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本日(2月27日)は休稿します。
足立 眞一
世界の長者番付けを振り返ってみると、いずれも経営者は資産形成に魔術を駆使して資産形成に全力を尽くしてきたしか思えない。
本欄でしばしば顔をだす投資の神様ウォーレン・バフェットは現在、世界で第5位。当年93歳で、いまなお現役で第一線に立ち資産形成に力をいれている。その資産形成には、いぜんとして全力をつくしている。100歳までは悠々として仕事に首を突っ込むつもりでいるが、これまで築いた資産は手元に残すのではなく、先行きの米国の社会が引き続き繁栄していくために、引退後は大半の遺産は社会福祉に使われる。
世界の富豪は大半が米国に集中しているが、最大の富豪は電気自動車のテスラで話題を集めているイーロン・マスクである。資産は26兆9400億円。
続いてアマゾンのジェフ・ベゾスの21兆700億円で第2位である。
第3位はフランスのベルナード・アルノーの19兆4300億円である。フランスを訪れた外国人はフランスを代表するブランド品として手を出す。
第4位はビル・ゲイツの米マイクロ・ソフトで15兆8700億円と米国企業の看板のひとつだ。
第5位は初めにも書いた本欄での露出度の高いウォーレン・バフェットのバークシア・ハザウェイ。金融、鉄道、エネルギーなど世の中の変貌があっても繁栄を続ける企業群をたばねて経営している。歴史上では投資の神様と崇められてきた。
続いてランキングはラリー・ベージ(米グーグル)、セルゲイ・ブリン(米グーグル)、ラリー・エリソン(米オラクル)、スティーブ・バルマー(米マイクロソフト)、ムケシュ・アダニ(インド)。
国別ではフランス、インドの企業が並ぶが、米国が牛耳っている。ビッグ10の大半を米国が独占しているが、技術力と国力が強靭なのがゲインであり、この先も米国のリードは崩れない。
これをみても、われわれの資産形成の場合も国別ではアメリカの優位は崩れない。
ポートフォリオも米国が中心であることがわかる。