足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米国の第2四半期の決算

2022-07-30 16:08:07 | 投資戦略
米国では第2四半期の決算発表が始まった。
これまで好調であった企業業績には、先行きにわずかながら陰りが見えてきた。
GDPが2期間続いて下落したら注意信号とみて、景気の先行きに警戒信号とみる経験則がある。本年1~3月のGDPは-1.6%であったが、第2四半期(4~6月)も-0.9%になった。
これまでパウエル連銀議長は緩和政策を継続してきたが、足元のGDPは2四半期間の連続マイナスになった。
このような6ヵ月間のGDPの動向がマイナスになったのは久ぶりである。足元の企業在庫の数値の積み上がりが目立ち景況の足を引っ張りはじめた。
第2四半期のGDPの数値をみて、これまでの経験則から好調な景気上昇に暗雲が出てきたと判断する足の早い投資家の間では悲観論が出て来た。
個々の企業では小売の大手企業ウォールマートが消費動向に陰りがでてきたという決算数字を発表した。米国の代表的な消費関連企業である。
海外では、これまで絶好調であった中国でも成長に陰りが出てきたのはショックであった。
米国企業では、しばらく見られなかった消費の行き詰まり現象である。
このような現象がしばらく見られなかっただけに、投資家にとっては大きなショックだ。
相場が調整局面いりにはいるが、株式市場の典型的なサイクル現象がはじまった。

米国では消費の行き詰まり

2022-07-30 16:00:45 | 投資戦略
米国では第2四半期の決算発表が始まった。
これまで好調であった企業業績には、先行きにわずかながら陰りが見えてきた。
GDPが2期間続いて下落したら注意信号とみて、景気の先行きに警戒信号とみる経験則がある。本年1~3月のGDPは-1.6%であったが、第2四半期(4~6月)も-0.9%になった。
これまでパウエル連銀議長は緩和政策を継続してきたが、足元のGDPは2四半期間の連続マイナスになった。
このような6ヵ月間のGDPの動向がマイナスになったのは久ぶりである。足元の企業在庫の数値の積み上がりが目立ち景況の足を引っ張りはじめた。
第2四半期のGDPの数値をみて、これまでの経験則から好調な景気上昇に暗雲が出てきたと判断する足の早い投資家の間では悲観論が出て来た。
個々の企業では小売の大手企業ウォールマートが消費動向に陰りがでてきたという決算数字を発表した。米国の代表的な消費関連企業である。
海外では、これまで絶好調であった中国でも成長に陰りが出てきたのはショックであった。
米国企業では、しばらく見られなかった消費の行き詰まり現象である。
このような現象がしばらく見られなかっただけに、投資家にとっては大きなショックだ。
相場が調整局面いりにはいるが、株式市場の典型的なサイクル現象がはじまった。

長短金利の逆転現象

2022-07-29 16:27:41 | 投資戦略
NY市場では短期金利が長期を上回る逆イールド曲線になった。
金融市場では長期金利が短期金利を上回るのが本来の常識だが、この日は短期金利が長期を上回り、常識とは逆のイールド曲線になった。

足元の米国景気は好調だが、ここへきて景気には先行き警戒が必要とみる投資家も散見される。
このような場合には景気はいったん調整局面にはいり、回復局面にはその後というのが、これまでの慣例であるが、今回は慣例を打ち破るかどうか。

バイエル連銀総裁は「現状をみるとGDPは低迷しているが、理由は企業の在庫積み増しの鈍化であって、好調な労働市場の動向をみていると現状はリセッションの入り口とするは間違い」という前向きの見方である。

問題はインフレ懸念が一部の産業界に台頭し始めたことである。
次回のFOMCでインフレ懸念を理由に大幅な利上げに踏み切るという観測が常識になり、バイエル連銀議長は、引き締め政策を続けても、相場の方向性には変化はないとは強気である。

米国では第2四半期の決算発表がはじまった。いずれも絶好調で、昨日のアップルを皮切りに花形企業の決算発表が続く。
本日の時間外のNY株は先行きの好調な企業業績の発表を織り込み、景気の好調を背景に上昇している。このまま業績相場が継続すれば買い方には大きなチャンス入りになる。