NY取引所に上場している上位3社の時価総額はアップル(2449兆円)、マイクロソフト(2158兆円)、アマゾン・ドッド・コム(1828兆円)。いずれも21世紀の米国経済を牽引する情報通信業界のトップグループの企業3社である。
いまやアップルは時価総額で米国を代表するNo1企業にのし上がった。
コロナ問題の出現で在宅勤務者が増え同社の製品、サービス部門への需要が急増している。第2四半期のPCは前年同半期70億8000万ドルから82億4000万ドルに増加した。通信機は65億9000万ドルから73億7000万ドルへの増加。
かつてはマイクロソフトが米国産業界の顔であったが、いまや時価総額ではアップルが第1位の地位にのし上がった。今後も米国企業の代表としての地位を走り続けるだろう。企業規模が大きいが、これまでの米国の大企業には見られない魅力あるビジネスモデルだ。
この点にいち早く注目したウォーレン・バフェットがポートフォリオの40%以上をアップルへの投資に転換した。これまでの運用ではみられなかった行動だが一社にポートフォリオの40%を集中投資した理由が理解できる。
ほかの機関投資家にはみられないバフェット流の思い切った行動だ。アップルへの現在の評価はどの運用者よりも高く、現在の経営者とビジネスモデルに賭ける。