足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

第2四半期の決算に注目(NY株)

2021-07-30 09:51:38 | 投資戦略

NY株は反発した。

第2四半期の企業業績と政府のインフラ投資に目が向き、第2四半期のGDPが予想の+8.5%に達しなかったことは無視した。

連銀は市場からの国債の買い上げ中止の方向については言及しなかった。市場では連銀がいずれは国債買い付けによる資金供給の中止に言及するとみている。新たな失業者数は40万人である。市場では決算発表の数字と政府が検討中の1兆ドルの公共投資に関心が集まっている。

第2四半期の決算ではアマゾン、ロイヤル・ダッチ・シェル、T-モバイル,アストラ・ゼネカ、マスターカードなどに注目している。


暗号通貨の出現

2021-07-29 16:11:07 | 投資戦略

暗号通貨の時代がはじまった。

先陣を切ったのはアマゾンだ。ことしの米国内では最大の話題のひとつになった。

それに追随しているのは電気自動車テスラCEOのイーロン・マスクなどで、彼は自ら15億ドルの市場を形成した。「ビットコインを大量購入し全力をあげて流通市場の構築に努力をはじめる。」と声明した。

バフェットの次世代の米国経済の構築に向かって力をいれている。米国にはこれらの新しい時代の活気のある経済人が続々と誕生してきた。

すでに一代で個人資産を築き上げたイーロン・マスクが、新しい米国経済の構築に乗り出した。このような世代の財界人があつまり引き続き世界経済の拡大のために動く。

アップル、マイクロソフト、アマゾンなどの新進気鋭の経営者が一斉に動き出した感じがする。

 新しい米国経済の基盤づくりが何時の間に出始めた。

このような米国の展開は世界経済にも活力を与える源になる。


新興の富豪が仮想通貨に走る

2021-07-29 12:45:26 | 投資戦略

世界の企業の時価総額のランキングをみてみよう。

  1. アップル72兆円②グーグル64兆円③マイクロソフト57兆円④バークシアハザウェイ

⑤エクソンモービル47兆円⑥アマゾン44兆円⑦フェイスブック39兆円⑧ジョンソン&ジョンソン37兆円⑨JPモルガン⑩GE

いずれも日本でも知名度の高い企業だが、知名度が低いのはバークシアハザウェイぐらい。ただ株式で資産運用をしている投資家には「株式運用の神様」と崇められているウォーレン・バフェットの会社だけに、その存在を知らないひとはいない。

このなかには顔を出していないが、最近、新興の富豪として知名度を上げてきているのは米電気自動車(EV)テスラを経営しているイーロン・マスクだ。その投資行動に大きな注目が集まっている。新興の資産家で50歳とバフェットよりも36歳若い。バフェットとは異なり、新しい資産運用の面でも行動力がある。

彼は自社のテスラで14億7000万ドル相当のビットコインを購入した。約15億ドルになる。経営しているテスラでは顧客との取引にビットコインを充当している。仮想通貨でも実際に利用されている通貨として注目度が高い。

自動車という商品にビットコインが利用され、その価値の動きに関心か大きく高まっている。


アップルを再評価するバフェット

2021-07-28 17:03:43 | 投資戦略

NY取引所に上場している上位3社の時価総額はアップル(2449兆円)、マイクロソフト(2158兆円)、アマゾン・ドッド・コム(1828兆円)。いずれも21世紀の米国経済を牽引する情報通信業界のトップグループの企業3社である。

いまやアップルは時価総額で米国を代表するNo1企業にのし上がった。

コロナ問題の出現で在宅勤務者が増え同社の製品、サービス部門への需要が急増している。第2四半期のPCは前年同半期70億8000万ドルから82億4000万ドルに増加した。通信機は65億9000万ドルから73億7000万ドルへの増加。

かつてはマイクロソフトが米国産業界の顔であったが、いまや時価総額ではアップルが第1位の地位にのし上がった。今後も米国企業の代表としての地位を走り続けるだろう。企業規模が大きいが、これまでの米国の大企業には見られない魅力あるビジネスモデルだ。 

この点にいち早く注目したウォーレン・バフェットがポートフォリオの40%以上をアップルへの投資に転換した。これまでの運用ではみられなかった行動だが一社にポートフォリオの40%を集中投資した理由が理解できる。

ほかの機関投資家にはみられないバフェット流の思い切った行動だ。アップルへの現在の評価はどの運用者よりも高く、現在の経営者とビジネスモデルに賭ける。