団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

「ぬかづけ」は危険、高齢者は足元に注意!

2018-01-25 10:23:56 | 健康・病気

80代前半の男性は夜中にトイレに行こうとして、部屋のじゅうたんのへりに足を引っかけました。前に転ぼうとするのを踏ん張ったところ、後方にお尻から落ちました。そのまま後ろに倒れ、動けなくなりました。

物音に驚いた家人が駆け付けましたが、男性は起き上がることができません。救急車で病院に運ばれ、腰椎の圧迫骨折と診断されました。

高齢者は「ぬかづけ」に注意しなければなりません。「ぬ」は濡れたところ、「か」は階段と段差、「づけ」は片付けができていないところです。いずれも、足を引っかけたり、滑らしたりして転倒する恐れがあるからです。

とりわけ段差は足腰が弱ったお年寄りには危険ゾーンです。つま先を上げる筋力が衰えると、畳のへりの2ミリの高さに足を引っかけて転倒することもあります。男性もじゅうたんの数ミリの高さにつま先を引っかけたようです。

腰椎の圧迫骨折は、転倒して手をついて手首の骨を折るコーレス骨折や上腕骨外科頚骨折と並んで、高齢者に多い骨折です。骨粗しょう症の女性では、くしゃみをしたはずみでも腰椎の圧迫骨折は発症するといわれます。

男性は応急処置を受け、幸い、骨折部位が神経に触らなかったので運動障害は発症しませんでした。痛み止めを打って自宅で療養となったといいます。

 

 

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