足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日本人がコロナ退治に貢献

2020-05-28 13:59:35 | 投資戦略

週初めに世界で先頭を切って日本政府が緊急事態宣言を解除し、それに海外の主要国が合流し始め海外の株式相場のコロナショックも峠を超えた。

ウォール街ではCOVID-19による先行き不安が払拭され「3月23日の底値にして世界的な株安は終わった」という安心感が出てきた。

米証券スタィフエル社のストラジストのバニー・バニスターは「8月末のS&P500の株価を3,250に引き上げた。個人消費、サービス、製造業が景気の先導役を果たし、増益基調を織り込みPERの目標を引き上げ、株価の先見性に注目する」と強気見通しを打ち出した。 

「振り返ると2月に高値を記録したが、COVID-19の流行で世界の景気が沈滞した。しかし相場の下落で一時は市場の空気が停滞したが、最近の反発で底入れ感が有力になってきた」と強気見通しに賛同する投資家がふえてきた。

日本政府の先行したウイルス封じ込め対策と日銀の前向きな景気対策が効果を上げ、海外も同調し始めたことが世界経済の先行きの底入れ感をもたらせた。日本の行動が世界を動かしたのは大きな功績である。外国人は日本人の日常生活には、昔から清潔が世界でももっとも進んでいることは評判になっている。

これまで経験したことのないウイルス退治だけに、一時は恐怖感が蔓延したが、日本人の果敢な行動がショックの拡散をストップするのに効果を上げたのは大きな功績である。

日本人の高い清潔感が改めて海外でも再評価された。

われわれが誇れる生活の基本である。

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バフェットの大きな間違い

2020-05-27 17:56:55 | 投資戦略

ウォーレン・バフェットにはふさわしい「株の神様」の名称があるが、やはり神様も人間で時には大きな間違いをすることもある。

神様が米国の空輸株に投資して大きな損失を出した。

バフェットはこれまで空輸株の業績は好不況の繰り返しと判断して、けっして手を出さなかった。

しかし魔がさしたのか2016年から2017年にかけて米国の空輸株アメリカン・エアーライン(AAL),デルタ・エアーライン(DAL)、サウスウェスト・エアーライン(LUV)、ユナイテッド・エアーラインに手を出し合計93億ドル(9300億円)の資金を投じた。

景気の動向に大きく左右されるのが空輸株の業績で、典型的な景気循環銘柄である。このことは市場に参加した経験のある投資家なら塾知している。

かねて「空輸株には手を出さない」と公言してきただけに、市場では「バフェットが変身したのか?」と首をかしげた。

今回のコロナウイルス感染問題がおこり空輸株には売り物が続いた。空売り筋は「まさかバフェットが手を出す」は思いもよらなかったが、バフェットの出動だけにバフェットの買いに同調した向きも多かったようだ。

バフェットは、ことしになってから自分の間違いであったことを反省し、手持ち株を全部、見切りをつけすべてを売却した。バフェットが出した損失は50億ドル(5000億円)。

このようなバフェットの損失はいままであまり見られなかったが、バフェットは手元にあまりみられない余裕資金を抱えていただけに、いままでに見られなかった間違いを犯した。

バフェットの投資行動としては近来にはみられない売買であった。バフェットの投資暦に大きな汚点を残した。

90歳になったバフェットが、いままでの投資スタイルを変えるのかどうか注目したい。

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バフェットと孫正義

2020-05-26 15:24:10 | 投資戦略

世界の富豪の顔ぶれに必ず顔を出すのは米バークシア・ハザウエィのウォーレン・バフェット会長と日本のソフト・バンクGの孫正義会長である。バフェット会長の資産は10兆円弱、孫社長は2兆4000億円。

両社の資産額を並べてみるとバフェット会長の金額の大きいいことがわかる。ただ年齢はバフェットは89歳、孫会長は62歳、その間には27歳の開きがあり、孫会長には年齢が低い分だけ、資産の額を縮小していく可能性は大きい。

ビジネスモデルは大きく異なりソフトバンクは情報通信時代の先端をいく企業グーループで構成されており、バフェットのオールドエコノミー関連企業が中心であるのとには大きな違いがある。

バフェット・グループの現在の中核は世界最大企業アップルの大株主という時代の先端をいく成長企業が支えており、現在の成長分野のトップを行く企業に力点をおいた投資を選考すると言う投資戦略が読みとれる。

