NY株は3日ぶりに反騰した。
これまで相場の頭を抑えてきたハイテク株が反騰した。アップルが決算を控えているが+3%になりハイテク株をリードした。
この日、決算発表したヤフーは久しぶりの好決算で上昇した。グーグルから移籍したCEOのメイヤーの初めての決算説明あがったが、利益が事前の予想を上回った。広告収入の好調が背景だ。3ヵ月前の就任いらいマリサ・メイヤーの経営力に注目する向きが増えていたが、決算発表でまず市場の期待に応えた。今回の決算ではグーグルが大幅安になったのとは好対照である。
ヤフーの収益の源泉である広告収入が反転した。
米国での今夕は大統領選にからむ最後のTV討論会が開催される。過去2回の討論会ではオバマ、ロムニーの両候補の人気は互角であった。最後の討論会が選挙の結果に影響する可能性が高まってきた。11月には新大統領が決まり相場の不透明な材料は一つなくなる。
先週末、東京市場で公開されたトレンダーズ(6069・マ)の初日は買い物が殺到し寄付かず、2日目に6500円とIPO価格2,550円の2.5倍で寄り付いた。インターネットを利用した女性向けの美容関連サービスというビジネスモデル。一般受けする事業内容だが、われわれの理論株価は5,890円。理論株価に時価が到達した。分野が限定されるだけに成長には限界がある。
投機と割り切った資金が圧倒したが、この種のケースでは公開後が株価のピークになる。ITバブル時の株価の過熱に等しい。