NY株は企業業績への不安感とスペイン問題が浮上し大幅安で終わった。
決算発表も佳境に入ったが大型企業の不振が目立つ。
業績不振は予想されていたが、いざ発表されると相場の基調が弱いだけに株価の足を引っ張る。
そんな中で注目のフエィスブックの第3四半期は売上が前年比で+28%増加し、引け後の取引で株価が一時は+10%と急騰した。広告収入が+24%増加した。モバイル向けで出遅れたが、ようやく成長の原動力になってきた。会員数は10億1000万人と大台に乗った。依然として世界的に加入者の増加が続くのは同社の強味である。
今週のバロンズ誌がダウ平均の史上最高値(14,164ドル)が見えていたという特集を組んだが、市場では「その頂上が見えてきた」と実感するものの、相場は一気の更新は無理として休養を決め込む。当然の動きである。
本日から米連銀の2日間のFOMC,月末は日銀の政策会合と重要イベントがあるが、円相場の軟調をみていると日銀の動きに注目が集まっている。
東京市場でも今週から決算発表が本格化してきたが、足元の発表企業のなかでもサプライズが出てきた。
われわれが注目してきた。エムスリー(2413)は好調な決算を発表したが、日本でも医療関連でネットを利用したビジネスが花を開かせてきた。
本日はヤフー(4689)の決算発表だが、経営陣の交代で成長路線に再び回帰しはじめた。久しぶりに決算には関心を引き付けられる。