90歳のバフェットの投資戦略には現在の先端技術に力点をおくという考えがにじみ出ている。

バークシア・ハザウエィの永遠の成長を考慮し、時代の流れを先見する戦略を経営の柱においていることが外部からも読める。

90歳のバフェットは次代を読んで、これからの成長産業の中核のビジネスに投資する姿勢を明確に打ち出している。では「バフェット時代の終焉」という見方も出ているが、この世間の見方にバフェットは微笑ながら満足している気持ちが見えてくる。その戦略の本質を見落としてはならない。

 

 

 

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バフェットが守りの姿勢をとる

2020-05-25 10:30:35 | 投資戦略

バフェットに動く気配がみられない。

米国では大手機関投資家や投信などが大口の売買をした場合には、売買の執行後にSECに報告する義務がある。

いまは3月末の4半期の売買の情報を届出る時期にはっている。

バフェットの経営するバークシア・ハザウェイの動向にウォール街は気にしている。

 

バフェットのフアンは3月末までの大口売買に大きな関心をもつ。3月末に新しく投資した銘柄のほか、これまで保有してきた株式の買い増し、売却の情報も申告の対象になる。

最近の保有株(3月末)が公開されたが、その増減からみて最近の動向ではいまはバフェットの立つ余地がないというメッセージが目立つ。

バフェットの言動を通して感じられるのは「慎重論を伝えたい」という気持ちである。

長年、バフェットの動向について注目してきたが、今回のように相場観については多くを語らいのはあまりなかった。素っ気ない最近の株主へのメッセージは彼にしては珍しい。

90歳を超える年齢になり、守りの運用姿勢に入った感じを受ける。

直近のメディアとの対談でも、かつてのバフェットの緊張感は伝わってこない。

 ことしの総会はコロナウイルスで市場が騒然としている環境のなかで開催され、ことしはインターネットを通じての開催で事務的なバフェットの行動に終始した。

最近は空輸関連を売却し守りの姿勢にはいった。株主総会でもバフェットらしい言動は皆無に等しかった。長年にわたってバフェットが経営するバークシア・ハザウェイに投資してきた投資家のなかには、「バフェット時代の終焉は近い」と見る向きも散見される。

 

 

 

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バフェットの運用が踊り場

2020-05-23 15:28:15 | 投資戦略

バフェットの運用成果がさえない。

5月末のバークシア・ハザウエィのポートフォリオでは上位ビッグ5銘柄で69.46%と、全体のほぼ70%を占める。内訳はアップル35.52%、バンク・オブ・アメリカ11.19%、コカコーラ10.08%、アメリカン・エクスプレックス7.39%、ウェルズ・ファーゴ5.28%である。

残りはクラフト・ハインズ4.59%、ムーディ2.97%、JPモルガン2.96%、JPモルガン2.96%、USバンクコープ2.60%、ダビタ・ヘルスケア1.65%の5社が続き、ここに列挙した上位10銘柄で69.46%である。

バフェットの運用をみていると、もっと多様化している感じをうけるが、70%弱の銘柄に分析を集中できることが、運用銘柄数の多い運用者よりも時間の余裕が大きく、分析に深堀ができる。

バフェットの運用銘柄の数は同じ運用規模の競争相手に比べて集中度が高く数少ない運用銘柄だけに、運用者は数少ない運用銘柄アップル、バンク・オブ・アメリカ、コカコーラなどの分析に時間をかけることができ、専門的なツールを駆使して株価のパフォーマンスを追いかけることができる。

組み入れ銘柄については分析の推移に、競合相手の運用者よりも深絞りの分析ができ、競争相手の銘柄よりも優位な銘柄選択のチャンスが持てる。

競争相手を向こうに回して人気度の高い銘柄に絞るだけに、個々の銘柄のアナリストの分析資料を読む時間にも充当することができる。

銘柄数を絞った運用は、1銘柄あたりの分析に割り振りする時間が多くなり、運用成果での競争の優劣が出てくる。

バフェットのケースをみると、2人の主力運用者が銘柄の選択とポートフォリオを組み、成果の競争でファンド運用の強弱が決まるが、バフェットが運用戦略の柱をつくり、具体的な運用はトップ2人に委ねている。人気が高いのはファンドの安定的な運用成果である。

現在の投資銘柄数は50社で、上位5銘柄で69.46%と70%である。この銘柄群のパフォーマンスがバフェットの運用の成果を左右する。業種別には金融関連が30%を占めている。バフェツトが得意とする業種である。

 最近のバフェットの運用成果には目を見張る成果が見られない。

 

 

 

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