昨日のニューヨーク株は続落した。特に引け30分前から下落した。1月2日はフォード元大統領の喪に服して休日になるので、4連休になる。取引所が4連休になるのは珍しく、トレーダーも手持ち玉をしたくないという配慮もあり出来高も大きく減った。
2006年はダウ平均+16.4%、S&P500+13.5%、ナスダック+9.5%であった。ダウ平均は2005年がマイナスであったので、その反動高もみられ一番パフォーマンスがよかった。
ダウ銘柄の値上がり・ベスト5はGM+57.7%,AT&T+45.0%、ヒューレット・パッカード+44.5%、ウォルト・ディズニー+44.0%、エクソン+37.7%と、エクソン以外は意外性があった。企業再生期待と合理化の成功した銘柄である。これは株式投資の永遠のテーマだ。
一方、S&P500のベスト5はアルヘニー・テクノロジー(ATI・鉄鋼、金属チタン関連)+153.9%、テレックス(TEX・自動車、医療機器、宇宙関連)+120.4%、Nビディア(NVDA・画像処理の半導体)+103.7%、オフイス・マックス(OMX・事務用機器の販売)+97.1%、ビッグ・ロッツ(BIG・トップブランド商品の廉価販売)+93.5%であった。アルヘニーは相変わらず人気が強い。
S&P500の業種別では通信+31.7%、エネルギー+23.4%、消費関連+17.7%、公共+17.1%、金融+16.9%、素材+16.4%、生活必需品+12.3%、製造業+11.6、IT関連+7.9%、ヘルスケァー+6.1%であった。
これらの動きをみて2007年を見通すなら、2007年はナスダックのキャッチアップと、ハイテク、製造業の浮上が見込まれるのではないか。
東京市場の有望株をみる参考にしたいと思う。
(お断り)トリトン・ブロッグは3日まで休みます。なお「トリトンスクエア通信」は1月5日(金)に臨時号を予定しています。