団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

心因的な要因も影響しているかも?

2014-05-23 09:26:50 | 健康・病気

たった3日間で腰が大きく曲がり、顔が下を向いたままになってしまった80代の女性は、日ごろから体を動かすことがありませんでした。来院された3年ほど前は、エアロバイクを3分間、漕いだり、レッグエクステンションで大腿四頭筋を鍛える運動をしました。すぐに「しんどいから」と言って、当院で運動することがなくなりました。

それでも、近くのコンビニに買い物に行ったり、神社にお参りしたりしていました。うつ症状になると、自宅で寝たきりになり、夕方から起きてきて、同居の娘さんが買ってきた弁当や調理した料理を食べていました。

夕方まで寝ている生活ですから、夜は当然眠ることができません。道路に面したマンションですから、トラックや乗用車の音が気になり、目が覚めてしまいます。夜中に起きてうろうろするため、娘さんによく叱られていたといいます。

4泊5日の老人ホームから帰宅した翌日から2日間、体調がよかったので服の整理などに精出しましたが、これが娘さんの整理方法と違っていたため、せっかく畳んだ衣服を部屋中にまき散らされたそうです。「余計なことをせんといて」と叱責され、「うつで寝とった方がよかった」と言われたといいます。

女性は尿漏れの症状がありましたが、最近では便器に座る前に出てしまい、トイレを汚すことが何回かあったそうです。3日間の間にも「トイレ汚し」があり、えらく落ち込んだようです。こんな心理的要因も体の変化に現れたように、私には思えてなりません。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たった3日で腰が曲がったおばあさんになるなんて

2014-05-22 10:18:24 | 健康・病気

80代の女性の患者さんは、自らうつ症状がなくなったというほど、おしゃべりでした。4泊5日の老人ホームでのショートステイの生活ぶりを説明し「男のヘルパーさんから、頭も体もしっかりしてます、と言われた」とうれしそうに話しました。芸能人やアイドルの話題を次から次と話し、とどまることがありませんでした。

うつ状態になると、朝起きられず、何もする気が起こらず、寝てばっかりで、夕方の4時過ぎに起床するという生活を聞いていただけに「元気になってよかったですね」と言いました。

3日後、来院された患者さんは別人でした。腰が大きく曲がり、顔は下を向いたままです。顔も表情が乏しくなり、すっかりおばあさんです。

伺いますと、体調がよかったので、1日中、座って服の整理などをしたそうです。翌日も服の整理をしたあと、歩いて20分ほどのうどん店に出かけました。帰りは疲れたのでタクシーで帰宅したといいます。

翌朝、目が覚めると、腰が曲がり、頸も上がらなくなったそうです。腰は60度ほど前に傾き、頸も下を向いたままです。頸や肩、腰の筋肉は硬く張り、軽く押しても痛みを訴えます。それらの筋肉を温め、入念に揉み解すと、一時的に腰も伸び、顔も上がってきました。ところが、しばらくすると元の姿勢に戻ってしまいます。

腰を曲げ、顔を下に向けた服の整理などを長時間続けたため、筋肉の張りと痛みが生じました。腰は少し曲がっていましたし、脚も弱って杖が必要でしたが、たった3日でこれほどの変化が起こったことが理解できないでいます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

衣類の虫にはご用心!

2014-05-20 09:38:18 | 健康・病気

「えらいこっちゃ、背広が虫に食われてもうた」。電話口の向こうで叫び声が上がりました。70代の先輩の男性に、久しぶりの電話をしたところ、「今、あわてて虫干しをしている最中や」という言葉が返ってきました。

先輩は「男は仕事、女は家庭」と考える昔タイプの豪快な性格ですが、家事はほとんどしたことがありません。衣服の整理も奥さん任せです。奥さんが股関節に支障があり、人工関節に換える手術を受けるため、入院しました。地域の会合に出席する予定があり、洋服ダンスを開けたら、あの背広もこの背広も虫に食われていたといいます。

「ズボンのファスナーの周辺がえらく食われてもうた。虫はおしっこがかかったところが好きなんやな」とヘンなところに感心しています。「衣服を食べる虫は汗や食べこぼしなど汚れたところが好物だそうです」と答えますと、「男はあかんな、嫁はんがおらんとこのざまだ」と反省の弁。

