足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株が2万ドル台割れ・・・初の押目が示現

2017-01-31 06:15:19 | 投資戦略
NY株は大幅な下落で心理的な壁2万ドルを割り、NY株は74日ぶりの大幅な下落。
気にされたのはトランプ政策の難民や「テロ懸念国」への入国制限。全米でデモが拡大している。
VIX(恐怖)指数が急騰し10から12に急進した。
先週は史上初の2万ドル台を実現した後だけに、一部の調整期待感に拍車をかけた。ダウ平均30銘柄のうち27社が下落した。
今週はアップル、フエィスブック、アマゾンの人気銘柄の決算発表が控えており、株価の大きな崩れはないだろう。
NY株の調整は投資家には押し目買いの絶好のチャンスである。 バフエットのバークシア・ハザウェイ(BRKA)とIBMに新春いらい、長期投資の米国株として買い場を狙ってきたが、チャンス到来である。
この2銘柄を米国株の長期保有株に入れたい。
昨日のNY市場の円相場は113円に上昇した。

ソニーがエムスリー(2413)の所有株1億2738万株(所有割合39.34%)のうち1730万株(同5.34%)の売却を決めた。ゴールドマン・サックスに譲渡し市場に放出する。理由は保有株コロンビア・ピクチャーズの営業権の減損に当てる。現金の支出はなく、その分はキャシュフローの増加につながる。エムスリーの株価への影響だが、好調な決算を発表した後で、一時的にマイナス反応した場合は買いのチャンスである。放出後は買われるとみる。

東京市場でも今週から決算発表のラッシュが始まる。相場の下値は限定的である。

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今週の焦点 決算発表

2017-01-30 07:22:14 | 投資戦略
今週は日米とも決算発表が焦点。米国は31日(火)のアップルを皮切りにフェイスブック、アマゾン、ビザ、メルク、PSXと人気株の発表が始まる。
東京市場で決算の注目株は大和証、JR東日本、任天堂、第一三共、アステラス、富士フ、村田、JAL,三井住友、みずほF、日立、カルビー、武田、キーエンスなどである。
日本企業は足元の円安を経営者がどうみるかが焦点。ウォール街では2017年の企業業績の見通しに注目したい。
ウォール街でのトランプ人気の継続性には良識あるストラチィジストたちの間でも評価する向きが増えてきた。連日、発進するツイッターの威力は一向に衰えず、米国が失っていた“アニマルスピリツ精神”の回復を期待する人気には注目したい。
これまで出された政策の効果の実現には時間がかかるが、「米国は変わる」という自信が芽生えてきたことには大きな注目点だ。
トランプ政治に反発した経営者、大手機関投資家、ヘッジファンドも現実的な行動をとりはじめた。それがNYダウの2万ドル台乗せが物語る。
東京市場では決算の発表が個々の銘柄の見直し人気につながるだろう。
その一例がMonotaRO(3064)だ。注目を続ける。

先週27日から書店に並びはじめた拙著「株で資産を蓄える」(開拓社)が発売後、amazonランキング(ネッと販売)の“売れ筋ランキング/バフェットの本の売れ筋ランキング”のベスト1~4位のゾーンで推移している。読者には謝意を表したい。
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日本株がNY株より上昇スピードが早い・・・注目株が上昇

2017-01-28 07:43:08 | 投資戦略
今週はNY株にとっては記念すべき1週間でダウ平均株価は2万ドルの大台を維持して引けた。一部の景気指標の軟化が気にされたが、上昇トレンドの勢いは続く。
背景には好調な企業業績の発表がある。来週はアマゾン、フェイスブック、アップルの決算発表がある。最近の相場を牽引した金融、製造業は下落したが、バイオ、医薬品、ハイテクは堅調。
日銀の国債の買い入れ増額で円相場は下落した。問題のメキシコの通過ペソは上昇した。
日経新聞など日本のメデイアの論調はトランプ政権の運営に懸念をもつが、ウォール街ではその種の懸念は多くなく、今後の経済政策、株価の行方についても強気な見方が支配する。NY株の動きを追跡していると実感として分かる。

日米の株価を振り返ると昨年11月の大統領選の安値から日経平均は+21%、NYダウは+12.%で日本株の方が上昇率ははるかに高い。大きな理由は円相場の下落で日本の投資家の方がトランプ大統領当選の恩恵を受けているからだ。株価の上昇率は2倍以上というのは、外人投資家の日本株の見直しの大きな理由にもなっている。今後の日米の株価の動きを判断する上での大きな注目点である。景気、企業業績の回復のスピードは米国を上回るのか?

東京市場でも決算発表が始まった。
いままでのところポジティブな決算が大勢の動き。
われわれの注目のコア銘柄のエムスリー(2413)、MonotaRO(3064)が決算を発表した。予想を上回る内容で成長路線が一段と上方にシフトする。この種の株の出番がこれから始まる。
テーマ買いから個別物色の人気も浮上する。再度、強力に推奨したい。


久しぶりに新書を書いた。書店に並ぶはずである。
題名は「株で資産を蓄える」(開拓社)。
ここ20年間、バフェット、ピータ・リンチ、ビル・ミラーという20世紀が生んだ史上最高の投資家の教えをもとに、ヘッジファンドを交えた投資論である。
PCで書きながらIT革命のすごさを実感した1年であった。世の中は大きく、今日も進歩している。

発行元の「開拓社」は学生時代に愛読した月刊誌「英語青年」でなじみのある会社。感無量である。
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物色の幅が拡大・・・トランプ相場が続く

2017-01-27 06:20:46 | 投資戦略
NYダウ平均は2万ドル台乗せ、今後の相場展開について様々な見方が出てきた。
著名なストラチィジストのエド・ヤネリ(Ed Yardeni)は次のような見解を出した。
「トランプ大統領への好き嫌いは別としダウ平均+9.5%、S&P500が+7.4%になり、選挙以来、消費者信頼感指数は週間でも月間でも上昇を続けた。
12月には55歳以上の個人信頼感指数は2007年いらいの高水準になった。しかし若年層の間には高揚感はみられない。トランプ人気は年齢層が高い人に人気がある。
Markit購買者指数は1月には55.1と2015年3月以来の記録的な水準になった。地区連銀(NY,フィラデルフィアとリッチモンド)の景況感指数は12月の0.5から14.0に急上昇した。2014年以来の記録的な数値である。
問題もある。センチメントが過熱していることだ。
投資家情報センチメントの強気/弱気指数は7週間連続で3.00を超えた。
しかし心配の必要はない。私の見解どおり“トランプ大統領を低評価してはならない。好悪の勘感情だけでの判断は間違う”。」
ウォール街での雰囲気をつかみ、相場の現状を専門家の目でみた見解を出した。

このようなウォール街の雰囲気に応じて東京市場でも物色人気の幅が大きく広がってきた。
昨日の人気は繊維、パルプ紙、化学、ガラス、鉄鋼、非鉄、機械、電気、輸送用機器、精密、陸運、海運、倉庫、情報・通信、卸売、銀行、証券、保険、不動産が上がった。
相場に厚みが出てきたことに注目。
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NYダウがついに2万ドル台

2017-01-26 06:28:35 | 投資戦略
NYダウ平均が待望の2万ドル台乗せ。
相場のリード役は金融、バイオ、薬品、コンピュータ、半導体、ハイテク、石油、証券で個別銘柄ではゴールドマン・サックス、ボーイングの上昇が目立った。
昨年11月の大統領選でのトランプ勝利で大台替わりに挑戦してきたが、ようやく実現した。トランプ大統領は正式就任以来も規制緩和、減税、財政政策の拡大を旗印に掲げ猛スピードで「強い米国」の復活を掲げてきた。これまで口にしてきた公共投資の拡大に早々に乗り出し橋梁、道路の改築計画にサインした。
引き続き看板のツィツターを連発し、昨日は「Great」と発信した。ダウ平均2万ドル乗せに寄せた感慨である。歴代の大統領のなかでは市場にもっとも身近である証明だ。投資家と共にあるのが良い。
ダウ平均が1万9000ドルに乗ってから2万ドル台まで42日間を要したのが、そのスピードは史上2番目に速い。トランプ人気は投資家の間でも本格化し機関投資家だけでなく、個人投資家も出遅れないようにと腰を上げた。
これまでの慣例である「選挙買い」、「大統領就任後は売り」のジンクスも崩れた。新大統領の吹き込んだエネルギーだ。

見事であったのはウォール街で注目されるスターたちがいち早く、今回の株価の偉業を的確に予想したことだ。
すでに本ブログで紹介したがテクニカル分析のゴッドファーザーといわれるラルフ・アーカンポーラが“アメリカ新資本主義の誕生”と家族、労働者寄りの新政策を掲げ走り出した。目先、ダウ平均の5%上昇は確実“と予見した。リーガノミクス相場を誰よりも早く予想し、ウォール街の20世紀末の黄金の時代を描いた一人だ。テクニカル分析の有効性を印象づけた。
いまひとり私が注目してきたストラチィジストのジム・ポールソン(ウェルズ・キャピタル)が今週、CNBCで“トランプ人気が相場に大きな影響を与えてきたが“企業寄り”(プロビジネス)が投資家心理を駆り立てる”と米国の中産階級の所得増に注目した。

米国株が世界の株価を牽引する。昨日のウォール街では金融、バイオ、医薬品、コンピュータ、ハイテク、半導体、石油、証券の上昇が目立った。東京市場でもNTTドコモ(9437)、KDDI(9433),ソフトバンク(9984)に注目。
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