団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

寝てばかりしていると腰痛が起こります

2018-01-08 09:44:09 | 健康・病気

左上の前歯が折れ、歯茎でなんとかつながっている状態だった昨年末の日曜日、ベッドで終日寝て、本を読んでいました。流動食を食べ、歯の負担にならないように気を付けました。もし、レジンで接着できれば、今の歯を使うことができると考えたからです。でも、翌月曜日、かかりつけの歯科医院で治療を受けたら、接着は無理とわかり、こうした努力は徒労に終わりました。折れた歯は取り除き、歯根にメタルの土台を作り、セラミックの差し歯をすることになりました。

ここで、言いたいことは折れた歯のことではありません。一日寝ていたら、腰に痛みを感じたのです。「腰には最も負担の軽い姿勢なのに」とちょっと不思議に感じました。

ところが、正月明けに施療を再開したら、「寝正月をしたら、腰痛がひどくなった」と訴える患者さんが次々と訪れました。「三が日は寝てばかりいたのだが、腰が重たくなって」「元日から、何もしないで横になっていたのだが、腰がさらに痛むようになって」とおっしゃいます。

姿勢と腰の痛みとの関係を調べたスウェーデンの整形外科医ナッケムソンの理論では、立位を100とすると、仰向けは25、横臥位が75、座位は150、前屈が150、前屈でものを持つのは220、座ってものを持つのが250とあります。

中腰でものを持ち上げると、「腰には物の重さの2.2倍の力がかかります。ぎっくり腰の原因になります」と患者さんに注意をしてきました。でも、ベットに寝ていれば腰への負担はほとんどかからないと考えていました。

よく考えれば、ベッドに寝ながら、仰向けになっていたら25、横になれば75の負担がかかっていたのです。こうした負担が長時間続けば、腰の痛みが発症しても不思議ではありません。納得です。

 

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