湾旅のために選んだ一冊は、とても大切な一冊となっていまもあたしの本棚の一番いいところにいる。
台湾に新幹線を走らせるという一大プロジェクトのに交差する人間模様。
台北のホテルや飛行機の中で読んだこの物語は、現実と小説を交差させて、台北の喧騒や日差しをより鮮烈にする。

台北で吉田修一の『路』を読んだ記憶は→こちら

街路樹の深い緑、夜市の輝く黄色いあかり、輝く闇、ルーロー飯のしみ。
これは小説の中の世界か、現実か、はたまた台湾旅への思慕か。

わかりやすい感動やあからさまな恋模様はないけど、広がる感情は岩に染み渡る慈雨の如くジワジワと明日への希望をはこんでくる。
旅にいく東京駅のホームに滑り込む新幹線に乗り込む静かなワクワク感にも似て。

また台湾に行きたい。
新幹線に乗って台北の先、高雄へ行きたい。



この一年少しの間、なかなかブログを書くことができなかった。
ちゃんとインプットしていたはずなのに、いろいろなものに追いまくられて、振り返る暇もなく、ダダ漏れで、感動することもなく、淡々と日々をやっつけておりました。
人間失格である。
楽しい、嬉しいという感情は置き去りで、持続することなく、いつでも時間に追われて不安と不満ばかりが溜まっていく。
それが急に強制的に時間の使い方を変えられて驚いて、落ち込んでだりもしたけど、本来のあるべき姿に戻ったんだと思えたら、ちょっと光明が見えてきて、こうやってブログを書くことができている。

シンガポール に続くもう一つの旅、少し前の台湾旅もまとめなきゃ。
ブログに書いておかなきゃ。あたしがあたしでいるための整理として。

もう一度、『路』を読み直さなきゃ。
次の旅の準備をしなきゃ。近いいつかのために。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月11日はノラ猫記念日  シンガポール で病院へいこう編

2020-12-12 | Weblog
『白衣恐怖症』というものがあるらしい。
医者や看護師を目の前にすると実際より病気寄りの数値を叩き出してしまう人のことを指すようで、緊張はストレスであり、ストレスは万病の元。
かくいうアタクシも病院嫌いときているもので、病院に行くよりは薬局で市販薬を買いやり過すタイプ。
健康診断で「血圧高めだね、もう一回測ってみようか。」なんていわれたら、倍々で血圧は高くなっていく。小心なもので。

でも歯医者を筆頭に病院嫌いを公言していても昨今の病院事情は様変わりしているようで昔、医院でも本屋になっていたり、カフェになっていたり。こういう病院なら喜んで通院させて頂きたい!

尾道の元医院 古本屋20db(デシベル)の記事はこちらから→弐十db


シンガポール ではカフェに
昔、病院 『中華医院』だったところがオシャレカフェに。






このカフェのおしゃれ具合がツボで、絶妙で!好きすぎて!
どこを切り取っても絵になること、絵になること。
カフェなので歩き疲れて甘いもの&お茶もいいし、ブランチ、ランチにも良い。
もちろん百薬の長をと所望する左党にもクラフトビールという選択肢あり。

百薬の長の長を処方していただけるなら病院は好きかもしれない。


頑張ったねとオモチャをくれる歯医者であり、
シールをくれる内科であり、
お薬は甘いのをきれる小児科であり。
あたしもこれなら自発的に病院に行くのになと。


このコロナ禍、こんな冗談も不謹慎になるぐらいの
医療従事者の献身で成り立っている医療態勢にはほんと感謝でしかない。
できることはコロナにかからないよう最善を尽くすこと。
それでも不慮がおこるのが病気というものであるが。
使命感と責任感でいまの医療が成り立っていることを忘れずに、感謝しつつ、早く海外旅行に行ける日常をと思う。


8月11日はノラ猫記念日と制定して大分たった今頃、シンガポール 旅行記を終わりにする。
時系列がめちゃくちゃですが、いまだからこそ感じるインプットできることの有り難さ、アウトプットする大事さを噛みしめながら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月11日はノラ猫記念日  蟹のしじまの向こう側編

