(写真は、先程我が家のベランダ側室内より窓越しに撮影した台風一過の青空。 中央左寄り後方に映っているのは、新宿副都心超高層ビル群。 我が家より直線距離で約4,5km程だ。)
冒頭の写真で何を言いたかったのかと言うと。
昨日の大型台風19号の暴風雨が過ぎ去り、今朝この大窓を見て驚いた事には。 写真の通り、透き通るまでに大窓ガラス清掃をして去ってくれた19号だった。 私が一生懸命拭き掃除をしたとて、これ程まで完璧にピカピカにならないものだが。
それはそれは凄かった!
物凄い勢いでザブーン・ザブーンとこの大窓を殴りつけた暴風雨だった。 もしも強風で飛ばされた物体がこの窓にぶつかったならば、一溜りも無く大破損したことであろう。 それが恐怖で、カーテンの隙間を少し開けては飛来物が無いかどうかを暴風雨が過ぎ去るまで確認したものだ。 それをしたとて手の打ちようはないのは分かっていても、そうせずしていられない程の暴風雨だった。 幸い、飛来物は無く済んだ。
それにしても、昨夜は驚かされた。 23区初の「大雨特別警報」が発令され、我が家のすぐ近くを流れている石神井川は午後3時頃には警戒水位を超え氾濫したらしい。
停電、断水(我が家の建物はポンプで水をくみ上げる方式のため、停電に並行して断水がやって来る図式だが。)に備えるのを忘却していた。 そう言えば、2,3日前に近くのディスカウントショップへ行くと、皆がこぞって“水ペットボトル”を箱ごと購入していた。 それを横目で見つつ愚かな私は(水ペットボトルの安売りでもしているのだろうか??)との発想しかでなかったものだ。 我が家にはお茶類の買い置きはあるのだが、水ペットボトルの保管は一切していない。 急いで空ペットボトル数本に水道水を入れて、冷蔵庫に保管した。 生活用水は、風呂の湯の残りで済ますことにもした。
避難に関しては、我が家の場合近くの老朽化した小学校が避難場所になっているものの、そこへ行くよりも、頑丈な建物高層階にある我が家に留まるに限る!との取り決めはしてある。
そうこうしていると、東京直撃時間帯の夜9時半頃、郷里の実母より電話が入った。 相変わらずスマホ着信に出る能力のない私はその電話に出損ね、こちらからかけ直した。 要するに「心配しているが大丈夫か?」の趣旨の電話なのだが、高齢者に心配してもらったとて何らの助けにもならないのだが、その母の思いを汲み、一応「大丈夫だ」と告げてすぐさま電話を切った。
今朝起きて、台風ニュース報道を見て愕然とさせられた。
東京には微々たる被害しか出ていないのに比して、東日本各県が被ったダム緊急放流等による河川急増水による水没被害の凄まじい事!!
未だその救助活動がままならず、水没した自宅の屋根に上ってヘリ救助を待つ多数の被害者のご心中を思って余りある。 どうか日没前までには全員救助を願いたいものだが…
何故これ程までに、大都会東京と地方との施設体制や救助活動の実態に大きな格差が生じるのか? それはおそらく、国家中枢機能を担う大都市東京は、元々大災害に耐えられるべく計画的に厚遇されている故であろう。
例えば我が家の近くの石神井川など、何年か前に氾濫して以降今回が久々の氾濫だったようだが。 氾濫防止あるいは氾濫しても最小限にとどめるべく工事等が、遂次実施されている様子だ。 それが証拠に昨日午後3時に氾濫後、今朝は既に石神井川沿いに存在する近くのメトロ駅から電車が発車出来るまでに回復している。
それに比し。 ニュース報道にて見聞する東日本各県の堤防の実態とは… (これ、今回の大型台風でなくとも、いつ崩壊しても不思議でないがことくの老朽化ぶりだ…。) さらに停電・断水対策に関しても、大都会と地方過疎地とでは雲泥の差がある事だろう。
こんな実態では大都市に住む身として、実に申し訳ない!としか言いようが無い。
どうか今後は、地方に住む皆様の生命も尊重するべく国家運営に期待したいものだ。