ことしのバロンズ誌の新年の座談会でハイテク株に引き続慎重論を出したのはフレッド・ヒッキーであった。
ハイテク株の専門家で長年にわたって、業界を分析し、自分の資産運用でもハイテクの売買を行ってきた。弱気の始まりはITバブルのピークで、それ以来、12年余も弱気であった。ITバブルで米国を牽引した一大技術革新が終焉し、新技術の芽はしばらくは開かないという信念の持ち主。
ただ 年初来久しぶりにハイテク株に成長の芽が出てきたとみる。
ことし半ばに新春座談会のフォローアップ版が出たが、その時も「9月になったら考える」と再度、強調していた。投資は金相場に偏った運用であった。
ただこれまでの慎重論のなかでもアップルの売買にはちゃんと参加してきた。
さて、われわれの関心事はヒツキーの胸に秘めた銘柄はなにか。
10~月相場に向かってハイテク株の評価を急ぎたい。