2020-11-30 | Weblog
旅先で買うもの これを総称して「おみやげ」という。
いつもはスーパーで買う大根も、旅先で買えばそれは立派なおみやげになる。
ちょっと例えが悪いけど、そういうこと。

その場所、土地でしか買えないもの
そこで買うから意義あるもの
あとは勢い!
欲しくて迷っていて旅先で背中を押される買い物もお土産とよんでいいだろう。


代替品ならいくらでも買えるけど、「それ」が欲しくて、そこでしか買えないものを手に入れるための出かけていく。
旅の大きな原動力。

シンガポールでの買い物リスト

ラッフルズホテル ロングバーの シンガポールスリング
白新春茶荘の業務用中国茶
Super mama の有田焼
The Cookie Museum のチリクラブ味のクッキー



買い物リストの違和感にお気づきだろうか?


クッキーはまさかのチリクラブ味。
まさに『蟹のしじまの向こう側』ともいうべきシュールなクッキー。





クッキー一枚に付き蟹一匹付き。


きわめつけは有田焼!
シンガポールでしか買えないSuper mamaと日本のKIHARAがつくった有田焼の器。
シンガポールのアイコンをグラフィカルにちりばめたデザインで、毎年少しづつデザインが違うのも面白いところ。
年号が入っているから旅の思い出にうってつけ。


※写真は2020Ver


KIHARAがつくる有田焼にはオリジナルのTOKYOデザインもありまして、それを手にいれた日からいつかきっとシンガポールVerを手に入れたいと思っていたのだ。



シンガポールらしいマーライオンモチーフも一見してわからないぐらいキレッキレのデザイン。




青と白のすっきりとしたデザインは普段の食卓で使いやすいとくれば是非とも手に入れたいところ。
アラブストリートエリアに店を構えるSuper mama
いざ、勇んで店に向かえばまさかのマーライオンのチョップスティック レスト(箸置をあえて横文字)がsold out!
一番、品切れおこしちゃいけないやつが売り切れとはやんぬるかな!
そこにしか売っていないものだからこそお土産のお土産たる価値が出るのだけど、この状況に意気消沈。
シンガポールを訪れる際のお楽しみと、大義名分ができたと思えば、思っても意気消沈。
意気消沈しすぎて、香港で買おうと思っていたニワトリ柄の器を扱っているお店をみつけて買い込んでしまうぐらいの勢い!

一喜一憂、真剣勝負のお買い物。
旅先の買い物、おみやげを買うというのはそういうことである。
旅先のショッピングとは一進一退の勝負事である。
心して買い物せよ!





後日談
いつだって、コロナめー!と思っているけど、
コロナのおかげでウレシイことがあった。 唯一のウレシイこと
なんとSUPER MAMAのオンラインショッピングで日本からの買い物が可能に!!
旅行から帰ってきてオンラインショッピングができることを知り、注文しようとしたら
その時点で発送はシンガポール国内のみであった。
それが海外旅行なんていってられない状況下でシンガポール国外発送が可能になった模様。
今年の8月、満を持してマーライオンの箸置きが海をわたって我が家にやってきた。
Super mamaの有田焼で食べる海南鶏飯
スーパーで手軽に買える材料で、簡単で美味しいとなれば海南鶏飯は必然と食卓に並ぶ回数は多くなるというもの
楽しかったね、また行きたいねといいながら食べるこの海南鶏飯の特別なことといったらない。
こんなランチが食べれるならコロナ禍 ステイホームも救いようがある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月11日はノラ猫記念日 蟹のしじま編

