足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新成長企業の誕生

2012-10-15 07:52:59 | 株式

最近の要京市場ではフェイスブック失敗を横目にみて10002000年のにITブーム相場を彷彿とさせる現象が出た。

フェイスブックより一足早く公開したワークディ(WDAY)である。先週末に公開したが株価の動きをみていると2009年のITバブの真っ最中にIPOされたヤフーを彷彿とさせる。日本のインターネット時代の幕開けを告げる現象であった。

そのような第2のITブームが株式市場によって再現できるか?

鳴り物いりで今春に公開したフエィスは様々要因が重なって挫折に終わったが、視野を拡大してウォール街をみると、第2のアップル、グーグルなどを生み出すような動きが始まりはじめた。1990年代にピープルソフトを設立し、人気株に仕立てあげた、経営者デディブ・ドゥフィルドは早々にオラクルに売却し、その資金でワークディ((WDAY)の経営権を握り公開までこぎつけた。クラウド・コンピューティング関連のビジネスでだが、飽くことを知らないアメリカン・スピリットの持ち主には脱帽するしかない。企業の情報投資には限りがなく、米国業界のすごさをみせてくれる。

この会社はクラウドを駆使し、自社開発のソフトを付加し企業の業務プロセスを改善するというビジネスで。先週末のIPOでは+74%も高騰した。

シンガポールの著名な最大手のEMS企業が採用して30%のコスト削減に成功した。新しく生まれたワークディに注目するととともに、関連銘柄の種探しのヒントにしたい。時代の流れは速い