原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

NHK夜7時のニュースが果すべき使命

2012年09月17日 | 時事論評
 一昨日(9月15日)の夜、「原左都子エッセイ集」宛に以下のメッセージを頂戴した。

 <件名>
 小郷知子NHKアナウンサーの声について
 <本文>
 2011.9.7の記事、全く同感です。
 小生は、長年、夜7時のNHKニュースを聞いてきました。ところが、小郷アナウンサーになってから、聞くのが苦痛でたまらなくなりました。よくぞ、言っていただきました。小郷さんは清楚で聡明な印象を受けますが、声はニュースのアナウンス向きではないと思います。人格攻撃ではありません。一視聴者の深刻なるお願いです。
 ブログというものへの投稿は初めてです。匿名ですが届きますように!
 (以上は、匿名氏より当エッセイ集に頂戴したメッセージを転載させていただいたもの)


 上記匿名氏のメッセージ中に記載下さっている 2011.9.7の記事 とは、「原左都子エッセイ集」に於いて1年程前に公開した 「アナウンサーは『声』が命!!」 と題する記事である。
 参考のため、ここでそのバックナンバーの一部を要約して紹介しよう。

 NHKのアナウンサーに 小郷知子氏 との若手女性職員がおられる。
 この方を私が一番最初にテレビで見たのは、(当時の時点において)数ヶ月前のNHK夜7時のニュースに於いてであった。 いつもは武田氏というベテラン男性アナウンサーがメインに担当しているニュースだが、その日は小郷氏がメインでニュースを伝えることになったようだ。
 これがどうしたことか声が聞き取れない。 最初は私自身の老化現象で早くも耳が遠くなり始めたのかとも考えた。 娘に確認したところ、私程ではないがやはり聞き取りにくいとのことだ。
 小郷氏の声が小さいという訳ではない。 どう表現すればよいのか、実声部分が少なく息ばかりが漏れているような発声なのだ。 加えて高音であることも聞き取り辛い要素の一つであろう。
 テレビの音量を上げてもやはり聞こえにくい。 当時はまだ東日本大震災関連のニュースが主であった頃で特に福島原発事故に関する報道の詳細を網羅したい私にとっては、このアナウンサー氏の声の聞こえにくさに実に難儀させられのだ。 結局、小郷アナウンサーが声を発する度にテレビの間近まで行って耳を傾けねばならず、たかがテレビのニュースを見聞するのに何で視聴者側がこんな苦労を負わされるのかと、NHKを恨みそうにさえなったものだ。
 やっと武田アナウンサーが7時のニュースに戻って来て以降は、夕飯を食しながらも自然と聞こえてくる報道音声に安堵したものである。
 その後、昼間のニュースにも登場している小郷氏である。 多少低音声を発する努力をしているのか?との印象もなきにしもあらずなのだが、やはり息が漏れ出るその音声は聞き取りにくい。
 そうしたところ、ネット上で小郷アナウンサーの「声」に関する原左都子と同趣旨の見解を発見した!  このネット情報によると、NHKの顔ともいうべき看板番組「7時のニュース」のメインキャスターたり得ない小郷氏の金属性の悪声を厳しく非難した上で、ニュースアナとは何よりもまず抵抗なく聞き取れる発声が最優先条件との見解を述べている。
 このネット情報に勇気をもらった私は、今回やっとこの記事において日頃のストレスを公開することにしたといういきさつだ。 
 いやはや、特に報道番組であるニュースに声が聞き取りにくいアナウンサーを国営放送とも言えるNHKが起用するとはどうしたことか? 視聴者の深刻な不満をNHKには是非共再考して欲しい思いだ。
 (以上、バックナンバー「アナウンサーは『声』こそ命!!」より一部を要約引用)


 引き続き、当時このエッセイに頂戴した数多くの“賛同意見”の一部を以下に端折って紹介しよう。

○ 8月中旬だったでしょうかNHK夜七時のニュースに突如新顔のアナウンサーが出てきてニュースを読み始めた時、家族で「聞きにくい声」について話し合った事を思い出しました。見た目には整った顔で冷たい印象だったように記憶しています。

○ 小郷さんの声にはげんなりしていましたが、原さんも同じように感じていらしたとは驚きました。私だけかと思っておりましたので。 はっきり言って小郷さんにはアナウンサーとしての仕事を遠慮してもらいたいです。お気の毒ですが、訓練してもどうにもなりません。ちなみに最近よく出ているNHKの若手の男性アナウンサーはどの人も大変美声です。そもそもニュースなんてじっと見ているものではなく、見たり見なかったり、何かをしながら聞くものですから見た目より声でしょう。

○ 同感です。7時のニュースのような多くの人が見る番組はいい声のアナウンサーにしてもらいたいと切に願っております。小郷さんはアナウンサー向きの声ではありません。そんなアナウンサーが7時のニュースをやっているのは日本の恥です。外国人観光客は、ホテルに泊まってテレビをつけてNHKのニュースを見るでしょう。そして日本のアナウンサーの声の悪さが日本のイメージになると思います。

○ 小郷さんをアナウンサーとして採用したNHKが悪いのです。私の大学時代の友人はアナウンサー希望でNHKを受けました。とても声がよかったんです。結果は不採用でしたが、もし声が悪かったらやめた方がいいと私が止めています。 採用されてしまった小郷さんが気の毒です。

○ (上記コメンテイター氏より再度頂戴したコメント) 9月11日にNHKへネットで投書いたしました。細かいことは書かずにこちらの記事(「アナウンサーは『声』が命!!」)を紹介してしまいました。無断で紹介したことお許しください。 その後、返信など一切ありませんが、昨日土曜日の7時のニュースは男性アナウンサー主体で小郷アナは出ていませんでした。今日はどうなるのでしょうか?


 以上、「原左都子エッセイ集」バックナンバーよりの引用が長引いてしまい恐縮である。
 当該バックナンバーを公開してほぼ1年の月日が経過した現在、改めて当時と同趣旨のメッセージを一昨日頂戴したことにより、“NHK夜7時のニュースキャスター悪声”の現実とはまさに「社会問題」の範疇ではなかろうか?、との思いを今一度新たにした私である。

 ここで今一度繰り返すが、決して小郷知子氏の人格攻撃など私も含めコメンテイターの皆さんは誰一人としてするはずもない事は、上記の文面よりお分かりいただけるであろう。
 そうではなくニュース報道が果す役割の重要性を鑑みた場合、(特に国営放送に準じる放送局ともあろう立場の)NHKが何故メイン報道番組であろう夜7時のニュースに悪声のメインキャスターを採用し続けるのかに関して、末端視聴者から今一度ご意見申し上げたいだけの話である。


 おそらく「原左都子エッセイ集」に貴重な時間を割いてコメントあるいはメッセージを下さる方々とは、その根底部分の思想において原左都子と同志向であられるのだろうと推測申し上げる。
 当該記事にコメントをお寄せ頂いたコメンテイターの皆さんは、例外なく長年NHKを嗜好し当放送局よりの番組を好んで視聴しておられる事も、そのメッセージ内容より重々把握させていただく私だ。

 原左都子の思いが当記事を通じてNHK現場に届くか否かは、現在本エッセイ集の“営業・公報活動”を一切実施していない立場上判断不能である。
 
 どうか、我が拙いエッセイ集に貴重なご意見をお寄せ下さったNHKファンの皆様の切なる思いが、NHK放送局現場に届く事に期待したいものだ。
この記事についてブログを書く
« 言葉と心は常に空回りするもの… | TOP | JAL再上場、その背後にど... »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 時事論評