2020-11-30 | Weblog
世界の車窓から
世界歴史紀行
世界絶景旅

いろんな視点で世界を切り取った旅番組が百花繚乱

もちろんお気に入りは岩合さんの『世界ネコあるき』
個人的に注目の新番組は『世界カニめぐり』
世界各国のカニ料理を現地の空気感とともに視聴者へおとどけする番組
いやあこれが面白いのなんのって
街角の人気店の人気メニューからピックアップして黙々とひたすら食べ続ける回があったかとおもえば、地元に人とくらしを垣間見ながらワイワイとシェアしてみたりと毎回ちがった趣向でカニ料理にせまっている。
蟹という素材のポテンシャルの高さゆえに、どの料理もおいしそうではずれがない。
 
イタリア料理、アジア料理、郷土料理
台所から、屋台から、レストランから
料理紀行はいろんな切り口で紹介しつくされているけど、
『蟹』という素材をメインにしたことを評価したいのだ。
これがじゃがいもだったら、華やかさに欠ける。
これが雷魚であったならばお国は限られる
これがブドウであったなら料理法は限られる。

揚げて、蒸して、焼いて、煮込んで、生でよし、
旬は世界をかけめぐり、世界の人々を高揚させる食材、カニ。
『世界カニめぐり』がいかにすごいコンテンツであるかご納得いただけるであろうか。

放映時間は・・・・



と続けたいので、だれかこの企画を買っていただきたいのだけど。
番組名称は『世界どこでもカニ歩き』でもよい。

バンコクの蟹
ホーチミンの蟹
金沢の蟹
ソウルの蟹

今回、満を持してシンガポールの蟹
シンガポール チリクラブといえばここ「JUMBO」
予約は必須で観光客、地元の人であふれている。



カニは時価







決して安くはないけど、小さめでと頼めばそこまで高いものではないし
他の料理を食べる余裕もできるというもの。


手をどろどろにしながらも無言で食べつつづける
店の喧騒、活気、カニ、無言、咀嚼音。


蟹のしじま

シンガポールで良い言葉が生まれました



次回『世界どこでもカニ歩き』は蟹のしじまの向こう側をお送り致します
乞う、ご期待(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月11日はノラ猫記念日  ATLAS BARでひといき編

2020-11-25 | Weblog
旅行の目的は人それぞれである。
何をしに行くのかと問われれば、まずは「飲みに」と答えよう。

その後には猫だの、犬だの、雀だのがカメラにおさまりまくるわけだけど。

シンガポール に行った目的。
1、ラッフルズホテルのロングバーでシンガポール スリングを飲むこと。
2、マリーナベイサンズのルーフトップバーでシンガポール スリングを飲むこと。
3、スペシャルなバーでスペシャルな一杯を飲むこと。

1はミッション完了
2はミッション不完了
なぜならルーフトップバーにはシンガポール スリングがないのである!
はあ?と思うだけど、行けば納得。あそこはバーではないのだよ。
なので、地上階のバーでシンガポール スリングをはじめとする美味しいお酒を愉しむべし。
さて、3

世の中にはこんな場所も存在するんです。
夢見心地の昼酒を!





昼酒なんて言葉が使えないほどオシャレBar アラブストリートにあるATLAS(アトラス)
世界のベストバーにも選ばれたこちらのATLAS BAR
カトンのテラスハウスよりインスタ映えするスポット。
きっとこの経験は一年後も二年後もうっとりと思い出す昼酒体験になるはず。
ああ、我が人生 常に悔いナシ!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月11日はノラ猫記念日  マリーナベイサンズでシンガポール スリングを飲む方法編

2020-11-25 | Weblog
酔っ払いが多いbarというのはあまり心地が良いものではない。
しかも酒に酔うのではなく、キラッキラッの自分に酔っている人が多い場所だとさらに面倒だ。
マリーナベイサンズのルーフトップバー、CÉ LA VI(セラヴィ)正しく観光地。
カリカリになったかすみ草が刺さっているドリンクをなんと呼べばいいのだろ。




キラキラの街を見下ろして、キラキラの場所でキラキラの自分とカクテル。
まさしくシンガポール スリリングの体を夢みてここに集うも、殺伐として、野生生物界における発情期の縄張り争いみたいと思う。
自分を出来るだけ大きく見せて、力をアピールする生物としての理について考える傍にはシンガポールスリングがあって欲しいと負け組は這々の体で下界へ逃げる。




