足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日米とも軽い調整・・・新興諸国のすごいパフォ-マンス

2012-10-11 08:52:20 | 株式

世界の株価は踊り場にいった。いつものよう決定的な悪材料の出現したのではなく、9月の米国株のパフォーマンスの好調で機関投資家もヘッジファンドも先を急がない。

米国では昨日のアルコアの減益決算が市場にはさまざま希釈が出ているが、これから先の決算発表の予想のカギになるような材料はなく、市場のセンチメントを大きく悪化させるものではない。

足元の決算は発表が一巡すれば2013年の企業業績へ関心が移り、NYダウ平均の史上最高値14164ドルの更新の可否が相場の焦点になるだろう。

米国では懸命な金融政策が実行されていることを頭に入れ世界の相場の先行きを考えたい。

本「ブログ通信」でも伝えてきたが、われわれ注目してきた新興市場のファンドが快進撃である。

HRグルーブの商品だがアジア、アフリカ、ラテンアメリカの3地域に分けて独立運用している。

9月末(19月)の実績が公表された。ことし9ヵ月末にはアジアが+25.9%、アフリカ+27.8%、ラテンアメリカ+28.2%である。ヘッジファンドではなくロング・オンリー(現物買いのみ)の運用で、これまでの私での経験でもこんなに素晴らしいファンドに投資できた経験はない。

成功の秘密は2つ。

特色は現地にアナリスト、運用者を置いていること、景気や政治にされ難い消費関連に絞って運用していることだ。

私が日本株を外人に奨める営業を始めたのは1970年であった。戦後の復興から立ちあがった日本の消費者のエルギーすごかった。日本が地球のパイを拡大させることに貢献したが、いま中国もたついているうちに、間隙をぬって新しい新興国への魅力がすごい勢いで浮上してきた。いまからでも遅くない注目してもらいたい。

詳細は「トリトンスクエア通信」の事務所まで連絡。