昨日。IPO(新規公開)したネットエイジグループ(2497・マ)が一転して弱気人気でストップ安の引け。昨日は当日の買い物からして初日には寄らないとみたが、大引け前になって
大株主からの売り物で売買が成立した。
引け後、第1四半期の決算発表があり売上げ3億円、経常利益1億700万円の赤字で、株価が反転すると「2007年3月期の予想の売上げ30億円、経常利益6億円は大丈夫か?」という不安心理も出てきた。
昨日も書いたように、目先の同社の評価の大きな部分は9月14日にIPO(新規公開)するミクシィ(2121・マ)の株価である。公開前で1万2000株を所有している。公開価格の155万円で計算すると186億円である。
ネットエイジグループの本日の引け値120万円(売り気配で終わった)での、同社の時価総額は485億円である。
ミクシィの株価は公開後、IPO価格の155万円の何倍にわれわれ投資家は「買えるか?」、
あるいは「いくらまでなら投資してもよいと考えるか?」が、ネットエイジグループの当面の評価につながる。腰だめ的な話であるが仕方がない。
いまひとつ東京市場ではSNS(ソーシャル・ネット・ワーキング)についての評価が出来上がっていないことである。未知数であるが、米国のマイスペース(MySpace)の成長を調べてみられるとよい。「Web2.0」の成長分野の位置を確立した。
この2つの点について東京市場の評価ができていない。
現在は「ミスター・マーケット」の見方が入り混じっている。