任天堂(7974)の株価が強い。
今週末(2日)の日本での「Wii」の発売を控えて、新製品への期待が高まっている。米国では19日に発売になったが初回の販売台数60万台はもちろん完売。
関連株としてメガチップス(6875)に注目している。任天堂のゲーム機器へASICS(特定用途向け集積回路)を供給してる。携帯ゲームのDS(ダブルスクリーン)の好調が、メガチップスの9月中間決算にも反映されていた。それに、これからは「Wii」向けのASICSが業績に寄与する。同社の株価はこれまで任天堂とほぼ同じように変動してきたが、今年に入ってからは任天堂の上昇に追随できず、相対的には大きくアンダーパフォームしてしまった。これからキャッチアップする動きに入るだろう。
中間決算の発表時には2009年3月期までの中期経営計画を発表した。売り上げは+31%だが、利益は2倍。
この数字にはこれからの任天堂のDS、「Wii」の好調な数字は全く入っていない。第3四半期の数字が出る2月には、この株の評価は大きく変わるとみる。最近、大手機関投資家が買い増しているのも需給面では注目される。