足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

先ず当日の株価をみるのは?

2019-05-29 12:01:17 | 投資戦略
私のPC画面の1ページは個々の銘柄の相場表から始まっている。
ただ東証相場表の順序は無視して、これまでの経験から全ページを開かなくても、自分なりに当日の相場の内容が把握できるようになっている。
まいにち、相場と対峙していると、その日の人気株が的確につかむことが出来るし、画面から即座に売買の注文を出せるからから極めて便利はよい。

ここまで書きながら世界最高の成功者ウォーレン・バフェットはどうして相場とは過ごしているのは大きな関心をもっている。全貌を知ったから、それが理由できるものではない。

相場の動きは業種別で仲間の人気株と手をたずさえ動いている。
相場への参加者が少なくなると、当然、人気銘柄も大きく減る。

ごく最近、まず相場を見るのは寿スピリッツ(2222)、エムスリー(2413)、MonotaRO
(3064)、JCRファーマ(4552)、ダイフク(6383)、安川電機(6506)、日本電産(6594)、ソニー(6758)、キーエンス(6861)、HOYA(7741),,任天堂(7974)、東京エレキとロン(8035)

相場の方向性が混合

2019-05-24 20:45:47 | 投資戦略
週の月曜日はメモリアル・ディでNY市場は休場。
投資家の関心は休日明けの相場の動向に集中し、金曜日の市場は見送り気分が強かった。
今後の米中間の貿易戦争の成り行きをみて投資戦略を決めるという人気が市場のコンセンサスである。

トランプ政権が打ち出した関税引き上げの影響を見てから動くというセンチメントに支配された。今回の関税引き上げが、企業業績の成り行きにどう影響をするかが最大の関心事で、景気への影響度が相場の動向を左右する。
米中貿易戦争が世界経済にどう影響するか、相場の動向を読む上での最大の材料である。

上昇したのは任天堂、村田製作所、ソフトバンク、村田製作所、そーせいGであった。
一方、下落したのはソニー、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ZOZO,ファナック、安川電機であった。
ブラス銘柄とマイナス銘柄の分類は業種からは判別することができず、投資家の投資判断は混合している。
参加者の判断が気迷い人気であることが明確に出てきている。業種面で有望銘柄を判定することができない。

人気銘柄の業種が一本化されるまでは気迷い人気が続くだろう。このような相場から脱却して、人気銘柄の業種が統一化するまでは、相場の方向性を判断することができない。
先行きを読むのが難しい相場展開である。


アクティブ運用のヘッジファンドが主導

2019-05-23 17:45:38 | 投資戦略
世界の株価が方向性を失っているような感を受けるが、ウォール街ではないアクティブ運用のファンド成績が好調で先の金融危機以来のパフォーマンスを上げ始めた。
米国株の下値が堅い理由でもあり、アクティブ運用の好調なパフォーマンスにつながっている。最近の世界の株価を左右してきた米中間の貿易戦争で、アクティブ運用の年率+42%の成果が相場の平均上昇率を上回っている。
株式投信はS&P500の上位20社への投資ウェイトを引き下げ、運用者の能力によって成果の出る銘柄に集中投資してきたことが主因でもある。
米中間の貿易戦争が始まり、米中間関係の悪化を見越して市場ではS&P500の構成20銘柄を避け、個々の銘柄のファンダメンタル分析に力点を置いた個別銘柄の選択が効を奏してきた。
S&P500の指数にスライドしたポートフォリオの運用成果よりも、インデックス運用を避けたヘッジファンド型のアクティブ運用がアウトパフォームしてきた。
世界の株価のなかでも中国関連銘柄が大きく売られたのがインデックス運用の成果に大きなマイナス要因になった。特に消費関連株の好調がアクティブ運用の好調な成果に貢献した。
このような相場の動きは運用者の個々の銘柄分析に力点を置いたファンドの成績好調に大きく貢献した。

