最近の新興市場の下げはきつかった。なかでもいまやジャスダックと肩を並べてきたマザーズであるが、7月1日に2749.0ポイントで
天井を打った後、10月27日の1484.70ポイントまで、実に46.1%の下落になった。おそらく世界でももっとも下落率の大きかった市場ではないか?公開される企業のビジネスモデル、そして株価の動きをみていると日本の株式市場というよりも、どこからか来たエイリアンの世界のような感じを受ける。第1部市場でこれだけ下げれば、一つの相場の上昇トレンドの終焉を意味するぐらいの現象である。人気がつくときは一方通行になる。信用取引は大半のオンライン・ブローカーがお客にはサービスしているが、買いだけで、カラ売りはほとんどできない。そのために上昇する時はロケットのように飛び上がるが、下げる時には一本調子になる。下げた時にカラ売りの買戻しが入らないことが理由の一つである。ただマザーズなどの新興市場に公開される企業を調べていると、わくわくさせられる企業群が多い。第2の京セラ、ローム、日本電産のような銘柄が必ず、これらの市場から出てくる。そんなに前の話ではなく、1997年に公開されたヤフーは相次ぐ株式分割で公開時の1株が1024株に増えた。こんな夢物語はそうざらにはないが、5年で10倍になる銘柄はこれからもでる。そしてそのような銘柄は新興市場に公開される銘柄をおいては考えられない。個人投資家が機関投資家に打ち勝てる世界でもある。現在、外人、国内の機関投資家の新興市場での運用は少ない。一つの理由は情報が不足しているせいでもある。証券会社のアナリストもt手数料高に結びつかない新興市場の銘柄や小型株のレポートは書かない。
現在の新興市場の様子を調べていると1990年代の韓国、ロシア、そして最近の中国を彷彿とさせられる
さて新興市場の調整は終わったのか?
米国では8月に公開した検索エンジンのグーグルの人気化(2倍以上になった)のおかげで、IPO(新規公開)の銘柄が増加してきている
グーグルは1998年に設立された会社で、6年の歴史しかないが、公開後2ヵ月で米ヤフーを時価総額で追い抜いた。ネット・バブルのときならいざ知らず、バブル崩壊の余韻も残っている時にである。ウオール街の人気は日本にも波及する。「破壊と創造」が激しく始まった。日本でも11月は24社がIPOされる。今年では月間では最多だ。人気を集める銘柄も見られる。それに刺激されて、新興市場の株も調整から抜け出すのではないか・前回に取り上げたサミーネットワークス(3745)が1対3の株式分割(11月末)を発表した。分割の権利を取ることをお勧めしたい。ヤフーのように分割をしばらくの間は繰り返していくだろう。利益成長率が+50~80%期待できる。
天井を打った後、10月27日の1484.70ポイントまで、実に46.1%の下落になった。おそらく世界でももっとも下落率の大きかった市場ではないか?公開される企業のビジネスモデル、そして株価の動きをみていると日本の株式市場というよりも、どこからか来たエイリアンの世界のような感じを受ける。第1部市場でこれだけ下げれば、一つの相場の上昇トレンドの終焉を意味するぐらいの現象である。人気がつくときは一方通行になる。信用取引は大半のオンライン・ブローカーがお客にはサービスしているが、買いだけで、カラ売りはほとんどできない。そのために上昇する時はロケットのように飛び上がるが、下げる時には一本調子になる。下げた時にカラ売りの買戻しが入らないことが理由の一つである。ただマザーズなどの新興市場に公開される企業を調べていると、わくわくさせられる企業群が多い。第2の京セラ、ローム、日本電産のような銘柄が必ず、これらの市場から出てくる。そんなに前の話ではなく、1997年に公開されたヤフーは相次ぐ株式分割で公開時の1株が1024株に増えた。こんな夢物語はそうざらにはないが、5年で10倍になる銘柄はこれからもでる。そしてそのような銘柄は新興市場に公開される銘柄をおいては考えられない。個人投資家が機関投資家に打ち勝てる世界でもある。現在、外人、国内の機関投資家の新興市場での運用は少ない。一つの理由は情報が不足しているせいでもある。証券会社のアナリストもt手数料高に結びつかない新興市場の銘柄や小型株のレポートは書かない。
現在の新興市場の様子を調べていると1990年代の韓国、ロシア、そして最近の中国を彷彿とさせられる
さて新興市場の調整は終わったのか?
米国では8月に公開した検索エンジンのグーグルの人気化(2倍以上になった)のおかげで、IPO(新規公開)の銘柄が増加してきている
グーグルは1998年に設立された会社で、6年の歴史しかないが、公開後2ヵ月で米ヤフーを時価総額で追い抜いた。ネット・バブルのときならいざ知らず、バブル崩壊の余韻も残っている時にである。ウオール街の人気は日本にも波及する。「破壊と創造」が激しく始まった。日本でも11月は24社がIPOされる。今年では月間では最多だ。人気を集める銘柄も見られる。それに刺激されて、新興市場の株も調整から抜け出すのではないか・前回に取り上げたサミーネットワークス(3745)が1対3の株式分割(11月末)を発表した。分割の権利を取ることをお勧めしたい。ヤフーのように分割をしばらくの間は繰り返していくだろう。利益成長率が+50~80%期待できる。