足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米連銀パウエル議長の発言に失望

2018-02-28 10:16:45 | 投資戦略
NY株は大幅下落。
米連銀のパウエル議長が初の議会証言をした。発言の内容をみて投資家は「売り」と判断した。
事前の予想では前任の政策を踏襲するという期待感が強く、今月初めの株価の波乱からは立ち直ってきたが、証言から市場が受けた印象は事前の印象に比べてタカ派寄りの姿勢を感じとった。新議長は自分の発言に市場がどう反応するかに配慮が欠けたようだ。
一方、足元の景気は好調で回復トレンドに入ったことは明らかである。それだけに、市場がマイナスの反応をしたことは、今後の相場をみる上で気になる。
イエレン前議長はその発言が株式市場にどう受けとめられるのに気を配ってきたが、市場は完全に肩透かしを食らった感じである。相場の雰囲気は2月初めの雰囲気に戻った感じである。先行きに対しての不透明感である。

本日、新規公開のジェイテックコーポレーション(3446・マ)はノーベル賞学者の山中信弥教授の研究にも関係している。ライフサイエンス関連で、業界の発展の鍵を握る。
われわれが利用している理論株価を評価には利用できないが、将来性への期待は大きい。注目していきたい。


世界的株高の兆し

2018-02-27 06:54:40 | 投資戦略
NY株は続伸。
2月初めNY株は大波乱して9年間も継続した上昇相場にも先(天井)は見えてきたムードが一時は広がったが、相場は調整局面には入らず上昇トレンドに戻る可能性が日増しに強まる。
ヘッジファンドの大御所になった世界最大ヘッジファンドのデイ・ダリオ(ブリッジウォータ)は先のスイスのダボスの会議で天井近し」と論じ、帰国してからもメデイアには「投資家にの警戒を促すような発言をくり返している。もともとトランプ政治の最大の批判者のひとりで、今なおトランプ経済政策には同調しない。

冷静に歴史をみると、このような信念をもつ大口投資家が、合理的な米国株相場を形成してきた。これまで莫大な資産を積み上げてきただけに、世の中が騒いでも信念はまげない。

NY株は強い。昨日は米国株のシンボル的な存在であるFAANG という造語の一群の株価が、依然として人気を先導した。フェイスエスブック、アマゾン、アップル、ネットフレックス、グーグルの頭文字からきた造語。アマゾンとアップルは、どちらが早く時価総額100兆円のいちばん乗せするかが大きな関心になってきた。
残念ながらこの種の話は東京市場には皆無。それだけをみても日米の実力の差がわかる。
ここに上げた銘柄のいくつかには早くから提灯をつけてきた。いちばん初めはネットフレックス(NFLX)を買った。米国株投資の魅力が体感できた。

昨日の東京市場では昨年12月に公開した歯愛メディカル(3546・JQ)が急騰、昨日は19%上がって11,950円になった。新興市場での最近の人気株で、短期間に暴騰した。国内歯科医院向けに歯科材料をカタログ上でウェブ販売を行う。
新興市場であるがこのような好パフォーマンスの株がでてきたことは大歓迎。公開日の初値は4030円。

明日(28日)、マザーズに新規公開されるジィテックコーポーレーション(3446)を、有望なIPO銘柄として、本年初めて注目したい。
「トリトンスクエア通信」の2月14日号で詳細は書いたが、公開後、人気づくだろう。

大相場の入り口に立ったのか? NY市場の異常な動き

2018-02-27 06:15:36 | 投資戦略
NY株は続伸。
2月始めNY株は大波乱して9年間も継続した上昇相場にも先(天井)は見えてきたムードが一時は広がったが、相場は調整局面には入らず上昇トレンドに戻る可能性が日増しに強まる。
ヘッジファンドの大御所になった世界最大ヘッジファンドのデイ・ダリオ(ブリッジウォータ)は先のスイスのダボスの会議で天井近し」と論じ、帰国してからもメデイアには「投資家にの警戒を促すような発言をくり返している。もともとトランプ政治の最大の批判者のひとりで、今なおトランプ経済政策には同調しない。

冷静に歴史をみると、このような信念をもつ大口投資家が、合理的な米国株相場を形成してきた。これまで莫大な資産を積み上げてきただけに、世の中が騒いでも信念はまげない。

NY株は強い。昨日は米国株のシンボル的な存在であるFAANG という造語の一群の株価が、依然として人気を先導した。フェイスエスブック、アマゾン、アップル、ネットフレックス、グーグルの頭文字からきた造語。アマゾンとアップルは、どちらが早く時価総額100兆円のいちばん乗せするかが大きな関心になってきた。
残念ながらこの種の話は東京市場には皆無。それだけをみても日米の実力の差がわかる。
ここに上げた銘柄のいくつかには早くから提灯をつけてきた。いちばん初めはネットフレックス(NFLX)を買った。米国株投資の魅力が体感できた。

バフェットの株主宛の書簡

2018-02-26 09:57:45 | 投資戦略
週末、ウォーレン・バフェットは年次報告書を公開した。109ページに及ぶ長文の報告書で、日本の企業が発行する株主向け通信の類だが、内容の分厚さでは問題にならない。バークシア・ハザウエィの投資運用について詳細に報告されている。
株主はバフェットの最近の経済、投資などの見解を、報告書から汲み取れるので、市場は公表を待ち望んできた。
しばらく大型の買収案件が出てこない。本業の柱の一つは資金運用だが、それだけが会社の収益源ではない。80社という数多くの企業を傘下に抱え、そこから生み出される収益の一部がコア・ビジネスの拡大に利用される。
最近、新しい買収がないのは「買収案件の持ち込みはあるが、競争力のすぐれた経営陣がすくない」と理由を上げる。
現在の同社のコア・ビジネスは保険業だが、この業界だけに頼るのでなく2本目の柱の探しには余念はない。現在、買収に充当できる資金は10兆円超も保有している。これまでの成長過程では、こんな大きな資金を手元に温存したことはなく、持ち込まれる案件から次の案件を選んできた。
目下、新しい案件を探していると、気になる発言はあった。
彼が望んでいるのは株価水準が低くなり、意中の対象の株価が低くなることだ。
先週、市場に伝わった医薬品株の買いも買収分野を拡大する意向のようだ。





NY株の続騰、世界の投資家は前向きに。

2018-02-24 08:38:31 | 投資戦略
NY株は急騰。週間でみると2週間の上昇相場が続く。
相場を先導したのは銘柄ではゴールドマン・サックスで金融関連の代表銘柄。金融株の人気をみるには、投資銀行の動きをみるのが投資家の間では根付いている。銀行のJPモルガンと並んで金融の代表選手である。
先般来、相場をリードしてきたのは金融株のほかではエネルギー、ハイテクである。
人気株といえば銀行、バイオ、医薬品、製造業、コンピュータが代表選手だが、いずれも米国産業界の表看板である。残念ながら東京市場にはこのような人気業種の勢ぞろいはみられない。

債券王の異名をもつガンドラック(ダブルライン・キャピタル)が「相場の動向をみるには、最近はビットコインが先行指標になってきた」と語る。一時、大幅安になったが、最近は戻り歩調にはいった。投資家の心理をみるに、その相関度に注目する向きが増えてきた。かつて米国の債券王はビル・グロスであったが、最近ではメデイアの間では彼の言動に大きな関心が集まる。ウォール街での代表選手の世代交代が進む。

今月の前半の動きではNY株は調整局面にはいる兆しがみられたが、そのような懸念はなくなり足元の米景気、企業業績の復調への関心が高まった。
東京市場でも銘柄選択の幅を広げたい。