NY株はナスダック指数が下落し相場は4日間の連騰に休止符を打った。
グーグル(GOOG)が立合中に決算を発表したが、広告の不振で予想を下回り株価は大幅に下落し、一時は取引が中断された。
今回のNY株の上昇はナスダック市場がリードしアップル(AAPL)とグーグルがハイテク株の相場を牽引してきた。
この日はナスダック指数は-1.01%とダウ平均、S&P50に比べて大幅安になった。
ただ市場の雰囲気には変化がなく、相場の下落は微調整で終わるという見方が有力だ。
ウォール街で注目されたのは本日の日銀の政策会合。先行きの景気の見通しが引き下げられ、何らかの金融緩和政策が決められるという期待感で円相場が軟調になった。
一方、米国の金利は上昇しドルが買われた。
昨日の東京市場は日銀の緩和政策への期待と円相場の軟調から、これまで売られていた銘柄がリードして上昇した。
ただ相場の中味をみると輸出関連に加えて、それ以外の銘柄にも人気が集まった。
われわれが、ここ6ヵ月間、注目してきたオリックス(8591)、光通信(94355)、カルビー(2229)、メガチップス(6875)が昨日は新高値になった。この動きをみていると相場の基調の強さが実感される。
単なるテーマや材料だけでなく、業績の好調な銘柄に物色の矛先が向かっている。引き続きこれらの銘柄の人気は続くだろう。銘柄の選択には合理性が出てきたのは好ましい。