足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

北朝鮮問題は無視、押し目買いを続けたい

2017-11-30 06:38:42 | 投資戦略
NY株はナスダック指数が大きく下落したが、NYダウ平均は堅調。ほかの世界の株価
はヨーロッパは堅調であった。北朝鮮のミサイル発射は話題に上らず、投資関連のメデイアは無視した。われわれの関心事はトランプ大統領の今後の行動だが、従来と異なるのは中国が米国寄りになってきたことだ。大国が小国に振り回されるような構図を、世界の大国は一日も早く排除したいはずだ。

メデイアが一斉にスペースを割いて報道したのがビットコインの1万ドル台乗せ。昨夜半の日本時間に相場が崩れた、一時は10%以上の上昇率であったが、上がるときも下がるときも変動は大きい。それにビットコインは20兆円の市場なので、相場の波乱はこれからもしばしば起こるだろう。
昨日もJPモルガンの経営責任者ジェミー・ダイモンの「ビットコインは詐欺だ」という警戒信号が伝えられた。
本レポートでは、今後もその相場については取り上げていきたい。

今朝の日経新聞では2期連続2ケタ増益で高いPBR(株価÷1株当り株主資本)のリスト20銘柄が紹介された。株価の年初来騰落率も記載された。上昇率は北の達人(+857.1%)。
われわれのれぽーと「トリトンスクエア通信」で特選銘柄として注目をつづけてきたMonotaRO,エムスリー、寿ススピリッツ、ヤーマンの4銘柄が20銘柄の中にはいった。この4銘柄はわれわれ独自の基準で選んだ銘柄である。現在も特選株に加えている。

話は変わるが相場戦略での押し目は買いの見方は不変である。

年末から新年はチャンス・・・視点を絞る

2017-11-29 08:23:18 | 投資戦略
NY株は好調。
3指数そろって新高値を更新した。
難航している減税法案は共和党で不協和音があったが、上層部がきわどい票数差だが議会を通過するメドが立った。トランプ政策の最大の景気刺激策だけに、市場では安心感が漂う。
昨日のNY相場の内容は金融、薬品、保険、製造業、通信が買われた反面、バイオは軟調。ウォール街では医薬品業種をバイと医薬品の2分類にした。
減税法案が成立すると、株価の先行きを読む上での不透明感が一つ消える。
相場を考える場合になによりも強いのは景気が底入れ、企業業績の好調である。

ビットコインが東京市場で100万円台に乗った後も堅調で、簡単に110万円台まで上がった。
ウォール街では「ビットコインはクラシュ寸前」の声が高い。しかしビットコイン相場は「わが道を往く」と雑音を振り切り堅調。
フォートレス・インベストメント・グループを立ち上げた、億万長者マイケル・グラッツは「近代の社会は銀行、鉄道、インターネットなどの活用をモノの移動に活用してきたが、ビットコインは全くの別物」と、その本質を別の新視点から見る。2018年末には$40,000になるだろう。(本日の相場は$10,000)。
ヘッジファンドの口から聞いたはじめての見方。彼はいままで投資して大きな利益を上げた。

任天堂が先週、待望のスマホ向け「アニマルクロシング」(任天堂のソフト名は「どうぶつの森」)を世界にリリースし、昨年のファイヤエンブレイムを大きく上回り、先行公開した「スパーマリオラン」の公開後1週間の半分1500万ラウンドロードを記録した。いよいよ任天堂が全方位性型の営業戦略を開始した。株価は押し目買い。

NY株は地固め  ビツトコインと任天堂

2017-11-28 08:23:53 | 投資戦略
ビトコインが100万円の大台に乗った。
波乱が予想されたが大騒ぎというより静かに“わが道を往く”とばかり周辺の批判を無視して黙々と上昇している。
過熱感の批判の先鋒は世界最大のモルガン銀行のジェミー・サイモン最高責任者だが17世紀のチュープ・バブルになぞらえ、泡沫の泡のように消えると主張する。
大手ヘッジファンドのケングリフィン(シタデル)も「泡が消えるのは時間の問題。ただ枠組みのブロックチエーンは堅牢なものいだ」と語る。
今回のブームにいち早く乗った世紀の投資家ビルミラーは「資産の5%をビトコインにした」と語っていたが、今は資産の10%になったはず。
お隣の韓国では1ビットコインが1万ドル台乗せした。
今年は年所来、10倍以上になったのだから、近来にない驚異的な投資物件である。