実はあそこはbarじゃないと言い切ったのは若い腕のいいバーテンダー。
イケメン。
キラキラは下界で輝く、地上の星。
美味しいカクテルを楽しく飲みたいのならマリーナベイサンズの天上界ではなく地上の楽園でどうぞ。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月11日はノラ猫記念日  Gardens by the bayスカイデッキからショーを見る編

2020-11-25 | Weblog
夜風に吹かれて向かうはGardens by the bay




人気のスカイウォークを行って、フラワードームを巡るつもりが、すごい人出。つまり大人気。
人気のスカイウォークは、皆が心ゆくまで堪能するから時間指定のチケット虚しく、列は遅々として進まず。
最後のショーの時間も、閉園時間も刻々と迫り、フラワードームに行くことをとっくに諦めた頃、始まったのは光と音楽のショー。
このタイミングではじまるとは!と心中穏やかでないのは残り五組を前にショーをスカイウォークから見るという幸運が転がり込むか否かの瀬戸際だったからだ。
皆が見つめる視線の先に入り込めるかどうかという瞬間。




その幸運がこちら。



選ばれし者のみが許されるスカイデッキからのショー。イルミネーションが近い!
イルミネーションにまみれるというまたとない経験をして、ディズニーランドのエレクトリカルパレードのキャスト気分を味わって◎。




スカイウォークから眺めるマリーナベイサンズ。
やっぱりミーハーだけどルーフトップバーにも行こうと思わせるシルエット。
しかし、とんでもないものをつくったよね。
この人類が滅び、文明が廃れた頃、その時の生物はマリーナベイサンズの廃墟をどう眺め、解釈するのだろうか。
神聖な場所か、快楽の中心かと喧々諤々と推察するのだろう。
なんでこのデザインが採用されたんだろうねーとか言ってる人々の存在に気を留めることもなく。
まあビックリ建造物であることだけは事実であろうからさあ、飲みに行くぞーと視線の先。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月11日はノラ猫記念日 ラッフルズホテル シンガポールスリング編

2020-11-25 | Weblog

陽の高いうちから臆することなく飲める場所。
昼飲み、立飲み、センベロのメッカ、上野の高架下あたりとか、赤羽一番街。
大手を振って、堂々と朝から酒を飲む幸せと旅の幸福感は似ている。
旅先で昼飲みなんて、想像しただけで幸福になれるほど。

品行方正を絵に描いたような(金で解決ともいえる)シンガポールでグラスを片手に椅子に沈みこめる場所があるとは驚きである。
宗教上の理由もあり、お酒には厳しいルールがあるのかとおもっていたら「特区」が存在して、一杯の酒を求める長蛇の列。
そこはラッフルズホテル ロングバー。
トロピカルカクテルの傑作シンガポールスリングの発祥の地。
夕焼け色したこのカクテルをロングバーで味わいたいというのは旅の大義名分である。
シンガポールの一番の観光地であり、一番のアクティビティ。



バータイムではないからと気軽に出かけていったら、
世界中の人が同じ意図を持って、ラッフルズホテルのロングバーを訪れるから、激混みになるのは当たり前、列に並ぶこと一時間。
赤い夕焼けになる少し前、アペリティフにシンガポールスリング。
バータイムにしっぽりとなんてきっと無理だね。
でも楽しみはオアズケの時間が長いほど、耽美で優雅に再現されるもの。
じゃじゃーんと効果音付きで登場するシンガポール スリング。



シンガポール スリングをシンガポール「スリリング」と記憶している人もいるに違いない。
ロングバーで味わったその一杯、トロピカルな定番の一杯、そしてせっかくここまできたのだからとオーダーした二杯目のグラスを傾ける時、思い出す。

今は昔。
その昔。
シンガポールスリングはシンガポールスリリングであったのだと。
直感はきっといつだって正しい。
だってシンガーポールはこんなにまでもスリリング。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする