足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

アマゾン対グーグルの勝負

2018-04-28 11:09:10 | 投資戦略
NY株はS&P500、ナスダックは上昇したがダウ平均は小幅安とまちまちの動き。
韓国と北朝鮮の両首脳が「板門店宣言」に署名し、完全な非核化の実現で合意した。年内に朝鮮戦争の終戦宣言をする。米国にとっては中東問題が残されているが、朝鮮の南北問題の解決はアジアにとっては朗報である。

米国株の基調は強い。9年間に及ぶNY株の上昇トレンドは、相場サイクルからしてどこかで本格的な調整局面いりすることは、多くの投資家の頭に残る懸念材料だが、業績好調が相場の上昇トレンドを支える。

一例はアマゾン(AMZN)の株価の強いことだ。米国でのインターネット間連の代表株は長い間、グーグル(GOOG)であったが、最近はアマゾンが指導的な位置を占める。年初来の株価の上昇率をみるとアマゾンが+80%、グーグルは+20%である。昨日も株価は+3.6%で$1617.54まで上昇した。
ゴールドマン・サックスでは「買い」推奨を継続し、インターネットのデータ・センターの拡張と多様化を進めてきたが、先行き成長率は一段と高まるとみている。最近もアマゾン・プライム・サービスの年間料金を$99から$119に引き上げたが、手元の豊かな流動性を駆使して競合相手よりも一歩先を行くサービス提供で、値上げによる新サービス提供を顧客は受け入れる。成長の好循環にはいった。
アップルとアマゾンの競合は、株価の人気化からはアマゾンに軍配が上がる。



弱気風を吹き飛ばす

2018-04-27 06:42:36 | 投資戦略
NY株の雰囲気は一転して好転、株価は大幅高になった。
特にこの日、先頭をきって相場に火をつけたのはハイテク株であった。フェイスブックの決算が絶好調で事前予想を大きく上回った。最近、議会でビジネスの問題点が取り上げられ、株価は大幅に下落していたが、この日はこれまでのマイナスをとりもどした。
この人気がほかの好決算のハイテク株を押し上げFAANG(フェイスブック、アップル、アマゾン、ネットフレックス、グーグル)が大幅高になった。いずれも決算が事前の予想を上回り、成長のトレンドはいささかも衰えていない。米国産業の底の深さを誇示した。ハイテクのほかに、バイオ、医薬品、コンピュータ、製造業,証券株が人気を集めた。
4月にはいってからは長期金利が上昇トレンドにはいり、年後半に米連銀の利上げがコンセンサスになったが、金融が引き締まる過程で9年に及ぶ世界的な株高がどこでストップすうかの議論がこれかららは盛んになるだろう。フェイスブック、アマゾン、グーグルが相場の行方をにぎるだろ。
来週から東京市場でも決算発表が本格化する。
ウォール街では株価の先行きに警戒感も一方では根強い。相場の方向性をみるには、いままでの発表企業だけで判断」するには材料不足である。

ナスダック市場がビットコインを上場

2018-04-26 09:38:16 | 投資戦略
NYダウ、S&P500は小幅高だが、ナスダック指数は安い。同指数は最近の相場の牽引役であっただけに、上昇の勢いが消えてしまったのを気にする向きも多い。
国債の10年物が利回り3%台になったことは、金利の先行きには気がかりである。
米国景気の先行役的な存在のボーイング、テキサス・インスツルメントなどの増益基調も終盤に来たと見る向きも多く、ナスダック指数の足を引っ張った。指数は5日間の下落。相場の先行きを読む上では気になるところである。

ナスダック市場では人気の仮想通貨ビットコインの上場を検討している。「ビットコイン人気は一時的なものでなく永続性のある商品である。取引ルールを厳格にして有望な商品に育てていきたい」としている。
ビットコインは昨年12月にはドルベースでは2万ドルに接近し年間で1300%も高騰した。しかし、本年には暴落し円ベースでは2月には60万円まで下落した。このように相場の変動率は大きい。ナスダックでは取引ルールを整備し、多くの投資家の参入を期待する。相場の動きの上下への変動は安定化し、通貨としての利便性が高まることが期待できる。


ビットコインの過熱観が沈静

2018-04-25 09:23:31 | 投資戦略
NY株は大幅安。
金利が上昇し10年債(国債)が3%台に乗せた。5年ぶりのことである。株価の下げの先頭を切ったのは製造業、素材、ハイテクで最近の戻り相場の先導役でもあった。
現在は足元の企業業績の数字を見ながら先行きを判断するが、投資家は現在の好調な数字が、今後も継続するかどうかについて確信は持てない。

ビットコインが円ベースで100万円台に復帰した。ただ市場には昨年のような投機熱はみられない。
昨年の場合にはそれぞれの上昇局面では相場をリードする主役が存在し、相場を押し上げる材料も出ていたが今回はメディアの報道も静かである。すでに米国人のうち5%が何らかの形で関係してきた。
大手金融機関には昨年のような前向きの営業活動も見られず、相場の変動も昨年とは大きく異なる。
こんな時は出そびれた向きにはチャンスである。

任天堂の新製品は人気を呼ぶだろう

2018-04-24 06:25:38 | 投資戦略
米国に続いて出遅れた東京でも2018年第1四半期の決算発表が本格的に始まる26日に集中するのはアステラス製薬約、オリエンタルランド、新日鉄住金、コマツ、日立建機、キーエンス、ローム、任天堂である。さらに日立製作所、ソニー,NTTドコモなど。
ウォール街では日本より1~2週間早く始まった、
米国では好調な決算が株価にはプラスにならなかった。
日本の今週のハイライトは、ゲーム機器株の好調で、それが株価に好影響をもたらし、人気の広がりをもたらせるかどうかでる。任天堂は先週末の土曜日から新製品の発売をはじめたが、スイッチのときとは大きな違いで、顧客が殺到という現象はみられなかった。
かなり大きなサイズのゲーム機器で、Switchと合わせて遊ぶ。新しい基軸の商品である。価格は6,000円台である。従来の商品との違いは買い手が箱がら出し自分の手で仕上げる。
私の家では小学校5年生の孫が約2時間で完成させた。
あきらかにこれまでのゲームとことなり、まず作り上げた作業の満足感に孫の笑みがとまらない。
これは任天堂がこれまで抱いてきた夢のひとつの出現でだろ。現物をみていて、そばからも喝采の声をあがった
新しいゲームの新分野を静かに開拓した。

先週も任天堂の売買代金はトップを続けている。高速回転商いの手段につかわれるが、投資家には決してブラスでない。
通常の株価のような売買が望ましい。株価にはいつもゆがみが存在している。