タンスには背広をぎっしり詰め込んで収納していたようです。会社を定年で辞めてから、背広を着る機会はめっきり減り、背広は放置状態となりました。これも虫の被害に遭う要因です。

衣類を食べる虫にはヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、イガ、コイガの幼虫があります。ウールやシルク、カシミヤなど柔らかくて高級な衣類が大好きです。ヒメマルカツオブシムシによるものがほとんどといわれます。

外に干している洗濯物について室内に入り、卵を産みつけます。幼虫は気温が15度を超えると活発に動き出し、衣服を盛んに食べます。不潔で湿度の高いところが大好きです。先輩のような泣きをみないためには、タンスやクローゼットはこまめに清掃し、時折扉を開いて風を通し、湿度を下げることが肝心です。そして防虫剤は是非ものです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

集団的自衛権は戦争の抑止力になるのですか

2014-05-19 09:31:22 | 健康・病気

憲法解釈の変更で集団的自衛権の行使を認める基本的方向を打ち出した安倍晋三首相は、集団的自衛権で「抑止力が高まり、紛争が回避され、我が国が戦争に巻き込まれなくなる」と主張しています。

同じような論理展開を聞いたことがあるな、と考えていたら、言論の自由を考える5・3集会で元航空幕僚長の田母神俊雄さんの発言と同じことに気づきました。田母神さんは「戦争に巻き込まれないためには、反撃ができる体制を整える。戦争の準備をしなければならない」と強調しました。

この理屈は個人レベルでは、よく理解できます。殴りかかる相手には反撃しなければ、やられてしまいます。逃げるが勝ちで、逃げられれば良いです。でも逃げられない状況では、降りかかる火の粉は払わなければなりません。

国同士の争い、戦争で、この論理が通用するのでしょうか。相手国の軍事力が日本と同等ならば、抑止力になるかもしれません。相手国が軍事大国では、とても勝てることはできず、抑止力にはなりえないでしょう。抑止力を高めるためには軍事力を拡張するしかありません。

終わりのない軍拡競争をする覚悟が私たち国民にあるのでしょうか。私は日本が軍拡に走る国になってほしいとは全く思わないし、そうした動きに全面的に反対です。

さらに、軍事小国が軍事大国に対抗しようとするならば、核兵器を持つしかありません。安倍政権が原発と核燃料サイクルの維持にやっきになっているのは核武装を考えているのではないか、という見方もあります。

安倍首相が集団的自衛権を行使する敵対国として中国を想定しているといわれます。中国の人口は13億人。1億人の日本がぶつかりあえば、1人で13人を相手にしなければなりません。けんかの相手が13人もいたら、自分1人では、火の粉を払うのが不可能なのは自明の理ではありませんか。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食事をしながら携帯電話はヘンではありませんか

2014-05-17 09:43:55 | 健康・病気

昼ご飯を食べようと食堂チェーンに入ったときのことです。野菜炒め定食を食べている若い男性は携帯電話で盛んにやり取りをしています。その傍ら、野菜や目玉焼き、ご飯を次々と口に運んでいます。

それとなく聞いていると、食べ物を口に入れているときは相槌を打っているようで「うん、うん、うん」とつぶやいています。食べ物を飲み込んだあと、自分の話をしています。敬語を使っていますから、電話の相手は会社の上司か、先輩と思われます。

男性は長袖の黒いシャツ、ジーパン、スニーカー姿ですから、自由な服装が許される会社のようです。「うん、うん」という相槌でも口にものを入れていることは、発音の調子からはた目にもわかりますから、電話の相手も当然気がつくはずです。

私が勤めていた会社だったら、食べ物を口にしながら電話の応対をしたら、相手から「食べてから電話しろ」ときつく怒られたでしょう。いまは、そういうことが許されるようになったのでしょうか。それにしても、会社の内輪話ですから、だれが聞いているのかわからない食堂では、私の常識では電話しませんし、「食事中なので折り返し電話をします」と言って電話をいったん切るでしょう。

若い人の言動には驚かされることが増えました。くわえ煙草をしたり、火がついた煙草を手にしながら歩いたりする女性を街中で見るようになりました。自転車に乗りながら煙草をふかしている若い女性も見かけます。くわえ煙草は男性ばかりと思っていましたが、女性にも広がってきたようです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする