日経平均は213.87円安まで下落したが引け値では+50.32円まで急反発した。ロシアとウクライナの停戦交渉がベラルーシの国境で始まった。
ロシアも隣国との戦闘の拡大で犠牲者が増加することは回避したいことは当然のことだが、ロシアは大国の名誉としてもこのまま撤退することはできない。
同国はこれまで我慢してきたが、相手の言いなりになることは、いまさら出来ないというのは当然のことである。
ウクライナは日本にとっては関係の深い国ではないが、かつてのソビエット連邦では最大の国である。一体、どんな国からという好奇心からだ。
いまから10年以上も前になるが、かつてのソビエット連邦の最大国であった国とは、一体どんなところか実感したい意欲がわきモスクア経由で飛んだ。
まず東京からモスクアに飛んだが両都市の大きな違いは、規模の差だけでいまは印象に鮮明には残っていない。
道路の脇では外国人に投げ銭をせがむ貧しい人たちに出くわし、終戦後の子供のころの日本の街路(当時は京都で在住)での様相を想起した。むしろ、なつかしい気持ちが脳裏に湧いた。
ロシアが隣国に軍隊を送るというのは、平和な日本で住んでいるわれわれには想像もできない。ヨーロッパにはこのような大事件の可能性が残っている。
ウクライナでの戦闘が停止し、これ以上の被害がでないことを願いたい。