足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

調整局面の終幕に近づく・・・IPOのワークディに注目

2012-10-13 08:23:34 | 株式

NY株は銀行株のJPモルガンが好決算を発表し、景気指標(ミシガン個人センチメント指数)も好調であったが、ダウ平均は+2.46%と小幅高、S&P500とナスダックはマイナスで引けた。

6月から一本調子で上がっただけに調整局面を期待する向きが多い。決算発表の好調な結果は来週以降に相場に反映される可能が強い。

この日、注目を集めたのは典型的なクラウド関連のワークディ(WDAY)の公開である。

ブックビルディングの価格帯は$21~$24であったが人気が強くIPO価格は$28で決まった。

昨日の高値は$51.37まであり、引け値は$48.69であった。

経営者はデーブ・ドゥフィールドでソフトの開発企業ピープル・ソフトの創業者。

オラクルからTOBを仕掛けられ売却した。

その後、クラウド関連のワークディを創業し成功した。

2000年のITバブル崩壊後に誕生したIT業界の新潮流のsaas(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)に乗り出した。大型コンピュータを保有していなくても必要なだけソフトを利用できるというビジネスモデルで、その根幹をなすのがクラウドクラウド・コンピューテングである。米国では本格的な発展期にはいってきた。クラウドで有名なのはグーグル、アマゾン、IBM,オラクルなどでIT革命の立ち役者たちが一斉に参入いている。

ワークディの業績は、ことしの上半期には利益面ではマイナスだが、売上は前年比で2倍になった。

この株への投資は考えてみたい。