ヘッジファンド運用でも個別物色の成果のパフォーマンスの高いことが貢献した。
ヘッジファンドでは一時は空売りで失敗したビル・アックマンは運用スタイルをインデックス型からアクティブ運用へ転換し、成績がインデックス運用を大きく上回ってきた。
年率+40%の成果への復帰という好成績でもある。
このように多様化されたファンドが新規資金の吸収に大きな成果を上げ始めた。
アックマンの運用するファンドはオランダの取引所に公開されているので、日本からも売買できる。


ビッドコイン再考

2019-05-19 13:55:12 | 投資戦略
ビッドコイン相場の快進撃が続く。
米国の若者フィン・マンが祖父からもらった1000ドルを元手にしてビットコインに投資した。いまでは時価が370万ドル(3億2000万ドル)になって、一躍、小金持になった。
ビットコインが世界中のあちこちで話題になり。若者が小金持ちになるケースが、随所で見られる時代になってきた。
まだ通貨の代替手段として本格的に使用されていないが、ここで紹介したような話が世界の各地でみられるようになってきた。ビットコインがほかの通過と大きくことなるのは、価値が大きく変動することである。外人のフィットマンは
「祖父母からもらった1000ドルでビットコインを購入した。それが現在では370万ドルまで上昇し4億1000万ドルになった。」としている。タイミングが味方して値上がり益を手に入れた。
彼は冷静で「このままの調子で今後も上昇が続くと思っていない。どこかで現在のような通貨機能に問題が出てくるかも知れない」と冷めた目で、自分が獲得した宝物をみている。
彼は次のような問題点を提示している。
① 通貨として利用した場合には手数料がとられる。
② 送金の場合に時間がとられる。
③ 一種の仲間内での売り買いにしか利用できない。
④ ビットコインを手にいれるのは、さまざまな煩雑な点がある。
通貨の専門家はこれらの点を上げる。
大きな問題点は流通面が最大の難点になっている。
しかしこれまでの通貨とは異なり、通過価値の変動が大きい。
このような記事を書いている間でも、刻一刻と変動している。
いままで購入のタイミングのよかった人には大きな利益を上げた人も散見される。
はじめて本ブログで紹介したあとは大きく上昇した。

米人気テクニカル・アナリストの見通し

2019-05-18 13:44:59 | 投資戦略
今週のNY株の前半は予想以上の好調な展開がつづいたが、週末の金曜日には上昇基調がストップになった。
目下、第1四半期の決算発表中で利益は83%が事前の見通しを上回り、売上げは43%が上回った。これらの数字は相場にはある程度は織り込まれていたが、今週の相場の3日間の連騰をみると、業績相場の始まりと見る向きも増えていた。
しかし相場の連騰も3日間で終わり、相場の上昇勢いが止まると、これまで利食いのチャンスを伺っていた向きの売りが出始めた。
相場の勢いに変調が出てくると市場のムードが転換する当たり、相場の先行き展開は簡単に割り切れない。
有名なテクニカルアナリストのラルフ・アーカンポーラ(アルタリア・キャピタル)が「相場の先行きには強気だが、このまま一本調子で上昇トレンドを続けるのは無理だ」と警戒信号を出した。彼はウォール街では「godfather’ analysis」と異名がつけられた人気アナリストである。1970年代、ウォール街でテクニカル分析の講座を数ヵ月受けたことがあり、当時は現在のようにこの分野での第一人者になるとは思わなかった。
現在のNY株の先行きには「相場が一本調子で上がり、簡単に新高値をつけることはない」とアーカンポーラはみている。
「米国株を取り囲む環境は好調である。新高値をつけることは確実だが、すぐにとはいかない」と強調している。中国との間で関税問題が起こっているので、こちらの方の決着が先決問題とみる。

現在の最大の問題点は中国との関税問題だが、最後は両国の首脳間での話し合いで解決されるだろう。
しかし解決は早期とはいえず相当の時間が必要である。日米とも相場の下値基調は強いが、当面は個別物色に徹したい。