任天堂(7974)が週末の米国での人気が伝えられ株価が大きく人気づいた。次は12月のクリスマス・ショッピングが山場になる。会社側は詳細な米国の模様にはふれないが、新しい見方は市場最高のヒット製品Wiiの1億台を上回ることは確実とウォール街ではみる。
携帯用にも使用できるのでWiiと異なり、アメリカでは1家族に1台以上の購入が期待できる。年末、新年にむけて一段と人気が高まるだろう。Switch向けのポケモン発売が話題になってきた。

さまざまな投資が動く

2017-11-27 07:15:01 | 投資戦略
ビットコインの価格が待望の100万円大台にのった。本ブログでも連日、追求してきたが、株式のように相場判断する確たるツールはないので、相場を追求しながら感じたのはその習性は自分なりに掴み取り、方向性を判断するしかないということであった。

私の科学的な判断ではないが、今月前半の動きから年内には円ベースで100万円台に乗せると予想した。本レポート「トリトンスクエア通信」の長年の読者なら、最近のレポートから、私の予想は感じ取っておられたと思う。

ある一時期まで強気のバフェットが一転して慎重論に転換したし、米金融界の大物のジェームズ・ダイモン(JPモルガン最高経営責任者)は「オランダの17世紀の悪名高いチューリップ投機と同じ」を繰り返し、その存在を攻撃してきた。
しかしビットコインは、これらのあらゆる批判的な見解に反して,昨夜(日本)、米ドルで9,230ドル、円では100万円台をつけた。本レポートで取り上げ始め(本年1月)、10ヵ月で10倍になった。
ウォール街では、見通し1万ド台第乗せを正面から出す向きはすくないが、相場の上昇は日本では静かなる100万円台乗せである。日本の投資家の参入も着実に増えている。久しぶりに投資の醍醐味を経験されたはず。
私は相場の世界でのまれに見る新投資対象という見方を変えていない。


話は一転するが任天堂(7974)の年末相場には大きく注目したい。先週の感謝祭から、本格的に消費者への浸透がはじまる。本格商戦のスタートである。

感謝祭開けの世界株は好調

2017-11-25 07:23:00 | 投資戦略
感謝祭明けの世界の株価は上昇した。
ウォール街ではお祭り気分を引きずり、相場の立会いは午後1時で打ち切られ個人投資家はショッピングに繰り出した。
相場はバイオ、医薬品、製造業、ハイテク、コンピュータ、通信が高く、これまで人気の中心であった金融株は下落した。
目立ったのはアマゾン、ウォールマートなどの小売株である。これまでの人気のパターンが展開され、個人投資家のセンチメントが大きく改善されてきたことを実証した。
アジア、ヨーロッパ株も好調だ。アマゾンの時価総額は5715億ドル(64兆円)になった。アップル、グーグルの後を追いかける人気の勢いは2018年にも持ち越される。
個人投資家の買い物が集中した任天堂スイッチの人気が高く、クリスマス商戦に備えて準備された製品がこの日はよやく消費者に手元に届いた。任天堂の第3四半期の決算数字に顕在化し、年末相場の立役者になるだろう。
任天堂の株価も先行した東京市場で先取りした人気が、そのままNY市場にも移り急騰した。

ウォール街では新年に賭ける期待感が一段とたかまり、人気株の中心はFAANG(フェイスブック、アマゾン、アップル、ネットフレックス、グーグルの親会社アルファベット)が2018年の人気の立役者になるという見方が一段と高まった。
12月は米連銀の利上げを控えるが、ゴールドマン・サックスは強気相場は2018年、2019年とあと2年間は続くと強きだ。