団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

高齢者は筋力の衰えを自覚すべきです

2012-09-28 09:55:31 | 健康・病気

91歳の父と同居している妹から「お父さん、ちょっとショックだったみたい」という電話がありました。聞くと、自宅から約400メートルの掛かりつけの医院に行く途中、5回も休まないとたどりつけなかったとのことです。これまでなら、3回休むだけでしたので、脚の弱りに自分でも驚いたみたい、といいます。

医院には、私も何回も付き添いましたので、休むところもわかります。父は歩くことをしないので、血液、リンパ液が両脚に滞留し、いわゆる「象の脚」状態になっています。100メートルも歩くと、脚に疲れが出て歩くのが難しくなります。少し座って休むと、また歩くことができるようになります。

自宅から歩くと、約100メートル先の公園のベンチでまず休み、続いて民家の花壇のブロック、そしてバス停のベンチの計3回、一休みしていました。2、3分休むと「歩こうか」と言って立ち上がりました。

それが、妹の話では、約50メートル歩くと「もう休む」と言い出し、結局、5回も一休みしました。これには、父もびっくりし「脚が弱ってしまったな」と話したそうです。今夏の猛暑と雷雨で、出歩くことがなくなり、家の中でも「しんどい」と言って歩くことが減りました。普段でも動かないのに、歩くことが減った影響は、てき面に脚にきたようです。

加齢に伴い、骨格筋や筋肉が減少するサルコペニア(筋減弱症)は75歳を超えると目立ってきます。この「サルコペニアの壁」である75歳を超えたら、筋肉の衰えを自覚し、それまで以上に体を動かさなければ、筋力の維持はできません。

「家の中を一回り、を二回」などと妹がはっぱをかけていますが、父は脚の衰えを自覚したのか、今のところは室内ウォーキングを続けているとのことです。

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