NY市場-228.96円安と大幅に下落した。
米ファースト・リパブリック銀行から大幅な資金流出が始まり、現地では信用不安の懸念が高まった。
金融機関が経営悪化に追い込まれ景気に悪影響を与えるという懸念が高まっている。金融最大手のJPモルガンの経営悪化への懸念も高まり、人気銘柄の石油シェブロンも売られた。
地方銀行ファースト・リパブリックの株価は30%も暴落した。
信用不安が高まると景気後退の懸念が高まる。米連銀は金融不安の連鎖反応の拡大をストップするために、一段の緩和政策に踏み切ることが期待される。金融株の波乱が足元の景気にも悪影響を与える懸念が出てきたので、当然、米連銀は大幅な資金供給に踏み切ることが予想される。金融株の下落が足元の景気に影響を及ぼす前に、対策を打つ。
果たして相場の神様ウォーレン・バフェットはどのように動くのか?
最近は大型の企業買収も無く、円債で資金調達を行い手元流動性は豊富だ。東京へも短期間だがわざわざ飛んできたのには何か含みがある。
来日の明快な目的は明らかになっていない。新聞社との会見は日本経済新聞社の記者と単独会見しただけである。
彼は相場の波乱を予想し、資金調達は済ませている。まさに相場の神様の行動である。
現在は資金運用の行方をできるだけ克明に追いかけたい。
バフェツトの行動を追っていると新しい投資のチャンス到来の感がある。
最大の関心事は大手商社以外にも手を延ばすかどうかである。一時は商社株以外には手を延ばさないとみたが、そのように判断するのは迷うところである。商社への投資で成功して手ごたえを確信、銘柄の選択を広げるかもしれない。
日本人の投資家が見落としている銘柄選択の手法を頭に置いているかも知れない。